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つい「頑張ろう!」と思ってしまう人が“大成しない”のはどうしてなのか?

何かを始めるとき「頑張ろう!」と思っていませんか? 無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんによると、そう考える人は素人なのだそう。その理由とは?

頑張らずに本気になる

何かをやる時に、「頑張ろう」とするのは素人なんですよ。頑張るとは、できそうもないと考えることをやろうとすることなんですから。ですからそんなことが成就するわけがないんですね。。

プロは頑張ろうとは思わないモノです。ただ本気になってやるだけ。では本気になって何をやるのか?といえば、それは自分が確実にやれると考えることを、エラーなく、確実にやり切ること(これが本気)なんですね。やれると分かっていることをやろうとするのだから、頑張る必要なんてないでしょ。

頑張る必要がない、それはつまりやる気になったらちゃんとできると思えることなんですが、そうなるために練習や修行をやるんです。練習でできもしないことを、本番のプレッシャーの掛る場面でちゃんとできるわけないんですよ。

つまり本番というのは、あなたのできることの内数が現実になるんです。昔のスポ根マンガにあるように、本番の時に奇跡の力が出てしまうなんてことは現実にはないのですよ。

では本気って簡単に出せるのかというと、これがまた難しいんですよね。力こぶを作らずに、飄々と淡々と、自分ができることを抜かりなく、確実にやり切るのって、プレッシャーがない状態ならできても、めっちゃプレッシャーの掛る場面では簡単じゃないですよ。

これは完全に量稽古が必要で、とにかく場数を踏んで、いつでも平常心でできるようになるまで繰り返す必要があるんですよ。その過程で、本気になった時の自分のこころの有り様が変化してきますから。これはある種のスイッチがパッと入って、舞台の幕が開くみたいな感じになるんですよ。

今までの平時の自分から、本番としての自分に切り替わる、そんな意識の変化が起こるんです。

例えば私の場合、セミナーで演台の前に立った瞬間で、あそこから受講生が座っている風景を見ると、意識が完全に切り替わります。完全に講師としての新しい自分が立ち上がる感じです。その瞬間に、素としての自分は消え去って、講義を伝えるモードに入るわけです。

そしてパフォーマンスを出すためには、この切り替えを意識的にやる必要があるんです。もう10年以上、こんな仕事をしているんですから切り替えなんてしなくてもちゃんと話はできるんですよ。話す内容も全部アタマに入っていますしね。それでもあえて、

今から私はセミナー講師に生まれ変わります

と内なる自分に宣言をすることで、本気モードにスイッチするわけです。

この切り替えをサラリーマンもやらなきゃならないと思うんですよ。課長なら課長、部長なら部長としてのペルソナにスイッチしてから仕事をスタートさせるべきだと思うんですよね。「芝居がかる」という表現がありますが、役職というペルソナなんてまさに演じるモノですからね。ですからお芝居のつもりでやるのが当然なんですよ。

ビジネスで客観視ができない人って、このスイッチの入れ替えをしていない人なんです。だからいつもの素の自分が出てしまうんですね。これまた習慣の問題ですから、早くスイッチを入れるという意識を持って仕事をした方が良いと思いますよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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