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幸せになれない人ほど「自分の外側」が見えていないのはなぜか?

先進諸国の多くが大なり小なり成長を続けているなかで、長年「停滞」したままとなっている日本経済。今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、 これからの時代に必要になるビジネスマインドについて詳しく語っています。

内を見るな、外を見ろ

これからの時代に必要になるマインドのひとつが、「意識を外に向ける」ということだと思います。

これは幅広い意味があって、自分の内側に意識を向けるよりも、自分の外側で起こっていることに意識を向けるということでもありますし、我々日本人としての内側、つまり日本のことに目を向けるのではなく、外側である海外に目を向けろということでもあります。

そもそも明治維新以降、日本という国は海外に目を向けた時に発展しているんですよ。維新後の脱亜入欧だってそうですし、第二次大戦終了後の奇跡の復興だって、海外の文物を取り入れたから成し遂げられたわけですからね。

それを個人のレベルでやれば良いんですよ。

まず最初に個人レベルの話をすると、世の中の動きにもっと敏感になるということです。これは流行がどう変化しているのかを意識することで、目線が自動的に外に向くはずです。どんなジャンルでも構わないので、ウォッチする領域を決めて、変化の程度とその方向性を観察するのです。

その意味で、株価とか円レートとかって、日本と世界の経済の動向の縮図みたいなところがあるので、ここはウォッチが必要だと思います(株やFXはやらなくても良いんですよ)。

次に見るべきは、政治じゃないですかね。これは海外の話とも繋がるんですが、結局のところ、政治が国の経済を動かしているんですよ。だから日本国内を見る際にも、そして海外を見る際にも、政治の動きに鈍感であってはならないんです。

こうやって外を見るクセを持つと、サラリーマンとして働いていても自社のことよりも他社や業界の動きに目が行くんです。ハッキリ言ってあなたの会社の社内で起こっていることなんて、二の次で良いんですよ。あんたの会社の人事がどうなったのかなんてどうでも良いの。そんなこと気にしているヒマがあるのなら、お客さんの会社の人事に意識を向けなさい。それが外を見るということですよ。

こんな感じで集まって来た外の変化について、

 ● この変化はどういう理由で起こっているのだろうか?

と考えるのです。物事には因果があるわけで、そこを推測することで、脳みそがロジカルになっていくんです。もちろんこれは仮説ですよ。でもこの仮説を立てるというスキルは、ビジネスに必要なんです。しかもこれを感覚とか感情でやるのではなく、ロジックでやるのです。つまり、「なぜそうなるのか?」という理由を見つけるということです。

もちろんその理由がひとつだけなんてことはなくて、複数の理由が見つかるはずなんですよ。それを絞り込んだり、組み合わせたりすることで、理屈を組み合わせていく感覚を養えるのです。

これは思考習慣ですから、やり続けると、あらゆる事象から自分が考える仮説が立てられるようになるんです。たぶんそれって、こういうことじゃないかな、なぜならば~、という構文がいつでもスッとアタマに立ち上がるんです。

まともな文章を書けない人って、この習慣がないんですよ。だからテーマを与えられてもすぐに反応できないの。だってそんなアタマの使い方をしたことがないから。例えば、

 ● 消費税率を上げるべきかどうかについて意見を述べよ

って言われると、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして、ウンウンと唸り出すんですね。え?消費税なんて最も身近な税金なのに、これについて考えたことがなかったの?ってこっちが驚くわけですよ。で、挙げ句の果てに出て来た意見が、

 ■ 生活がキツくなるんでやって欲しくないですね

みたいなことを書いてしまうんです。本人は、「生活がキツくなるので~」で理由を述べたつもりなんでしょうが、それってほとんど好悪の感情であって、ロジックじゃありません。しかも目線が完全に自分の内側に向いていますし。

これが幸せになれない人の典型なんです。自分を動かすドライバーが、好き嫌いの感情と、自分の内側の事情だけですよね。それって社会の構成員としての自分をどう考えているの?って思うわけです。

世界が自分の都合だけで動いているなんてことはあり得ないんですから、

 ■ 私が考えたとおりに世界が動くべきだ

って考えが通用するわけがないんですよ。そんなしょうもない考えを、外の世界を観察することで排除することができるんです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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