全閣僚一丸で推進を 温室ガス「50年ゼロ」―首相指示
政府は30日、首相官邸で地球温暖化対策推進本部(本部長・菅義偉首相)の会合を開いた。2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標について、首相は「この挑戦を産業構造や経済社会の発展につなげる」と強調し、全閣僚一丸で実現に向けて取り組むよう指示した。
同本部の開催は菅政権発足後初めて。首相は、梶山弘志経済産業相に対し、脱炭素化につながる成長戦略の策定を中心的に担うことや、エネルギーと産業分野の変革を推進するよう指示。小泉進次郎環境相には、国民のライフスタイルの転換を促す施策や、日本の取り組みの国際発信を求めた。(2020/10/30-19:10)