北九州で21人感染 東京、解除後初のクラスターか―新型コロナ

2020.05.28
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by 時事通信

新型コロナウイルスの集団感染が起こったとみられる武蔵野中央病院=28日午後、東京都小金井市

新型コロナウイルスの集団感染が起こったとみられる武蔵野中央病院=28日午後、東京都小金井市

 北九州市は28日、新たに21人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。新規判明は6日連続。1日当たりの感染判明は過去最多だった4月1日と同数となり、「第2波」の懸念が強まっている。
 市によると、21人のうち9人は門司区の「門司メディカルセンター」の医療スタッフ。市はクラスター(感染者集団)とみている。他は別の医療関係者3人や介護施設職員2人など。23~28日の6日間で新規判明は計43人に上った。
 東京都では新たに15人の感染が確認された。新規感染者が2桁となったのは3日連続。武蔵野中央病院(小金井市)で同日までに、職員4人と患者5人の感染が確認された。他にも発熱した複数の患者がおり、検査を進めている。緊急事態宣言の解除後、都内で初のクラスター発生とみられ、都は厚生労働省に対策班の派遣を要請した。
 28日はこのほか、神奈川県で10人、北海道7人などの感染が分かった。全国では計65人となり、39県での緊急事態宣言の解除後、最多となった。(2020/05/28-23:35)

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