茂木氏、東・南シナ海で中国けん制 日ASEAN外相がテレビ会議
茂木敏充外相は3日、東南アジア諸国連合(ASEAN)外相とのテレビ会議に出席した。東・南シナ海で軍事的圧力を強める中国に関し「一方的な現状変更の試みに強く反対する」とけん制。法の支配や紛争の平和的解決の重要性を訴えた。ASEAN側からは、南シナ海の航行の自由や非軍事化についての発言が出された。
茂木氏は会議の冒頭、「ASEANは日本にとって『自由で開かれたインド太平洋』実現の要だ」と述べ、各国と連携を進める考えを表明。日本とASEANの友好関係が50周年を迎える2023年に各国首脳を日本に招き、特別首脳会議を実施する意向を示した。(2021/08/03-20:17)