立民・本多氏が議員辞職へ 性交同意めぐる発言で
立憲民主党の本多平直衆院議員=比例北海道ブロック=は27日、衆院議員会館で記者会見し、党会合での性交同意年齢に関する不適切発言をめぐって、近く議員辞職する意向を表明した。これに先立ち、本多氏は党に迷惑を掛けたとして離党届を提出。立民は同日の常任幹事会で受理し、党としての処分は見送った。
本多氏は会見で「聞いた方が不快に思う表現、また被害者を傷つける例示の言い方があったことを心からおわびしたい」と謝罪。「比例代表選出の議員だ。党を離れる以上、筋を通す」と述べ、辞職する考えを示した。次期衆院選への立候補に関しては「先のことは全く考えてない」と述べるにとどめた。
一方、福山哲郎幹事長は幹事会後の会見で「多くの支持者の期待を裏切ったことは心からおわびしたい」と改めて陳謝した。
本多氏は5月10日の党会合で「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」との趣旨の発言をしたとされ、党内外から批判が相次いだ。(2021/07/27-20:29)