11月にも経営責任判断 システム障害めぐり―清田JPXCEO
日本取引所グループ(JPX)の清田瞭最高経営責任者(CEO)は28日の定例記者会見で、傘下の東京証券取引所で1日に起きたシステム障害による株式売買の終日停止について、11月中に社内処分を含め経営責任を判断する可能性を示した。金融庁の立ち入り検査結果や独立社外取締役の調査委員会による提言を踏まえ、「グループ全体として責任の所在を明確にしたい」と述べた。
システム障害発生後、清田氏が会見するのは初めて。問題について「深くおわび申し上げる」と陳謝し、再発防止に向け、今回障害が起きなかった大阪取引所を含め売買や清算システムの総点検を指示したことを明らかにした。(2020/10/28-19:36)