ワクチン接種で模擬訓練 新型コロナ、課題検証―厚労省と川崎市
厚生労働省と川崎市は27日、新型コロナウイルスのワクチン接種会場の運営訓練を実施した。接種の一連の流れを実演し、受けに来た人が滞らないかなどを確認。得られた教訓を同省が各自治体に提供し、実際の接種の円滑な進行を目指す。
川崎市立看護短期大(同市幸区)の体育館に設けられた会場では、医師や看護師ら24人が運営スタッフとして参加。別の約20人がワクチン接種を受けに来た人役となった。
訓練では受けに来た人に対し、受付で職員が本人確認などを行い、問診票を手渡した。その後、医師による診察で体調を確認し、別のスペースで模擬的なワクチン接種を行った。
接種後は体調の変化がないか確かめるため、会場内で15分以上、経過を観察。体調悪化に備えた救護室も設けられた。(2021/01/27-16:14)