女性バスガイドの感染確認 運転手と同乗、国内8人目―新型肺炎

2020.01.30
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by 時事通信

新たに新型肺炎の感染が確認された大阪市在住の女性について記者会見する厚生労働省結核感染症課の日下英司課長(手前)=29日夜、厚労省

新たに新型肺炎の感染が確認された大阪市在住の女性について記者会見する厚生労働省結核感染症課の日下英司課長(手前)=29日夜、厚労省

 厚生労働省などは29日夜、大阪市在住で外国籍の40代女性が、新たに新型コロナウイルスによる肺炎と確認されたと発表した。女性は28日に感染が確認された奈良県の運転手男性と同じバスで、ガイドとして勤務していた。女性は入院しているが、症状は改善したという。日本国内での感染確認は8人目。
 女性は過去1カ月の間に中国を含む海外への渡航歴はなかったという。同省は武漢のツアー客だけではなく、運転手男性も感染源となった疑いもあるとみて、詳しく調べている。
 厚労省や大阪府によると、女性は20、21日両日、発熱を訴えて東京都内の医療機関を受診したが、その際は肺炎とは認められなかった。症状が改善されなかったため、23日に大阪市内の保健所へ連絡し、府内の医療機関を再受診。コンピューター断層撮影(CT)検査で肺炎と診断され入院した。その後運転手男性の感染が確認され、女性も検査していた。(2020/01/30-01:29)

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