岐阜知事に古田氏5選 保守分裂、3新人破る

2021.01.25
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by 時事通信


古田肇氏

古田肇氏

 任期満了に伴う岐阜県知事選は24日投開票され、無所属現職の古田肇氏(73)が、元内閣府官房審議官の江崎禎英氏(56)、元教諭の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、元県職員の新田雄司氏(36)の無所属新人3人を破り、5選を果たした。自民党県連内の支持が古田、江崎両氏で分かれ、55年ぶりの保守分裂選挙となった。投票率は前回(36.39%)を上回る48.04%だった。
 古田氏は自民党の幹事長代行ら県選出の衆院議員や、柴橋正直岐阜市長が支援した。新型コロナウイルスの感染拡大で同県に緊急事態宣言が出される中、「公務を優先する」として遊説などは行わなかったが、現職の知名度を生かし支持を集めた。
 江崎氏は自民党県議らが支援し、内閣府や経済産業省などで培った行政経験をアピールしたが、及ばなかった。稲垣氏は大型公共事業の見直し、新田氏は子育て環境の充実などをそれぞれ訴えたが、支持を広げられなかった。(2021/01/25-00:26)

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