【中島聡×辻野晃一郎】日本の技術者を殺す「ノリと雰囲気」とは? Google日本元社長とWindows95の父が語るAI革命と2025年のゲームチェンジ

2023.07.11
by gyouza(まぐまぐ編集部)
 

“人類存亡の危機”を逆手に、AIテクノロジーの活用を加速せよ

叶内:辻野さんは、AIの進化をどうご覧になっていますか?

辻野:中島さんのおっしゃる通りだと思います。今、中島さんには、技術革新の素晴らしい面を、ご自身でいろいろとやられていることを含めて話していただきました。今回の生成AIは、これはもう間違いなくインターネットが世の中を激変させた、その次に来たものすごい大波ですよね。これで、大掛かりなパラダイムチェンジが起きることはもうはっきりしているわけです。

ただ、技術革新には、必ずいい部分と悪い部分があります。技術革新というのは、まず楽観が先行して、悲観が後を追いかけるみたいなところがあるでしょ?いまだかつて人類が生み出した技術で、人類を滅ぼすかもしれないと言われたものって、一つは原子力があるじゃないですか。二つ目が、このAIですよね。今、世界のテックリーダーたちで、元々このAIを推進する側にいた多くの人たちが、「でも、ちょっと待てよ。我々はとんでもないモンスターを生み出して野に放ってしまったんじゃないか?」と、AIの脅威をすごく気にするようになってきました。その代表格が、ジェフリー・ヒントンですね。

ジェフリー・ヒントンは、AIのゴッドファーザーとも言われている人で、一時はGoogleにもいました。彼の門下生のイルヤ・サツキヴァーっていう人が、ChatGPTを開発したOpenAIの創業にも関わっています。そういうAIを積極推進していた側の人たち、ジェフリー・ヒントンとか、イーロン・マスクとか、あるいはスティーブ・ジョブズと一緒にAppleをつくったスティーブ・ウォズニアックとか、この辺の人たちがこぞって、「ちょっとしばらく、AIの開発は凍結した方がいいよ」と言い出しているんです。

技術革新は必ず悪用もされます。残念ですが、生成AIも、早速いろいろな犯罪に使われているじゃないですか。はなから悪用しようとする人を止めることは不可能です。しかし、やっぱり悪用を阻止したり制御していかないと、最終的には人類を滅ぼすようなことになるかもしれないと、みんな本気で心配し始めたわけですよ。

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AIの脅威として一番分かりやすい例は、古い映画だけどターミネーターですよね。あれは、ハリウッドが作ったファンタジーに過ぎませんが、でもジェフリー・ヒントンたちが恐れている脅威、あるいはこれから人類が向き合っていかなきゃいけない脅威の一つは、もう何十年も前に、あの映画で実はサブリミナルみたいに、我々は見せられていたとも言えるように思います。スカイネットと名付けられた人工知能が自己増殖して暴走し、人類を攻撃するという物語でした。

そして今、既にそういう兵器が作られているわけですよね。人を介在しないで、AIが自律的に判断して、ターゲットを攻撃する兵器。これは、すごく恐ろしいことだと思います。だから、「仮にそういうことがあり得るとしても、はるかもっと先のことだよね」とみんな思っていたものが、「いやいや、案外そうでもないかもしれないぞ」「もうここ5年10年で、そういう脅威が本当に現実化するかもしれないぞ」というところに、今は来ているわけです。

このように、テクノロジーには必ず、素晴らしい部分と恐ろしい部分とがあるから、できるだけ素晴らしい部分を活用して、恐ろしい部分を押さえ込んでいかないといけない。そういうところに今、我々はいるわけです。

AI時代に大切なのはリスキリングではなく「アンラーニング」

叶内:そうですね。身近なところでいうと、私たちの働き方とか仕事とかもすごく変わってしまうんですかね。よくAIに仕事を奪われると言われていますけど。

辻野:それもAIが人類にもたらす脅威の一つですね。今、盛んにリスキリングとか言われていますけど、極端な言い方をすれば、いくら人間がリスキリングなんかしてもAIには到底かなわないわけです。今だって、ChatGPTに、こういうプログラム書いて、って言ったら、すぐに書いてくれるわけです。だから、人間がプログラミング学習とかいって一生懸命リスキリングしても、所詮AIにはかなわない。

そもそも、リスキリングは、人間をスペックや能力で評価するというような、人間を機械として見る考え方がベースにあるように思います。機械っていうのは、より性能が良くて、より安価なものに、どんどん置き換えられていくわけです。コンピュータでも何でも、スマホでもそうじゃないですか。より高性能で、より安価なものにどんどん置き換えられていく。

メリトクラシー(能力主義)という考え方がありますが、産業革命以降、その概念がずっと主流でした。でも、AIが進化してくるとなると、人間をスキルで見るということから、本当は脱却しなきゃいけない。そろそろこのことを真剣に考えないといけない段階に、今は来ているのだろうと思いますよ。答えはないのだけれども、人間が生きるとか、働くということは、そもそもどういうことなのかという根底に遡っていろんなことを考え直さなきゃいけない。生れてからこれまでに身につけた知識や常識が、時代が変わって役に立たなくなってきている。むしろ新しい発想を阻害するようになっています。

最近はよく「アンラーニングのすすめ」というような話も耳にします。学校とか、今まで生きてきた中で学んできた、いわゆる基礎知識や常識みたいなものを一回置いて、これからの時代の生き方や価値観をもう一回、スクラッチから考え直したり身に着け直したりするようなことをしていかねばならないと思います。小手先のリスキリングで乗り切れる話ではないと思いますよ。スキルとして人が定義できるようなものは、結局全部AIがやってくれるようになるわけで、所詮、AIにはかなわないんだから。

貧富格差は拡大へ。私たちは「AIリスク」とどう向き合うべきか?

叶内:そうですね。中島さん、この時代の働き方・仕事をどう捉えますか? 

中島:僕はポジティブな面ばかりを見るようにしているけど、でも、AIってまだ全てのことにおいて人間より賢いわけじゃないことを心配しています。もちろん少なくとも知識量に関しては圧倒的なわけですよ。「1993年にアメリカのメジャーリーグで優勝したチームは?」とか言うとポッと教えてくれるわけです。そういうことが全部入っていること自体、すごいわけですよね。だから、それを上手に使いこなす人の生産性は爆発的に上がるわけですよね。でも、そのために職に就けない人も出てきます。

あと、もうひとつ心配なのは、今はそういう人たちは偉い人のアシスタントとして、働きながら経験を積んで学んで育つことができるけど、AIがあればアシスタントがいらなくなるわけですよ。ChatGPTを雇えばいいので。そうすると、「その人たちはどこで学べばいいの?」と僕は疑問に思っています。そこで、社会の二階層化(貧富の差)がもっと進む。

さらに問題なのは、AIを活用するとフェイクニュースだけじゃなくて世論操作がしやすくなるんですよ。いろいろな説はあるのだけど、トランプが大統領になったこと、イギリスがEUから脱退したのは、Facebookなどを上手に利用して世論操作をした結果だという解釈がされていて、僕もそうだと思っています。

ここに今度はAIが関わってくる。すると、もうとんでもない世論操作ができちゃうわけですよね。たとえば世の中に対して、AIのせいで仕事を失った8割の不満な人たちがいて、その人たちを操作すると、8割の票をコントロールできるわけですよね。それが僕は一番怖いです。それは『ターミネーター』のスカイネットが人間を滅ぼすよりも、先にやってくる。AIを上手に使う人たちが、その8割の不満な人たちの票をコントロールして、自分たちが政権を握って、民主主義の国を独裁主義にしてしまう。そして、独裁者が生まれると、必ず戦争が起こるという歴史を繰り返す。僕はこのことを一番心配しています。あまりにも怖い話だから現実的じゃないかもしれないけど、僕が生きている時代に来る可能性が高いと本当に心配しています。

叶内:中島さんの話は怖すぎますが、その可能性はひしひしと感じますね。

辻野:ジェフリー・ヒントンも、生成AIが悪用されると、何が本当で何が嘘なのか、もう普通の人にはまったく分からない世の中にどんどんなっていくことを恐れると言ってます。真実や事実を見極めていくことが、どんどん困難な世の中になっていくことが想定されます。今でもディープフェイクとかは見分けがつかないですし、それを見抜く技術を開発しても、イタチごっこが続くだけです。

すでにフェイクによる世論操作って、今やいたるところでやられているわけです。政治の世界だけじゃなくて、ビジネスの世界も同じですよね。いろいろと騙されて大金を失ったり、命を奪われるような犯罪に繋がったり。最終的には、それが結局、戦争に使われるという流れは、想定せざるを得ないわけですよね。

テクノロジーに関する負の部分って、僕もあんまり考えたくないですが、でも今さっき言ったように、AIに関しては、世の中の大勢の人たちが、そこを本気で心配する状況に既になっているんですよ。

河野太郎デジタル大臣に伝えたい、日本の“本当の実力”

叶内:急に進化したので、そのことを深く考えることもできていないし、法整備も全然追いついていないですよね。もう一つ中島さんが心配していた、若い人を育てるっていう部分については辻野さんはどうお考えですか。組織文化のお話も先ほどから伺っています。いまは、とくに技術者が足りないという問題がありますが、人を育てるということについてのご意見をお聞かせください。

辻野:今は文科省基準がもう時代遅れなので、教育を根底から変えなければいけないと思っています。本来、もっと英才教育をどんどんやらなきゃいけない。イスラエルを見れば分かるようにね。

僕が小さい時は、日本という国は天然資源がないから、知的財産というか、人が財産だというふうに教わってきました。だけど、天才を育てるとか異端の人を伸ばすとか、そういうことを本気でやってきていないですよね。逆に、異端や出る杭は叩き、どちらかというと、まんべんなく平均値が高い優等生を作っていくというような教育が続いてきました。あるいは、言葉は良くないですが、落ちこぼれを救うためのゆとり教育をやってみるとかね。

その結果、とんがった人が排出されなくなった。最近少しずつ変わっては来ているけれども、もっと大胆に変えて、天才を育てるという教育戦略が必要です。今の日本には、「国家の大計」というようなものが無くなっちゃっているでしょ?でも、教育こそ、国家戦略として最重要なものだと思います。政治家も口先だけで、教育改革を本気でやって来ませんでした。むしろ最近は実学を重んじる方向に行って、基礎研究の分野などでは予算も削られています。教育の結果が出るには時間がかかります。少子高齢化の問題もそうなんだけど、時間がかかる話だからこそ、今すぐに始めないと、このままずっと何も変わらない状況が続いてしまう。

悲観的なことは言いたくないけれど、世の中全体を見回すと、あまりいい材料がないんですよ。だから教育に関しても、今すぐに行動に移して、今までの悪い部分を変えていかないとまずいと思っています。

叶内:辻野さんの話を受けて中島さんはどのように感じましたか? 

中島:前から話をしているんだけど、僕はデジタル庁の河野さんと喋りたいなと思っています。一番訴えたいのは教育の部分で、日本の受験システムのおかしさについてです。大学受験がフィルターの役割を果たしていて、大学はそんなに勉強しなくてもいい。とにかく一流大学に入れば、大学を卒業した途端に、大企業に正社員として働けるというのが昭和の成功方程式じゃないですか。それがいまだに残っているわけですよ。お受験から始まるという形で。そこを壊さなきゃいけない。

僕はたまたま早稲田の附属だったから、通常の受験コースから外れることができたけど、やっぱり高校生ぐらいの年齢は、いろいろな面でものすごく伸びる時期なんですよ。こう言うとまた平等じゃないって言われるかもしれないけど、中学3年の段階で、数学・理科が得意な子は、もう国にとって財産なんですよ。そういう子供を選び出して、英才教育を5年間ぐらいするといいと僕は本当に思っている。それを実現するには、高専がちょうどいいから、高専というシステムを使って、もう受験はしなくていいというコースを作ればいい。別に他の勉強もしなくていいと。でも、英語だけはした方がいいかな。英語と理科と数学だけ頑張れと。その連中を徹底的にエリートに育てれば、5年間で多分、国が変わるんですよ。

辻野さんは時間がかかるとおっしゃったけど、5年経ったらすごい即戦力の子供たちが生まれてくるので、今からでも遅くないからやってほしいですよね。 

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辻野:そうですね。

中島:日本中につくった高専が、毎年何万人っていうエリートを育てたら、国が変わりますよね。

辻野:日本って、文系とか理系とかってやたら区別したがりますよね。文系の大学を受験する人って、数学がないとかね。

中島:そうそう。数学が不得意なのに経済学部に行くとかありえないですよ。

叶内:そうなんですよね。私は国語国文学で何も数学の勉強をしなかったから、今になって統計とかすごく困っています。

辻野:統計でも何でも、一般教養として身につけておかなければいけないことを文系・理系とに分けることで、文系はそれを免除するとか、理系は歴史をあまり勉強しなくてもいいとか。でも、それって根本的にちょっと違いますよね。そういう分け方って、昔から変わってないのもおかしいです。人間なんて、そんな文系とか理系とか、簡単に分けられるものじゃないから。

APIを読み、プロトタイプを作り、ベンチャー企業やメルマガでアウトプット

叶内:そうですね。今回は、会社員になってから、人の育て方の話が中心になるかと思っていたのですが、AI時代では、学校教育そのものからの変革が必要ということがわかりました。 

では、最後に、お二人の日々の考えがダイレクトにわかるメルマガがありますので、お二人のメルマガについて、改めてご紹介していただきたいと思います。中島さんにとっては、メルマガはどんな意味を持っていますか? 

中島:どんな意味を持っているんでしょうね。「そろそろ引退するんですか?」ってよく聞かれるんですけど、実はメルマガに僕は一番時間をかけています。書く時間そのものは大したことはないんです。でも、僕は評論家ではないので、手を動かさないと書けないんです。

たとえばChatGPTにしたって、表面的なChatGPTのことを書ける人はいくらでもいます。ただ、ChatGPTの裏にあるGPTっていうもののAPIを読んで、プロトタイプを作って、それについて書くみたいな人はほとんど存在しないので、そこで差別化して、それが楽しいからやっている感じです。

メルマガを書くための材料ではあるんだけど、本当は遊んでいるから、楽しいからやっているんだけで、その楽しんだことをメルマガに書いています。「できれば、そこからビジネスも生み出したいな」みたいな感じで、僕の全ての時間は新しい技術で遊ぶことから始まり、そのアウトプットとしてメルマガがあり、アウトプットとして時々ベンチャー企業を作るみたいな感じなんです。

叶内:メルマガのために遊んで、それがアウトプットされていくんですね。

中島:そうです。センターにあるのは「遊ぶ」です。 

叶内:遊ぶという話だと「Apple Vision Pro」なんかも気になるんじゃないですか?

中島:もう、すぐにでも、手に入れないとしょうがない!

叶内:あそこからは、どんな未来が出てくるんですかね。目の前がパソコンになる感じですか。

中島:そうですね。パソコン、スマホときたら、その次のものとしてインターフェースが根本的に変わると思うんです。手で操作する、目で見る、でも実は口でも喋れるので、今回のGPTみたいなLarge Language Modelにも適していそうですね。喋りながら、ちょっと手を動かして操作するっていう感じかな。もう全然ヒューマン・インターフェースがガラッと変わろうとしているので、「Apple Vision Pro」では、そこはもう思い切りやらないといけないと思いますよ。 

叶内:いろいろとワクワクするお話も毎回、本当に即時性を持って伝えていただけるので、読んでいてとても楽しいです。

中島:ありがとうございます。

叶内:辻野さんにとっては、メルマガはどんな意味を持っていますか?

辻野:中島さんのメルマガは、お話されたように、まさにハンズオンで、ご自身がいろいろやられながら発信していらっしゃるんで、すごく面白いですよね。

まぐまぐ!メルマガに関してもはるかに先輩で、僕は中島さんの『Life is Beautiful』ってブログの頃から拝見させていただいてますが、本当に参考になる面白い話をずっと長いこと発信してこられていて、やっぱり発信することって、すごく大事だと思うんですね。

メルマガに関しては僕はまだ初心者ですが、まぐまぐ!さんからお声掛けいただいて、いろいろお世話になり感謝しています。自ら発信する方法の一つとして、書籍を出すというようなやり方もあるんだけど、別に紙だろうがKindleだろうが、本を出す行為自体、読者離れが進んでいます。しかも、書籍の問題点は、世の中の変化があまりにも激しいので、本を書いている間に、本に書いている内容がすぐ古くなってしまうということ。それくらい世の中の変化が激しい。

メルマガは、昔からあって、新しい情報発信手法ではないんだけれども、でも最新の話題とか、今日、自分が考えていることをすぐに発信できる。そういうリアルタイム性という意味では、本を出すよりも、メルマガみたいな場が面白いと思ったんですよね。もちろんSNSもあるんだけど、まとまった考えを発信する場として、メルマガは非常にいい手段です。

あと、お金を払って読んでくれる人たちの存在も大きいです。無料で情報を発信することは、それはそれで価値があるんだけども、一方で、ハードルが低すぎるっていうのもあって、わざわざあえて月額何百円とかのポケットマネーをはたいて、読んでくださる読者さんっていうのは、すごく貴重でありがたいことです。読んでくださる方も、それだけ真剣だと思うし、真剣な人たちに対して、自分も真剣に向き合って、その人たちに何かしら役に立つ発信をし続けていかなきゃいけないっていう責任感も持ちながら取り組んでいます。

あと、もう一つ大きな意味があって、昔は経済人が、政治にしろ社会にしろ「何かこれ、おかしいんじゃない?」って思うと、どんどん意見を言っていたんですよ。僕がいたソニーの盛田さんなんかも、政府にもすごく直言していました。遡れば、たとえば出光佐三とかね。権力に対しても正面から向き合っていましたし、敗戦国であったにも関わらず、石油のメジャーに対しても真っ向勝負して、日章丸事件とか起こして、そういうスケールの大きい経済人がたくさんいました。

しかも、戦争を体験している経済人って、みんな平和主義者だったんですよね。特に、戦場・戦地に行った経験があるような人は。だから、世の中がちょっときな臭くなってきたりすると、昔は経済人がさまざま発信していたんですよ。でも今は、みんなおとなしくないですか?経済人はあんまり物を言わない。余計なことを言っても、いいことないからと口をつぐんでいるでしょ。

これはやっぱりどうなのかなっていう思いもあって、僕も経済人の端くれとして、ビジネスの世界で生きてきたので、その立場から、やっぱりこれはおかしいとか、駄目なものは駄目、ならぬものはならぬみたいなことは、相手が誰であろうとも発信していかなきゃいけないと思っているんですよ。そういう場としても、メルマガを有効に活用させてもらいたいと思っています。Twitterとかで言っちゃうと、すぐに炎上してバッシングを受けるので(笑)、そういう意味では、メルマガの方がいいかなって思っています。

叶内:今日もお話しいただいていますが、働くとは何かといった本質的な問いまで踏み込んで、今立ち止まって考えるべきことを提言していただいている心に染みるメルマガです。辻野さん、中島さん、本日はどうもありがとうございました。

辻野・中島:ありがとうございました。

叶内:お二人が今考えていることを現在進行形で知りたい方は、メルマガに登録してください。お二人とも、メルマガ内で質問ができる質問コーナーもあります。お仕事や将来についてのお悩みを直接お二人に聞けるというのは、とても贅沢なサービスかと思います。ぜひ、お申し込みをお待ちしております。


中島 聡(なかじま・さとし)

ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

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辻野 晃一郎(つじの・こういちろう)
福岡県生まれ新潟県育ち。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了しソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社しアレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長。また、2022年6月よりSMBC日興証券社外取締役。

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