縁があって結婚することになった相手と長い間「夫婦」としてうまくやっていく秘訣は一体何なのでしょうか? メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、夫婦関係で「絶対にやってはいけないこと」について語っています。
夫婦関係で「絶対にやってはいけない」こと
昨年は、夫婦仲について相談を受けることが多かったんですが、人間関係、特に夫婦関係で絶対にやったらいけないのは、本気でキレちゃうということです。
子供同士ならいくらでも修復できる関係でも、オトナが本気でキレたらそれは、
● 君とは金輪際付き合わないからね
ということと同義ですからね。
世の中には売り言葉に買い言葉というのがあって、それでついヤバいことを言っちゃうわけですよ。ヤバいことって例えば、
▼ 本当は君となんか結婚したくなかった
▼ 誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ
▼ 子供なんて作りたくなかった
▼ あなたの親の世話をなんでやらなきゃならないの
▼ 二度と顔も見たくない
▼ 一回や二回の浮気でグチャグチャ言うな
みたいな言葉で、オトナが相手にこれを言ってしまったら、もう元の鞘に戻ることはフツーはないですよ。
で、本人はそこまで本気で言ったつもりはなかったりするんですね。だから、ちょっと謝ったら許してもらえるって思ったりするんです、おバカですな。ってか、そんな言葉が心に深く突き刺さらないわけがないでしょ。そんなナイフは抜けないですし、抜いたらそこから血が出て出血多量で死んじゃいますから。
本気でキレた時の言葉って、出刃包丁みたいなモノで、これが相手の心にズサッと突き刺さるって思って下さい。そりゃ関係は終わりますよね。
だからキレないように、キレる前の穏便に話し合える時に、ちゃんと話し合いをしておくべきなんです。
キレるというのは、状況的に、切羽詰まっているわけですね。つまりそんな状態に陥ることがすでにアウトなんですよ。そんなところに入りこんだら、状況を変えるためにキレるしかなくなるじゃないですか。
つまり切羽詰まる状況になるということは、ほぼイコール、「次はキレてしまう」ということなんです。時間軸が早いか遅いかの違いでしかないんですから。
ですから、自分がキレないために、関係性の中で切羽詰まらないようにする必要があるんです。夫婦の会話はそのために増やす必要があるんです。もちろんここでは穏便に、冷静に、丁寧に話すんですよ。その状態でお互いのちょっとした不満を、軽いトーンで吐き出すんです。
不平や不満を内側に溜め込むのではなく、小出しにチョロチョロと吐き出す場面を作るんです。
そういう会話をしていなかったところは、奥さん側に相当溜まっているはずですから、今から取り組むというところだったら、最初は吐き出す量が多くて聞くのが辛いことになると思いますけど、それでもそれをため込み続けて発酵させてしまうよりは遥かにマシなんですよ。
今までやってこなかったんだから、初回が辛いのは仕方ありません。それに懲りたら、今後は溜め込みすぎないように、吐き出させてあげる機会を作ることですね。その時には、奥さんが好きなスイーツでも買って帰って、それを切っ掛けにして話してもらうなんてのも良いと思いますよ。
ウチの塾生でも夫婦仲が煮詰まって大変な状態になっているところがたくさんあるんですよ。ってことは、読者さんはもっと高い確率で煮詰まっているってことですよね。
折角縁があって結婚したわけで、おまけにもしかしたら子供までいたりしたら、夫婦仲は良い方がイイに決まっているでしょ。これは仕事で成果を出す以上に優先度が高いことだと私は思うんですけどね。
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