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元TOKIO 山口達也の卑怯な“論点ずらし”とは?アル中より重大な「女子高生強制わいせつ」スルーしテレビCM復帰の怪

元『TOKIO』メンバーの山口達也(51)が4日、テレビコマーシャルへの出演という形で“芸能界復帰”を発表した。山口は2018年の女子高生に対する強制わいせつや2020年の酒気帯び運転で活動休止状態に。近年はアルコール依存症の治療に取り組んでいたが、それをもって未成年への強制わいせつ事案まで「みそぎが済んだ」と言えるのか。業界内でも懸念が多い山口の動向について、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄氏が解説する。

ベテラン芸能マネージャー「CM出演は最悪のタイミングだ」

まもなく52歳になる元『TOKIO』山口達也が、旧ジャニーズ事務所との契約解除後初めてのCM出演を発表しました。SNSでは――

「誰にでも間違いはある。十分に社会的制裁を受けた山口の再起を応援したい」

「復帰が早過ぎない? 未成年女子高生やその御家族には誠意を見せているのだろうか…」

「道路交通法違反、強制わいせつ、飲酒運転…顔を見るだけで吐きそうになる」

「更生の妨げはしたくないけど、多数の“前科”を抱える人にCM出演依頼って…考えられない」

と賛否両論のコメントが溢れています。

そこで知人のベテラン芸能マネージャーに、山口のCM出演の感想を聞いてみました。

「旧ジャニが開いた“性加害”問題に対する謝罪会見直後、木村拓哉が“Show must go on”と自らのSNSに投稿し袋叩きにあったけれど、これと同じ位悪いタイミングでの発表だったと思うョ。もう少し…せめて“性加害”問題のどんよりとした空気感が少し薄れてきてからでもよかったのに…」

キムタクの投稿は一気にタレント生命を縮めてしまった感が拭えません。

山口についても、2019年8月に「これが最後の取材」と『女性セブン』に独占告白記事を掲載しておきながら昨年4月には『朝日新聞』の取材を受け、そして“性加害”問題渦中にこのCM出演というタイミングの悪さは残念としか言いようがないように思えます。

株式上場を目指し?「未成年に強制わいせつ」の山口を起用

どうにも気になったので、鹿児島県在住の知り合いの飲食店経営者に、山口をCMに起用した企業のことを聞いてみると――

「元々の商売は土建屋さん。高齢化社会を先読みして、建設業から介護事業に転職・転身したやり手実業家だよ」と教えてくれました。

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山口をCMに起用した理由については「山口さんの、生きることの困難さに向き合い、日々を懸命に生きている姿に共感したから」と言っていますが、やっかみからでしょうか、同業者のライバル企業関係者からは「上場企業を目指し、知名度を全国区にレベルアップさせたいんでしょう。今や飲酒運転やアルコール依存症の講演に引っ張りだこの山口とタッグを組めば宣伝効果は抜群ですからね」といった辛辣な声も聞こえてきます。

問題はアル中ではなく「女子高生への強制わいせつ」

完治が難しいアルコール依存症に真摯に向き合っている姿勢をみせている山口ですが、業界内ではやはり彼の動向を冷めた目で見る関係者がまだまだ多いのが現状です。

「6年前に書類送検された女子高生への強制わいせつ容疑は何年経っても“禊が済んだ”というわけにはいかないでしょう。“性加害”同様、未成年に対する犯罪は悪質です。『SMILE-UP.』も全ての性被害者の補償問題をクリアにしないことにはリ・スタートは困難です。山口のCMはローカルとはいえ、SNSのコメントにあるように、いまだ強い反発を受ける可能性も否めませんよね。まぁクライアントとしては“何でこんな奴をCMに”という反感も含めて起用を決めたのでしょうけれど…」(テレビ関係者)

「ひとりでは進めない道も、みんながいたから乗り越えられた」と久々に聞けた山口の生の声に、SNSでは「声を聞けて嬉しい。涙が出た」という昔からのファンもいれば、「不快極まりない」とする視聴者もいます。

爽やかな青空を彷彿とさせる画に、まるでアイドルの頃のように“イケオジ”風に登場する山口。

個人的に私は、やはり申し訳ありませんが、坊主頭にひげ面の「バレなければ捕まらない」と供述した頃の彼のイメージが強烈過ぎて、どうにも見ていて辛いのですが…。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: 株式会社山口達也 オフィシャルサイト

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