21年サンマ漁獲枠、過去最低 15万トン、保護徹底―水産庁
水産庁は20日、サンマの2021年の漁獲枠を前年比41.2%減の15万5335トンと、過去最低水準に変更する案を公表した。21年の枠は暫定的に20年と同じ26万4000トンに設定していたが、国際合意を踏まえ当初より4割超減らす。サンマの歴史的不漁が続く中、資源保護を徹底し将来の漁獲量回復につなげたい考え。
同庁は20日に、国内漁業者らを対象にした意見交換会で新たな枠を示した。近く開かれる水産政策審議会(農林水産相の諮問機関)を経て、正式決定する。(2021/04/20-18:42)