あなたは、目標を“どのように”立てていますか?今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、 著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、「成功できる人」と「そうでない人」の目標の作り方の違いについて語っています。
その目標は実現不可能!成功できる人の目標の作り方
こんにちは。ゆうきゆうです。
今日も元気でお過ごしでしょうか。
さて、皆さんは、知らず知らずのうちにやる気が失われたり、もしくは何かやろうと決めても、いつの間にかできなくなってしまうことはありますか?
僕もこれまでに、このような経験をしてきたことがありました。しかし、ある心理学知識を知ってから、行動が大きく変わってきました。
今回は「実現可能な目標の作り方」について、お教えします。
大きい目標は実現できない!
オーストラリアにあるニューサウスウェールズ大学のロバート・ウッドという心理学者は「目標は大きければ良いのではなく、とにかくそれが小さく・到達可能だと思えるときにこそ人間は一番やる気がわく」と言いました。
たとえば「大学に受かるぞ!」とか「もっと仕事で大成功するぞ」というように目標は大きければ大きいほど、良いと思う人は多いものです。
しかしながら、実は大きな目標はやる気が起きづらいのです。
なぜならそれは、はっきりとしたビジョンが見えない状態で、いきなり長距離マラソンを走れ、と言われるようなものだからです。
簡単すぎる目標を立てろ!
それよりもたとえば「目の前の1m先までちょっと進んでみて」とか、「一歩足を出してみて」と言われたとします。すると「とりあえずやってみよう」とすぐに行動できるのではないでしょうか。
そしてそれを繰り返していれば、最終的にマラソンレベルの距離を走りきることも可能なのです。
ですので目標は、とにかく小さければ小さいほど良いのです。
それを実行して達成できたら、また新たな小さい目標を見つけましょう。これを繰り返していくことで、一番大きなゴールにたどり着きます。「今から1分だけこの本を読むぞ」でも良いですし「問題集を1ページだけ終わらせるぞ」でも「今から1行だけ(もしくは1文字だけ)文章を書くぞ」でも良いです。
目標をとにかく小さく考えるクセをつけてみてください。そして慣れてきたら、ページ数を増やすなど、目標を少し大きくしても良いでしょう。
最初から大きな目標を作るのではなく、小さな目標を作ることをクセにして、毎日訓練のようにやっていきましょう。
それが最終的には、大きな目標を達成することになるんですよ。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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