旧式石炭火力、休廃止を表明 エネルギー計画に反映―梶山経産相
梶山弘志経済産業相は3日の閣議後記者会見で、「非効率な石炭火力をフェードアウトする実効性のある仕組みを導入する」と述べ、発電効率が低く二酸化炭素(CO2)を多く排出する旧式の石炭火力発電所を2030年度までに休廃止する方針を表明した。旧式の石炭火力発電所は国内に114基あり、このうち9割を占める100基程度が対象となる見通し。
具体策としては、旧式の発電量に上限を設ける方法や、早期の休廃止を決めた電力会社への優遇措置といった案が浮上。経産省は月内にも本格的な検討に着手し、来年予定されるエネルギー基本計画の見直しに反映させたい考えだ。(2020/07/03-12:29)