空自がフィリピンと訓練 初の2国間、首都近郊で
【マニラ時事】フィリピンの首都マニラ近郊で5日、空軍と日本の航空自衛隊が訓練を行った。両者が2国間で訓練するのは初めてで、在マニラ日本大使館は声明で「両国の防衛協力において重要な一里塚になる」と位置づけた。
訓練は8日までの4日間、マニラから北西約80キロのクラーク空軍基地で実施する。人道支援と災害救助に関する内容で、空自は戦術輸送機C130Hを使用。「孤立地域への物資投下」などが行われる。
領土をめぐり中国と対立する両国が新たな防衛協力へ踏み出したことは、南シナ海で覇権を強める中国へのけん制にもなる。(2021/07/05-16:27)