ギャンブル依存症が危険だという話は当然のように思われていますが、実はゲームや動画視聴も男性がハマると危険なのはご存知でしょうか。今回のメルマガ『佐藤えいきの「自分キラキラ!夫に振り回されない私になるメルマガ」』の著者で男性夫婦カウンセラーの佐藤えいきさんが、旦那さんが依存症になってしまった場合の妻としての対応を紹介しています。
この記事の著者・佐藤えいきさんのメルマガ
夫がハマると依存や中毒になる
普段、このメルマガでもこのブログ「【夫婦改善】夫がどうであっても貴女は幸せになる!」でも女性にとって困った旦那・めんどくさい旦那・問題行動な旦那(笑)のお話しを過去に結構してきてますが、もし。もし、貴女の旦那さんが以下の3つのどれかの場合は要注意です。
1.ゲーム(オンラインゲーム・スマホゲーム含む)ばかりしている
2.ギャンブル(競馬・競輪・競艇・パチンコ)依存
3.動画やネットフリックス(Amazonプライム)三昧
どれもありがちですが…。
実はこれゲームもギャンブルも動画視聴もどれも中毒性と依存性がある可能性のあるものなんです。だから「危険」。
なぜ危険なのか?というと、以前もお話ししましたが、旦那=オトコは一度に1つのことしかできないから。何か1つのことに集中すると
別の何かが“確実に”おろそかになるからです(笑)。
それだけ…。オトコは1つのことに集中して何かをやり遂げる、目標を達成するという力には長けているのですがそれはつまり1つのことに集中“しすぎて”他のことに“手が行き届かなくなる”ということを意味しています。
なので。ひとたび旦那がゲーム・ギャンブル・動画視聴のどれかにハマってしまうと
・夫婦の時間がなくなる
・夫が貴女と話しをしなくなる(コミュニケーションが乏しくなる)
・小さいお子さんがいる場合、旦那がゲームに夢中になってる間に子どもから目が離れてしまう
という危険性があります。だから小さい子どもを子育て中の夫婦の場合、旦那がゲームに集中しすぎて子どもが事故やケガをする可能性があるので、とくに危険です。
そしてゲームや動画視聴を何時間も続けることで旦那には睡眠不足や休みの日などは「昼夜逆転」が起きますしね…。だからアタリマエ体操ですけど健康にも良くないし、ますます貴女や子ども達と一緒にいる時間が減ったり、貴女とのこころの交流や関係性の深化の機会も減ったりするからです。
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旦那が“ゲーム好き”な場合
いつもサトウのブログやメルマガを読んでくださっている賢明な貴女ならもう分かると思いますが、旦那の頭の中はほぼ「中学生男子」。見た目はもうすでにオッサンでもアタマの中は「戦うこと・争うこと・勝つこと・エロス」でいっぱいです。
だからゲームってたいてい競争するもの、例えば銃や乗り物で敵を倒すシューティングゲーム、格闘ゲーム冒険するRP(ロールプレイング)ゲームなのです。
そういうカテゴリーのゲームを小学生や中学生が夢中になってプレイするのはまぁ分かりますが、30代~40代のおっちゃんが夢中になってやるわけですからね(笑)。だから旦那がゲームにハマっている場合は「要注意!」なわけです。
旦那の心理として(とくに男性心理として)はゲームと言えども
「人より勝ちたい」
「人より優位に立ちたい」
「周りからすごいと思われたい」
「(何かを)クリアして達成感を味いたい」
「ゲームの世界ぐらい結果を出したい(活躍したい)」
と思う気持ちが強いからです(もちろん実社会でもそういう気持ちはあります)。
でもゲームの世界と言えども今お伝えしたような気持ちはほとんどの場合、存在するのでそれが一層、旦那をゲームの世界に引き込みます。なので「要注意!」なのです。
でもだからといってそういったゲームにハマる旦那に対して
「そんなにゲームばかりしないで、もっと子どもと遊んであげて!」
「ゲームで勝ったからって現実には何も役に立たないわ」
「ゲームの世界より現実でしょ」
「ゲームよりも子どもの方が大事でしょ」
「だからゲームなんてしないで」
「ゲームなんだからほどほどにして」
というような“正論”を伝えても旦那には旦那の理屈があるので逆効果な可能性があります。
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旦那のイイワケと頼み方
そうです。旦那には旦那の“言い分”があるのです。
「仕事してきて疲れてるんだからゲーム(動画)くらいいいだろ?」
「仕事でストレス溜まってるんだからゲーム(動画)で発散してもいいだろ?」
「オレの金なんだからオレが好きに使って何が悪い!?」
「オレには自由時間はないのか!?」
という感じの旦那のヘ理屈があるわけです。これは何もゲームだけに限りませんね。あらゆる旦那の行動には旦那なりの理屈とイイワケと言い分があるわけです。
なので貴女が正論だけで勝負するとそれが当たっている“だけに”、それが正しい“だけに”旦那としては自分の意見が間違っていることを認めることになるので(笑)、下手をすると逆キレすることになります。
だからここでのお伝えしたい大事なことは「正論で説得」するのではなく旦那には「リクエストしましょう」です。リクエスト、というとアレですけど言い方を変えると「お願いする」ということ。例えば
「ねぇ、~してもらえる?」
「〇〇して欲しいなぁ」
「疲れてる所、悪いんだけど〇〇してくれる?」
というような言い方です。そしてここに感情をプラスするとリクエストするとなお良し!です。例えば…。
「〇〇してくれたら嬉しいなぁ」
「〇〇してくれたら助かるんだけど」
「パパがしてくれたらすごく助かる!」
みたいな感じです。つまり
リクエスト+感情・気持ち、「〇〇して欲しい+なぜなら嬉しいから」という風に伝えるということ。少なくともこれで、旦那の承認率はかなりアップ!すると思います^^
え?ちょっとめんどくさい?
いえいえ「親しき中にも礼儀あり」だし、旦那=オトコは
「なぜそうして欲しいか」
「そうすることの理由がどんなことなのか」
がハッキリすると動きやすいのです。だからリクエストだけでなくそこに感情をセットして伝えてみてください。
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旦那の「居場所」
例えば普段は優しい旦那でも子どもが大好きな旦那でも比較的、貴女や家族のことを思いやる旦那でも、こんな風にゲーム・ギャンブル・動画視聴などにハマってしまって普段の旦那と異なる態度、雰囲気、様子になってしまうことはまま、あります。
もちろん今回、たまたま「ゲーム・ギャンブル・動画視聴」の3つの例を挙げましたが(今回は文字数の都合でギャンブルについてはナシでした)旦那を豹変させるものはそうしたことだけではありません。
どこに潜んでいるか分からないメギツネさんもそうかもしれないし(浮気ですね)、家庭の中に旦那の役割・居場所がなければワーカホリックになってしまうこともあるし、土日は競馬場や競輪場が居場所、という場合もあるし、旦那が貴女の笑顔をずっと見ていない、いつも不機嫌な顔をしている…。という場合もやっぱり気持ちはソトに向くので「ゲーム・ギャンブル・動画視聴」に変わる貴女や家庭じゃない“何か”に心を奪われることになります。
なので旦那がスネ夫にならないような工夫や態度、対応や表情が大切です。ゲームや動画視聴にハマる旦那は、ほとんどの場合、ほかに趣味や娯楽がない、とかあまり友達がいない、言い換えれば一人で過ごす人に多いようです。つまりそういう旦那は貴女以外の人間関係に乏しい場合なのです。
なのでちょっとめんどくさいかもですが、そういう場合は貴女が旦那の心の拠り所になってあげてください。少なくとも旦那は貴女が大切な存在になれば、仕事も頑張ってくれるし家庭のことをしっかり考えたり、行動したりしてくれるようになるからです。
なので今日の宿題は「貴女が旦那にとって、心の拠り所になるにはどうしたらいいか考えてみる」です。次回のメルマガまで(というかこれからも)やってみてください。
またさらにディープな内容へと続きます。
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