松本人志「とうとう出たね」文春砲の“性加害疑惑”を晴らすLINEスクショ流出に余裕反応もスルーできぬ新たな疑念、ネット分断…勝つのはどっちだ?

2024.01.05
by kousei_saho
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連日ネットを騒がせている、ダウンタウン松本人志の性加害疑惑。そんな中にあって、「週刊女性」の“松本人志擁護”がにわかに注目を集めている。

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同誌によると、スピードワゴンの小沢一敬から誘いを受けた都内の高級ホテルでの「飲み会」で、松本から性被害を受けたとされる女性が、会合後にLINEで小沢に対してお礼のメッセージを送っていたという。ちなみにネットに出回っているスマホ画面のスクリーンショットは以下のものだ。

同誌はこれについて「本サイトはこのスクリーンショットの現物を入手。一部のお笑い関係者の間に出回っているもので、内容は本物で間違いないことも分かった」とし、小沢が沈黙する理由を中堅の笑い芸人のコメントを引きつつ紹介。記事は大筋で松本を擁護するようなトーンとなっている。

松本人志の“一発逆転”となるのか

思わぬ形で「週刊女性」がリリースしてきた松本人志の身の潔白を証明するかのような“新証拠”。松本人志本人も5日午後1時すぎに自身のX(旧Twitter)を更新し、こんなポストを投稿している。

しかし件のLINEスクリーンショット自体は何ら新しいものではなく、真偽不明のものとして年末にはSNS上に流通していた。以下がその証左だ。日付に注目していただきたいのだが、12月30日の時点でこのような形で投稿されている。

「週刊女性」の記事では、このスクショについて上記の通り「内容は本物で間違いないことも分かった」としているが、何をもって「内容は本物」と断定しているのか、その判断基準は示されていない。

さらにネット上では、小沢の「部屋は1502」というメッセージ直下の被害女性が送った「よろしくお願い致します」に続く3つの絵文字中央の「三連符」が、事件があった2015年当時はリリースされていなかったこと、女性が当時18歳だったにもかかわらず、その文体があまりにも「おばさん構文」すぎるとの理由から、捏造疑惑までが囁かれる事態となっている。ちなみに先ほど紹介した松本本人のポストでは、三連符部分のメッセージはカットされている。


「週刊女性」の記事では省略されている重要なシチュエーション

加えて問題の記事では、被害者とされる女性が会合の際に小沢らから携帯電話を取り上げられていたという「週刊文春」には記されていた「重要な経緯」が、おそらく意図的に省略されている。

携帯電話を没収しているのであれば、他人が持ち主本人になりすましてLINEで「お礼のメッセージ」を送る等、取り上げた側の自作自演でいかようにも捏造することは可能ではないか。事実、5日に文春オンラインが放った松本への追撃砲では別の被害女性が、やはり携帯電話が回収された流れを告白している。

後輩芸人が女性たちの携帯電話を事前に没収するのは常習的な手口だったのは紛れもない事実で、飲み会のたびにメッセージが捏造されていたと判断されても仕方のない状況だ。「内容は本物で間違いないことも分かった」と「週刊女性」は言うが、それは「内容は“捏造された”本物で間違いないことも分かった」ということにならないか。

吉本興業による圧力の可能性はあるのか

なぜ「週刊女性」の記事は、かような卑怯極まる「常套手段」に触れることをせず、重要な論点から目をそらすのか。老舗雑誌だけに、記者の「うっかり」はありえないだろう。そのような姿勢に、吉本興業の圧力を懸念する声すら上がっているのが現状だ。

長く業界に身を置いている50代のテレビ関係者は、以下のように語る。

「文春さんに週刊女性さんがガチンコ勝負をかけてくるのは正直意外でした(笑)。吉本サイドの圧力というよりは、版元の主婦と生活社さんに、松本さんに好意的な記事を出すことで今後の心証をよくしようという下心的なものもあるんじゃないかと勘ぐってしまいますね。100%の勝算があると考えているかというと、そんなこともないような気もしてしまいますが」

そうこうしている間にも、松本の出演番組からのスポンサー離れは進み、巷では松本の「Xデー」予想までもが飛び出しているのが現状。はたして松本擁護派vs批判派の戦いは、どのような決着を見るのだろうか。ともあれ今こそが「松本、動きます」の時期だとは言えないか。

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