ガソリン高騰抑制策、初発動へ 170円以上の見通しで―25日にも公表・政府

2022.01.24
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by 時事通信


ガソリンスタンドでの給油作業=2021年8月、新潟県上越市

ガソリンスタンドでの給油作業=2021年8月、新潟県上越市

 政府は24日、ガソリン価格の高騰抑制のために設けた補助金制度を初めて発動する方針を固めた。26日公表予定のレギュラーガソリン1リットル当たりの給油所店頭価格(全国平均)が、約13年4カ月ぶりに170円以上となり、発動条件を満たすことが確実となったため。25日にも公表する。
 価格抑制策は、1リットル当たり最大5円の補助金を、ENEOSや三菱商事など国内の主要石油元売りと輸入業者29社に支給するもので、3月末までの時限措置。対象はガソリンと軽油、灯油、重油で、2021年度補正予算に財源として800億円が盛り込まれた。
 原油価格は、新型コロナウイルス感染拡大からの経済回復による需要増に加え、主要産油国が増産幅拡大に慎重なことを受け、高値圏での推移が続く。国内でもガソリンや灯油の価格が高騰し、政府は昨年12月に抑制策を新設した。
 今月17日時点のレギュラーガソリン価格は平均168円40銭まで上昇していた。(2022/01/24-22:46)

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