ミスジャパン、ミスワールド…などいつの世も世界が大注目する「美人」に話題は事足りません。ただ、美人の定義には主観も入るため、時には賛否両論も。また、お国柄によっても「美人」と呼ばれる人の特徴はバラバラだったりします。日本人が西洋の金髪や青い目に憧れる一方、欧米人からみた東洋の黒髪や切れ長の目は「羨ましいほど」神秘的に映るそうです。今回はいくつかの欧米のサイトで「美人」と報じられている「アジアの美女」を紹介していきたいと思います。日本ではあまりみかけない美女も続々登場します。さてあなたが思う美女は含まれているでしょうか?
中国
世界一の人口を抱える大国では、恐らく美女の産出量もハンパではないでしょう。
ファン・ビンビン(34歳)/ 中国で初!のバービー人形に
「中国で最もビッグな女優」と崇められるのは、歌手活動なども行いその美貌だけでなくマルチな才能も評価されるファン・ビンビン。
日本でも話題となった「新少林寺/Shaolin」や、最近では「X-MEN フューチャー&パスト」に出演し、ハリウッドにも進出済み。
日本では2006年の合作映画「墨攻」に出演したことで広く認知されるようになりました。
“この世のものとは思えない”その国宝級の美貌を守るため、中国のあるバラエティ番組に出演の際、制作側は19億円もの保険をかけたそうです。
透き通った肌に、エキゾチックな顔立ちが本当に美しいですね。
「中国のスター女帝」といった声も聞こえてくる一方、スッピンについては「農村の女性」のようだといったコメントも。
チャン・ツィイー(37歳) / 変わらぬ美貌を保ち続ける不動の女王
デビュー作「初恋のきた道」ではあどけない美少女を演じ、「ラッシュアワー2」ではジャッキー・チェンやクリス・タッカーと共演しハリウッドに進出、また日本でも話題となった「SAYURI」ではゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされるなど、華々しい女優道を歩んできたチャン。
37歳となった現在も劣らぬ凛とした気品を感じさせる美しさで、アジアだけでなく世界を魅了しています。
台湾の男性向け雑誌「FHM Taiwan」2001年では「世界で最もセクシーな女性」としてもその 名を馳せています。
まさに認知度No.1のアジアンビューティの代名詞といえそうです。
昨年はロックミュージシャンとの再婚も果たし、数々の恋愛遍歴にピリオドを打つことになるのでしょうか。
リウ・イーフェイ (28歳) / 女優、歌手、モデルをこなす妖精
その魅力的な顔立ちからのぞく可愛らしい笑顔とデリケートなイメージから、「妖精のシスター」とよばれるイーフェイ。
フランス語学者の父と、中国国家一級演員の資格を持つ母との間に生まれた後、両親の離婚、NYでの生活を経て、14歳から本国にて本格的に女優の道を目指します。
日本での歌手活動の経験もある彼女は、「最も美しい中国の女優」の1人として必ずランクインする常連美女といえます。
2007年に「ドラゴン・キングダム」というカンフー映画にてハリウッドデビュー。日本での歌手活動もあるようです。
ドゥ・ジュアン(33歳)/ 中国初のスーパーモデル
クールビューティな雰囲気の中にスウィートさも兼ね備えている珍しいタイプの貴重な美女。
上海出身のジュアンは、「中国初のスーパーモデル」としてフランス版ヴォーグや米タイムズ紙に登場。
ミス・チャイナという称号の他にはルイヴィトンやアルマーニといったハイブランドの御用達モデルとして知られている。
韓国
「美」に関しては何かと話題の韓国。
どんな美女が揃っているのでしょうか。
ペ・スジ(21歳)/「国民の恋人」として愛されるアイドル
アイドルグループ「Miss A」のメンバーとして活躍するぺ・スジ。
「世界で最も美しい顔100人」2013年から3年連続でランクインしています。
いま大人気の美女のひとりです。
イ・ハニ(33歳)/ ソウル大学出身、才色兼備のミス・コリア
2006年ソウル大学校音楽学部国楽科カヤグム専攻中に、出場したミスコリア選抜大会で優勝したイ・ハニ。
その後メキシコで実施されたミスユニバースでは4位に入賞し、韓国が誇る歴代の美女に君臨しました。
母親と姉もカヤグム演奏家であり、その才能と美しさは遺伝子レベルで引き継がれているようです。
モデルと女優を兼業し、日本の雑誌Viviでは「ファッションのおしゃれミューズ」として、紹介されそのファッションセンスにも注目が集まっているようです。
ソン・ヘギョ(33歳)/ 隠しても隠しきれない美貌でアジア中を旋風
美しさに加えて可愛らしさが評価されているのがソン・ヘギョです。
女優としての成功を納め、その美貌に更に磨きがかかったと言われています。
欧米のメディアでは「美」に加えキャリアの成功も美女としての条件に欠かせないという観点を示唆しています
2007年に、韓国人として初めてアメリカのヴォーグ紙の表紙を飾り、2010年には米映画専門サイトIndependent Criticsにて、「最も美しい顔トップ100」にて18位と韓国人初のランクインを遂げたそうです。
先月上げたInstagramの写真ではサングラス姿のヘギョに対して「サングラスで隠しきれない美貌」と話題を呼んでいるとのこと。
日本
米国の映画レビューサイトを運営する男性が毎年発表する「世界で最も美しい顔100人」は日本でも有名ですね。
2015年度はランクインした中には今をときめく女優の姿が。
佐々木希(28歳)/世界に通用する美女
女優として活躍する佐々木希さんは、こちらのランキングの常連。2010年から2015年まで連続でランクインしています。
桐谷美玲(26歳)/キュートな瞳が魅力的
ゆるカワ系のモデルとして若い女性に人気の桐谷美玲さん。
女優としても様々なドラマに出演しています。
石原さとみ(29歳)/大人の魅力が漂う
大河ドラマから恋愛ドラマまで様々なジャンルをこなす実力派女優。
あどけなさと残しながらも大人の色気が漂います。
インド
一風変わって、アジアも少し西に移動すると信じられない程の美女達がいました。
カトリーナ・カイフ(33歳)/ ボリウッドが最高額を支払ったセレブリティ
イギリス植民地時代の香港で生まれたインド系英国人であるカトリーナ。
インドに移住するまで数々の海外に居住したことのある国際派女優。
多数のボリウッド映画に出演し、インドや中東の男性たちの心を翻弄させてきました。
2013年には他のインド女優を押しのけて「アジアで最もセクシーな女性」の冠を獲得したこことも。
彼女の踊るベリーダンスの動画では、砂の上で腰を振る様子はセクシーでありながらもどこか神々しいその姿に魅了されることでしょう。
また情報サイト「ibest9」ではカトリーナについて「彼女の美しさを説明する形容詞を使い果たしてしまうほど」と賞賛しています。
ディーピカー・パードゥコーン(33歳) / デンマーク生まれの長身美女
コペンハーゲンで生まれたディーピカは、1歳になる前に家族と共に南インドに移住したとのこと。
大学時代からモデルの仕事を始め、2006年にカンナダ語映画で女優デビューを果たします。
ちなみに175cmという身長はインド映画界では長身の部類にはいるそうです。
また、翌年にはボリウッドの大ヒット作「Om Shanti Om(恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム)」でヒロインに抜擢され脚光を浴びました。
2013年には「世界で最も美しい顔」12位に選抜されただけあって、その大きくて奥深い美しい瞳に今にも吸い込まれそうです。
ディア・ミルザ(34歳) / ドイツの血が流れるミス・アジア
ディアはドイツ人の父親とベンガル人の母親の間に生まれました。
10代からその美貌は周囲から注目され、既にファッションブランド等の広告塔になるなどモデル業を始めていたのだとか。
2000年ではミス・アジア・太平洋コンテストにて優勝し、翌年ボリウッドへのデビューを果たしました。
母親と同様、社会活動にも力を入れていて、2011年の東日本大震災の後にも来日した経験があります。
外見の美しさだけでなく、内面の慈悲深さも美を際立ててますね。
日本のメディアで見かける機会があまり国々ではありますが、欧米のサイトで注目の美女たちを紹介。
パキスタン
Mehwish Hayat(32歳)/ セレブっぽさ全開の美女
パキスタンで、女優、モデル、歌手として活躍するMehwish。
セレブ女優の貫禄たっぷりのこの大胆な美しさ。
女優としてエンターテイメント業界で大活躍だそうです。
そういった経歴に対する自信もこの美しさの一部分でしょう。
フィリピン
Marian Rivera(32歳)/ ラテンの血を受け継いだチャーミングさが光る
image by: Wikipedia
エキゾチックな美貌を持つMarianは、スペインとフィリピンというラテンの血を受け継いだフィリピンの美女です。
その官能的なボディに、チャーミングな顔立ちとセクシーなウィットさが、フィリピンだけでなくアジアで最も美しい女性の1人として選ばれる理由でしょう。
2008年から美に関するランキングでいつも上位に君臨しています。
フィリピンのFacebook Queenというカテゴリーでは1700万「いいね!」を獲得したとのことです。
バングラディシュ
Konnie Huq(41歳)/ 40代に見えない美貌を持つベイビーフェイス
image by: Wikipedia
バングラディッシュから移民家族のもとイギリスで生まれたバングラッシュ系イギリス人のKonnie。
この特集では最高齢のなんと41歳なのです。この年齢とは思えないほどのベイビーフェースで若さと美しさを保っています
アジア人女性の美のキーワードは東洋的、エキゾチックさ
こうしてみると、海外でも話題になっている美女たちにはそれぞれ傾向があります。
例えば、東アジアの美女に対しては、黒髪ロングのストレートに細目といったいわゆる「東洋的」な美を美と捉える傾向もある一方、瞳が大きな現代風の美女もみられました。
日本ではハーフタレントや外国人風のメイクやヘアスタイルなどが人気の中、やはり欧米を中心とした海外では、自分にはない風貌の「美」を求める傾向にあるのではないでしょうか。
一方、インドなどでは、西洋とのハーフや海外で育ったというバックグラウンドを持つ傾向にあり、アジアと西洋が混合されたエキゾチックな美貌が特徴的でしたね。
人間は「ないものねだり」という生物学的な性質から自分にないものを求める傾向にあるそうです。
欧米女性がアジアの女性を羨むほど「美しい」と思うのも、自分にはない素材を活かした美が謎に包まれていて神秘的に映るからではないでしょうか。
さて、あなたの好みの美人はどこの国でしたでしょうか?
image by: Wikipedia(ディーピカー)/Instagram(ソン・ヘギョ)
source by: The 100 Most Beautiful Faces of 2015, iBest , 10 reviewspro, Wikipedia(個々のページ)
文 / 臼井史佳