MAG2 NEWS MENU

日本は大差で最下位。なぜ日本人は世界一「人助け」が下手なのか?

2020年にとある機関が世界で実施した人助けに関する調査で、ダントツの最下位を記録した日本。このような社会となってしまった要因は、一体どこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、日本人を「人助け下手」している原因を2つ上げ、各々についての考察を展開。その上で、解決法を社会全体で考える必要性を訴えています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年7月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

「人助け」が下手な日本人

チャリティー機関「チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)」は2009年から「この1ヶ月の間に、見知らぬ人を助けたか」、「この1ヶ月の間に寄付をしたか」、「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」という3つの項目について、世界の国々で行われたインタビューをベースに国の寛容度を採点しているそうです。

その報告書では、2020年、アメリカの市場調査のプロ集団であるギャラップ社が、114カ国にわたる12万人以上を対象に電話インタビューを行って調査したデータをベースにして分析が行われているとされています。

報道によれば、このCAFのレポートでは、日本は大差で最下位だそうです。まず、総合順位で最下位であるだけでなく、僅差ではなく、大差で最下位なのだそうです。更に言えば、2018年度に行われた調査のスコアから大きくポイントを落としているというデータも指摘されています。

これでは、まるで日本がダメな国ということになります。一部には、日本人は顔見知りには親切だが、見知らぬ人には冷たいというカルチャーがあるとか、福祉は国の仕事であって日本人はカネを出さないとかいう「解説」があります。この点については、私は違うと思います。

では、日本のカルチャーだから仕方ない、これでいいということかというと、それも違うと思います。事態は明らかに悪いのであって、何とかしないといけません。そのためには、原因の核にあるものを確認することが大切です。

原因は2つあります。

1つは、現在の日本社会では「初対面の人同士がスムーズに意思疎通するための日本語」が壊れてしまっているという問題があります。そこには日本語の特質が絡んでいます。

日本語は、関係性の言語であり、ロジックや情報を伝える機能に比べて関係性を確認する機能が大量に盛り込まれています。例えば、道を歩いていて、重い荷物を抱えて困っている人がいたとします。初対面だが、困っているので助けてあげようと考えたとして、一体その人にまず「どんな声掛けをするか」という問題があります。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

初月無料で読む

例えば、困っている人が推定75歳の女性で、助けようという人が推定38歳の男性だとします。これが昭和の時代であれば、男性が屈強でなおかつ定職があるなど社会的に安定している人で、女性の方がやや疲れた表情で身なりもやや粗末という場合には

「おばあちゃん、ダメだよ。無理しちゃ…」

という男性の「上から目線の声掛け」が一応セリフとして機能し、これに対して女性の方は

「すみませんねえ。年寄りのくせに荷物抱えて隣の駅まで歩こうと思ったのが間違いでした…」

と「へりくだりモード」で応じれば、そこで「取引成立」となり、男性は何も困らずに人助けができて、女性はそれに甘えることができたのです。

反対に昭和の時代であれば、荷物を抱えて困っているのが推定68歳の男性、これに対して助けようか迷っているのが、28歳の女性といった場合であれば、女性が手助けを申し出ても「老人をバカにするな」的な男性のプライドが邪魔をするのは目に見えているので、女性は声掛けをしなかったと思います。

とにかく、昭和の時代には「その場における上下関係」を計算して、暗黙のうちに「初対面同士の関係性」を計算し、それに相応しい「関係性の日本語」を繰り出していけば、何とか意思疎通はできたのでした。

ところが、2000年前後ぐらいから、こうした「関係性の公式に当てはめる」というのが難しくなって来ています。ハッキリ申し上げて、関係性の公式を絞り込めない、初対面同士の場合に、「声掛け」自体がリスクになっているのです。

 

例えば、この例の場合も「おばあちゃん、ダメだよ」といきなり男性が声をかけるというのは今はアウトだと思います。まず、初対面なのにいきなり短い距離感で声掛けをするのが、人によっては不気味だと思います。また、「上から目線」を不快に思う場合もあるでしょう。

となると、関係性を最小値にして、距離を取り慎重にアプローチするとして、

「すみません。荷物重そうでお困りのようですが、少しお手伝いしましょうか?」

とやったとして、今度は「丁寧さが気持ち悪い」とか「もしかして詐欺師とか悪いやつでは」と警戒されるリスクもあるかもしれません。

これが子どもが絡むともっと複雑になります。都市部では、大人が初対面の子どもに対して頼み事は勿論、挨拶をするのも場合によってはタブーになっており、「声掛け事案」ということになります。そうなると、例えばですが、明らかに道に迷って困っている子どもがいたとしても、「声掛け」によって自分が犯罪者扱いされるリスクを考えると支援を躊躇する場合も出てくると思います。

とにかく、現代の日本語では、初対面同士が安心して必要な申し出をするような「日本語の会話スタイル」というのが崩壊してしまっています。そして、長い期間続いたコロナ禍がこの傾向に拍車をかけていると考えられます。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

初月無料で読む

2つ目の原因は、更にその奥にある問題です。

日本の社会は、集団主義から個人主義へと大きく様変わりしています。20世紀までは強固だった、会社、学校、家族といった集団への帰属が弱くなり、個々人が悪く言えばバラバラになっており、その一方で、「お一人様」の自由を楽しむというカルチャーも出てきました。

そのこと事態は時代の趨勢だと思います。ですが、問題は、バラバラになった個人と個人が接点を持つと、そこにどうしても「上下関係」が生まれてしまうということです。

昭和の時代のように「年長者であれば自動的にリスペクトして欲しい」という勝手な人はまだまだいます。その一方で、「カネを払う」側は偉いので、「カネを受け取る」側に対して全人格的な服従を要求できるという、勝手な権力行使はむしろ強くなっているようにも見受けられます。

その延長では、「人助けをする」のは偉くて、「人に助けてもらう」のは引け目を感じるというような「上下関係」もあります。

つまり、日本の場合は個人はバラバラであっても、そのバラバラな個人が別のバラバラな個人と関係を持った際には、そこには「関係性」がどうしても生じるし、その「関係性」は多くの場合、対等ではないし、またその対等ではないということの理解が、当事者双方で異なるという場合もあります。

本来は、個人主義が生まれて、個人が帰属集団から自立して行くというのは、個人が誰にも依存しない、つまり誰にも支配されないし、支配もしないという「絶対的な対等性」を実現することで、個人の自立へ向かうのがスムーズだと思います。

ところが、日本の場合はどうしても「他者との接点」が生まれると、そこには「関係性」が生じ、その関係性は「上下関係」であって、支配非支配という権力構造を伴うという流れが断ち切れないのです。

これは「人助け」の根幹の部分を不可能にしていると思います。

人を助けるというのは、自分が偉いことを誇示するためではなく、困っている人はお互い様として助けるだけのことです。また、人に助けられるというのは、その人の支配に屈するのではなく、対等の関係として好意を受け取るに過ぎません。

この大事な原理原則が、日本社会では確立していないのです。これでは人助けをすることも、人に助けられることも不可能です。

とにかく、初対面同士の日本語が壊れていること、個人がバラバラのくせに接点があると上下関係を伴う関係性のメカニズムが勝手に起動してしまうこと、この2つの問題が、日本社会における「人助け」を難しくしています。こうした状況の全体は一つの「社会苦」であると思います。解決の道筋を、全員で考えていくべき問題と思います。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年7月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

初月無料購読ですぐ読める! 7月配信済みバックナンバー

※2023年7月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、7月分のメルマガがすべてすぐに届きます。
2023年7月配信分
  • 【Vol.491】冷泉彰彦のプリンストン通信『2024年大統領選、前哨戦は低調』(7/18)
  • 【Vol.490】冷泉彰彦のプリンストン通信『日本の保守派、漂流の背景』(7/11)
  • 【Vol.489】冷泉彰彦のプリンストン通信『アファーマティブ・アクション違憲判決』(7/4)

いますぐ初月無料購読!

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込880円)。

2023年6月配信分
  • 【Vol.488】冷泉彰彦のプリンストン通信『流動化するロシア情勢』(6/27)
  • 【Vol.487】冷泉彰彦のプリンストン通信「『リトル・マーメイド』実写版ヒット」(6/20)
  • 【Vol.486】冷泉彰彦のプリンストン通信『環境・治安・事故、落ち着かない北米』(6/13)
  • 【Vol.485】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカは、やや落ち着いているのか?』(6/6)

2023年6月のバックナンバーを購入する

2023年5月配信分
  • 【Vol.484】冷泉彰彦のプリンストン通信『日米における政治力学の反作用』(5/30)
  • 【Vol.483】冷泉彰彦のプリンストン通信『場の共有こそ生産性の敵』(5/23)
  • 【Vol.482】冷泉彰彦のプリンストン通信『日本型空洞化が生む格差社会』(5/16)
  • 【Vol.481】冷泉彰彦のプリンストン通信『方向性定まらぬアメリカ』(5/9)
  • 【Vol.480】冷泉彰彦のプリンストン通信『5月の特集、日米社会の現在位置』(5/2)

2023年5月のバックナンバーを購入する

2023年4月配信分
  • 【Vol.479】冷泉彰彦のプリンストン通信『デサンティス訪日と大統領選』(4/25)
  • 【Vol.478】冷泉彰彦のプリンストン通信『北朝鮮問題の「現状維持」は可能か』(4/18)
  • 【Vol.477】冷泉彰彦のプリンストン通信『トランプ裁判の行方は?』(4/11)
  • 【Vol.476】冷泉彰彦のプリンストン通信『岸田夫人を米国派遣? どうする配偶者外交?』(4/4)

2023年4月のバックナンバーを購入する

2023年3月配信分
  • 【Vol.475】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ和平と各国政情』(3/28)
  • 【Vol.474】冷泉彰彦のプリンストン通信『2024大統領選への複雑な前哨戦』(3/21)
  • 【Vol.473】冷泉彰彦のプリンストン通信『銀行破綻と米経済の諸問題』(3/14)
  • 【Vol.472】冷泉彰彦のプリンストン通信『朝鮮半島外交における2つの留意点』(3/7)

2023年3月のバックナンバーを購入する

2023年2月配信分
  • 【Vol.418】冷泉彰彦のプリンストン通信『新しい資本主義の誤解』(2/22)
  • 【Vol.417】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ問題の構図』(2/15)
  • 【Vol.416】冷泉彰彦のプリンストン通信『揺れるスポティファイ』(2/8)
  • 【Vol.415】冷泉彰彦のプリンストン通信『鉄道車内の治安維持対策』(2/1)

2022年2月のバックナンバーを購入する

2022年1月配信分
  • 【Vol.414】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ危機、想定シナリオ』(1/25)
  • 【Vol.413】冷泉彰彦のプリンストン通信『バイデン政権は危険水域?』(1/18)
  • 【Vol.412】冷泉彰彦のプリンストン通信『在日米軍を考える』(1/11)
  • Vol.411】冷泉彰彦のプリンストン通信『オミクロンとアメリカの政治経済』(1/4)

2022年1月のバックナンバーを購入する

2021年12月配信分
  • 【Vol.462】冷泉彰彦のプリンストン通信『2022年をどう総括するか』(12/27)
  • 【Vol.461】冷泉彰彦のプリンストン通信『ジョーカーと化したトランプ、共和党のババ抜き』(12/20)
  • 【Vol.460】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカ2大政党の変化を考える』(12/13)
  • 【Vol.459】冷泉彰彦のプリンストン通信『方向性の見えないアメリカ』(12/6)

2022年12月のバックナンバーを購入する

2022年11月配信分
  • 【Vol.458】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカ大統領選の歴史を考える』(11/29)
  • 【Vol.457】冷泉彰彦のプリンストン通信『中間選挙後の米政局』(11/22)
  • 【Vol.456】冷泉彰彦のプリンストン通信『米中間選挙結果に関する10の仮説』(11/15)
  • 【Vol.455】冷泉彰彦のプリンストン通信『中間選挙、直前情勢は共和党有利』(11/8)
  • 【Vol.454】冷泉彰彦のプリンストン通信『2022年10月31日の世界』(11/1)

2022年11月のバックナンバーを購入する

2022年10月配信分
  • 【【Vol.453】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカ中間選挙の直前情勢』(10/25)
  • 【【Vol.452】冷泉彰彦のプリンストン通信『10月後半の世界と変化の方向』(10/18)
  • 【Vol.451】冷泉彰彦のプリンストン通信『鉄道150年の日本をアメリカと比較』(10/11)
  • 【Vol.450】冷泉彰彦のプリンストン通信『巨大ハリケーン被災の影響は?』(10/4)

2022年10月のバックナンバーを購入する

2022年9月配信分
  • 【Vol.449】冷泉彰彦のプリンストン通信『選択肢のない英国と日本』(9/27)
  • 【Vol.448】冷泉彰彦のプリンストン通信『英女王国葬と国のかたち』(9/20)
  • 【Vol.447】冷泉彰彦のプリンストン通信『エリザベス2世女王崩御と立憲君主制(9/13)
  • 【Vol.446】冷泉彰彦のプリンストン通信『傷ついたニューヨーク』(9/6)

2022年9月のバックナンバーを購入する

2022年8月配信分
  • 【Vol.445】冷泉彰彦のプリンストン通信『アフターケアの下手なアメリカ外交』(8/30)
  • 【Vol.444】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカ政局と共和党の党内抗争』(8/23)
  • 【Vol.443】冷泉彰彦のプリンストン通信『8月15日に考える』(8/16)
  • 【Vol.442】冷泉彰彦のプリンストン通信『バイデン復活のシナリオは?』(8/9)
  • 【Vol.441】冷泉彰彦のプリンストン通信『台湾に関する考察』(8/2)

2022年8月のバックナンバーを購入する

2022年7月配信分
  • 【Vol.440】冷泉彰彦のプリンストン通信『ミャンマー情勢と日本外交』(7/26)
  • 【Vol.439】冷泉彰彦のプリンストン通信『権力の空白という異常な夏』(7/19)
  • 【Vol.438】冷泉彰彦のプリンストン通信『安倍晋三氏、長期政権のマジックとは?』(7/12)
  • 【Vol.437】冷泉彰彦のプリンストン通信『日本病を考える(その1)』(7/5)

2022年7月のバックナンバーを購入する

2022年6月配信分
  • 【Vol.436】冷泉彰彦のプリンストン通信『問題だらけの日米政局を考える』(6/28)
  • 【Vol.435】冷泉彰彦のプリンストン通信『参院選の隠された争点とは?』(6/21)
  • 【Vol.434】冷泉彰彦のプリンストン通信『経済の混乱と米中の政局』(6/14)
  • 【Vol.433】冷泉彰彦のプリンストン通信『外交どころではないバイデン』(6/7)

2022年6月のバックナンバーを購入する

2022年5月配信分
  • 【Vol.432】冷泉彰彦のプリンストン通信『IPEFと中国との共存戦略』(5/31)
  • 【Vol.431】冷泉彰彦のプリンストン通信『QUAD戦略の危険性を問う』(5/24)
  • 【Vol.430】冷泉彰彦のプリンストン通信『米中ロ、3カ国の危機が一気に好転?』(5/17)
  • 【Vol.429】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカの中絶論争を検証する』(5/10)
  • 【Vol.428】冷泉彰彦のプリンストン通信『岸田政権の改憲路線、大丈夫か?』(5/3)

2022年5月のバックナンバーを購入する

2022年4月配信分
  • 【Vol.427】冷泉彰彦のプリンストン通信『岸田政権のロシア外交』(4/26)
  • Vol.426】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカのロシア政策、ミスばかりの30年(4/19)
  • 【Vol.425】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ情勢と北方外交』(4/12)
  • 【Vol.424】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ戦争、7つの論点』(4/5)

2022年4月のバックナンバーを購入する

2022年3月配信分
  • 【Vol.423】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナと中国のエネルギー政策』(3/29)
  • 【Vol.422】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナと中国』(3/22)
  • 【Vol.421】冷泉彰彦のプリンストン通信『危機の中での核管理』(3/15)
  • 【Vol.420】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ戦争とアメリカ』(3/8)
  • 【Vol.419】冷泉彰彦のプリンストン通信『ロシアのウクライナ侵攻』(3/1)

2022年3月のバックナンバーを購入する

2022年2月配信分
  • 【Vol.418】冷泉彰彦のプリンストン通信『新しい資本主義の誤解』(2/22)
  • 【Vol.417】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ問題の構図』(2/15)
  • 【Vol.416】冷泉彰彦のプリンストン通信『揺れるスポティファイ』(2/8)
  • 【Vol.415】冷泉彰彦のプリンストン通信『鉄道車内の治安維持対策』(2/1)

2022年2月のバックナンバーを購入する

2022年1月配信分
  • 【Vol.414】冷泉彰彦のプリンストン通信『ウクライナ危機、想定シナリオ』(1/25)
  • 【Vol.413】冷泉彰彦のプリンストン通信『バイデン政権は危険水域?』(1/18)
  • 【Vol.412】冷泉彰彦のプリンストン通信『在日米軍を考える』(1/11)
  • Vol.411】冷泉彰彦のプリンストン通信『オミクロンとアメリカの政治経済』(1/4)

2022年1月のバックナンバーを購入する

2021年12月配信分
  • 【Vol.410】冷泉彰彦のプリンストン通信『年末特集、ガラガラポン待望論を忘れよ』(12/28)
  • 【Vol.409】冷泉彰彦のプリンストン通信『国境閉鎖とコロナ後への備え』(12/21)
  • 【Vol.408】冷泉彰彦のプリンストン通信『民主主義サミットの限界』(12/14)
  • 【Vol.407】冷泉彰彦のプリンストン通信『日米関係は大丈夫か』(12/7)

2021年12月のバックナンバーを購入する

2021年11月配信分
  • 【Vol.405】冷泉彰彦のプリンストン通信『アメリカの分断疲れ』(11/23)
  • 【Vol.404】冷泉彰彦のプリンストン通信『日本のワクチン戦略』(11/16)
  • 【Vol.403】冷泉彰彦のプリンストン通信『選挙後の日米政局(11/9)
  • 【Vol.402】冷泉彰彦のプリンストン通信『総選挙結果を考える』(11/2)

2021年11月のバックナンバーを購入する

2021年10月配信分
  • 【Vol.401】冷泉彰彦のプリンストン通信『総選挙、3つの疑問点を解く』(10/26)
  • 【Vol.400】冷泉彰彦のプリンストン通信『日本病の原因を探る』(10/19)
  • 【Vol.399】冷泉彰彦のプリンストン通信『岸田演説から経済政策を読み解く』(10/12)
  • 【Vol.398】冷泉彰彦のプリンストン通信『岸田新政権の経済感覚を疑う』(10/5)

2021年10月のバックナンバーを購入する

2021年9月配信分
  • 【Vol.397】冷泉彰彦のプリンストン通信『総裁選直前、各候補を比較する』(9/28)
  • 【Vol.396】冷泉彰彦のプリンストン通信『アベノミクスの功罪』(9/21)
  • 【Vol.395】冷泉彰彦のプリンストン通信『911テロ20周年の追悼』(9/14)
  • 【Vol.392】冷泉彰彦のプリンストン通信『911テロ20周年+政局緊急特集』(9/7)

2021年9月のバックナンバーを購入する

2021年8月配信分
  • 【Vol.393】冷泉彰彦のプリンストン通信『アフガン情勢、現状は最悪のシナリオではない』(8/31)
  • 【Vol.392】冷泉彰彦のプリンストン通信『混乱続くカブール、バイデンは失敗したのか?』(8/24)
  • 【Vol.391】冷泉彰彦のプリンストン通信『カブール陥落と、反テロ戦争の終わり』(8/17)
  • 【Vol.390】冷泉彰彦のプリンストン通信『日本の政局の重苦しさを考える』(8/10)
  • 【Vol.389】冷泉彰彦のプリンストン通信『コロナとアメリカの分断の現在』(8/3)

2021年8月のバックナンバーを購入する

2021年7月配信分
  • 【Vol.388】冷泉彰彦のプリンストン通信 アメリカから見た東京五輪の開会式中継(4つの観点から)(7/27)
  • 【Vol.387】冷泉彰彦のプリンストン通信 東京五輪を直前に控えて、安全と安心の違いを考える(7/20)
  • 【Vol.386】冷泉彰彦のプリンストン通信 日本人差別事件に関する3つの視点
    (7/13)
  • 【Vol.385】冷泉彰彦のプリンストン通信 バイデン政権の弱点は、反ワクチン派と副大統領周辺か?(7/6)

2021年7月のバックナンバーを購入する

2021年6月配信分
  • 【Vol.384】冷泉彰彦のプリンストン通信 バイデン政策と現代資本主義論(政府の役割とその限界)(6/29)
  • 【Vol.383】冷泉彰彦のプリンストン通信 資本主義は修正可能か?(その2、改めて議論を整理する)(6/22)
  • 【Vol.382】冷泉彰彦のプリンストン通信 資本主義は修正可能か?(その1、現代の価格形成トレンド)(6/15)
  • 【Vol.381】冷泉彰彦のプリンストン通信 コロナ・五輪の迷走が示す「お上と庶民」相互不信の歴史(6/8)
  • 【Vol.380】冷泉彰彦のプリンストン通信 ロッキードと現在、政治の不成立(6/1)

2021年6月のバックナンバーを購入する

2021年5月配信分
  • 【Vol.379】冷泉彰彦のプリンストン通信 台湾海峡をめぐる4つの『ねじれ』(5/25)
  • 【Vol.378】冷泉彰彦のプリンストン通信 五輪追加費用、問題はIOCより国内の利害調整では?(5/18)
  • 【Vol.377a】冷泉彰彦のプリンストン通信 五輪の食事会場に『監視員配置して会話禁止』、どう考えても不可能(5/14)
  • 【Vol.377】冷泉彰彦のプリンストン通信 東京五輪をめぐるカネの話を怪談にするな(5/11)
  • 【Vol.376】冷泉彰彦のプリンストン通信 衰退途上国論(5/4)

2021年5月のバックナンバーを購入する

2021年4月配信分
  • 【Vol.375】冷泉彰彦のプリンストン通信(4/27) (緊急提言)コロナ政策、全面転換を主権者に問え!
  • 【Vol.374】冷泉彰彦のプリンストン通信(4/20) 菅=バイデンの「対面首脳会談」をどう評価するか?
  • 【Vol.373】冷泉彰彦のプリンストン通信(4/13) 政治はどうして『説明』ができなくなったのか?
  • 【Vol.372】冷泉彰彦のプリンストン通信(4/6) 主権者が権力を委任しなくなった未来国家ニッポン

2021年4月のバックナンバーを購入する

2021年3月配信分
  • 【Vol.371】冷泉彰彦のプリンストン通信(3/30) オワコンばかり、3月4月のイベントは全面見直しが必要
  • 【Vol.370】冷泉彰彦のプリンストン通信(3/23) 中国の経済社会は、ソフトランディング可能なのか?
  • 【Vol.369】冷泉彰彦のプリンストン通信(3/16) 五輪開催の可否、3つのファクターを考える
  • 【Vol.368】冷泉彰彦のプリンストン通信(3/9) 311から10周年、被災地だけでない傷の深さ
  • 【Vol.367】冷泉彰彦のプリンストン通信(3/2) 日本でどうしてトランプ支持者が増えたのか?

2021年3月のバックナンバーを購入する

冷泉彰彦この著者の記事一覧

東京都生まれ。東京大学文学部卒業、コロンビア大学大学院卒。1993年より米国在住。メールマガジンJMM(村上龍編集長)に「FROM911、USAレポート」を寄稿。米国と日本を行き来する冷泉さんだからこその鋭い記事が人気のメルマガは第1~第4火曜日配信。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 冷泉彰彦のプリンストン通信 』

【著者】 冷泉彰彦 【月額】 初月無料!月額880円(税込) 【発行周期】 第1~第4火曜日発行予定

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け