管理会社社長ら不起訴 調布小型機墜落事故―東京地検支部

2021.10.28
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by 時事通信


調布飛行場=2015年9月、東京都調布市(時事通信チャーター機より)

調布飛行場=2015年9月、東京都調布市(時事通信チャーター機より)

 東京都調布市で2015年7月、小型機が民家に墜落し8人が死傷した事故で、東京地検立川支部は28日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された機体の管理会社「日本エアロテック」(同市)の社長を嫌疑不十分で不起訴とした。
 事故で死亡した機長=当時(36)=も不起訴処分とした。立川支部は理由について「墜落原因を、合理的な疑いを入れない程度に特定することはできなかった」と説明。今回の処分で、事故に関する一連の捜査は終結した。
 事故は15年7月26日に発生。小型機が調布飛行場を離陸した直後、近くの住宅街に墜落して炎上した。機長と搭乗者の男性=当時(36)=、全焼した民家にいた女性=同(34)=の3人が死亡し、他の搭乗者や住民計5人が負傷した。(2021/10/28-16:49)

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