「河井元法相から300万円」 亀井静香氏秘書が証言―参院選買収・東京地裁

2021.01.25
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by 時事通信

 2019年参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた衆院議員の元法相、河井克行被告(57)の公判が25日、東京地裁(高橋康明裁判長)であった。広島6区選出で金融担当相などを歴任した亀井静香元衆院議員(84)の男性秘書(70)が出廷し、克行被告から現金計300万円を受け取ったと証言した。
 300万円は、克行被告が現金を提供したとされる100人の中では最高額。
 証言によると、男性は19年5月31日に広島市内の克行被告の事務所で100万円、同7月3日には同市のホテルで200万円を受領。克行被告は「企業から締め出されて大変なんです。なんとか助けてください」などと言って現金入りの封筒を差し出したという。
 男性は現金の趣旨について、妻の参院議員案里被告(47)=公選法違反罪で有罪判決=への選挙依頼と感じたと説明した。参院選後に克行被告から事務所顧問として勧誘されたため、「そんな(顧問料の)意味もあったのかなと思った」とも述べた。(2021/01/25-15:03)

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