トヨタ、世界販売トップ 国内8社生産は15.8%減―20年度

2021.04.28
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by 時事通信


上海モーターショーでのレクサスのブース=2021年4月(EPA時事)

上海モーターショーでのレクサスのブース=2021年4月(EPA時事)

 が28日発表した2020年度のグループ世界販売台数(ダイハツ工業、を含む)は、前年度比5.1%減の約991万台だった。独フォルクスワーゲンを抑え2年連続で首位。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたが、好調な中国での販売をけん引役に秋以降は回復基調が鮮明となった。
 一方、トヨタを含む国内自動車大手8社が28日発表した20年度の国内生産台数は、合計で前年度比15.8%減の761万160台となった。コロナ禍で夏まで生産が低調だったことに加え、世界的な半導体不足が下押し要因となり全社がマイナス。世界合計の生産台数も12.1%減少した。
 同時に発表した21年3月の国内生産台数は、8社合計で前年同月比4.5%増の82万6928台。前年がコロナ禍の影響で大幅に下落した反動もありプラスとなったが、半導体不足で部品調達に遅れが生じた(スバル)、の生産減が目立った。
 半導体大手の那珂工場(茨城県ひたちなか市)で3月に発生した火災による自動車生産への影響は、5月以降に本格化する見通し。トヨタは半導体不足について「限定的とみているが状況を注視する」(広報)としている。(2021/04/28-20:13)

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