貿易協定、合意文書署名=TPP水準まで農産品開放-日米首脳が会談

2019.09.26
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by 時事通信

日米貿易協定交渉の最終合意を確認した文書に署名した安倍晋三首相(左)とトランプ米大統領=25日、ニューヨーク(AFP時事)

日米貿易協定交渉の最終合意を確認した文書に署名した安倍晋三首相(左)とトランプ米大統領=25日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】安倍晋三首相は25日昼(日本時間26日未明)、トランプ米大統領とニューヨーク市内で会談し、貿の最終合意を確認した文書に署名した。会談後に共同声明を発表する見通しだ。日本は米国が重視していた牛肉、豚肉、小麦の市場を環太平洋連携協定(TPP)水準まで開放。米国は幅広い工業品の関税を撤廃・削減するものの、TPPで約束した自動車の関税撤廃には応じない。
 両首脳は最終合意を歓迎。首相は「発効すれば日本の投資が増え、両国の経済関係は発展する」と述べ、トランプ氏は「米農家にとって大きな勝利だ」と強調した。
 交渉は茂木敏充外相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表による23日の協議で最終合意に達した。市場開放規模はそれぞれ、約70億ドル(約7500億円)となる見込み。日米とも国内の法的審査が間に合わなかったため、協定への正式な署名は月内にも閣僚・大使レベルで行う方針だ。(2019/09/26-01:37)

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