「眼を騙す」を意味するフランス語が語源の「トロンプ・ルイユ(Trompe-l’œil)」とは、騙し絵のことで、昔から芸術分野で用いられてきた手法と技法のことです。
現在ではトリックアートとも呼ばれています。
例えば、そこに存在しない窓や人物、風景など描き、あたかも存在するように見かける絵のことです。
いまフランス人アーティストPatrick Commecyさんが手がけたトリックアートが話題になっています。
思わず騙される、ドキッとさせるようなハイパーリアルな絵を描き、町中を活気づかせています。
その作品の一部を紹介したいと思います。
ビフォーアフターも見比べてみてください!
ルネッサンス時代を再現? Renaissance
絵が描かれる前と比べると、街の雰囲気も全然違いますね。
ここの一角だけ、たちまち活気づいた雰囲気がでています。
タイトル通りにここはルネッサンス時代なのでしょうか。
中には現代風の格好をした旅行者も混じっています。
中世と現代の共存でしょうか。
石階段を駆け上がっていけそうな気になりますね。
(※三角マークのところをドラッグして動かすと、ビフォーアフターがわかります)
自由に遊ぶ子供たち Vive la récré
子供たちが遊んでいる様子が描かれていますが、飛び出して見えますね。
思わず騙される、躍動感がありすぎる作品です。
(※三角マークのところをドラッグして動かすと、ビフォーアフターがわかります)
フランスの俳優が集結 Le café des acteurs
アパルトマンのバルコニーからは様々な人間模様が描かれています。
階下にはよく見てみると、フランスを代表する大物たちが優雅にカフェでくつろいじゃっています。
ジョゼ・ガルシア、マリオン・コティヤール、クロヴィス・コルニアックなどの姿も。
(※三角マークのところをドラッグして動かすと、ビフォーアフターがわかります)
伊ショッピングモール内にも描いちゃった Le Terrazze
イタリアのショッピングモール内にもトリックアートが。
エントランスからも強烈な個性を発しています。
(※三角マークのところをドラッグして動かすと、ビフォーアフターがわかります)
思わずニヤリとする通学路 Le Plan d’Orgon
30mもの長さが続く超大作。
こんな道があったら、通学も通勤ももっと楽しくなるかも!
子供達の遊び場がこんなところにも! Image-magie
あんなところに抜け道が! De temps en temps
思わず騙される! La galerie V
(※画像はすべてA-FRESCO/Patrick Commecyより)
立体的に人が飛び出しているように見えたりして、トリックアートだとわかっていても、騙されてしまい人も多いのではないでしょうか。
すべての作品が明るくて、エネルギーに満ちている作品ばかりですね。
こんな絵が街中にあったら、ちょっとハッピーになっちゃいます。
ここで紹介しきれなかった作品もたくさんあるので、詳しくはパトリックさんの公式サイトをチェックしてみてください。
公式サイト http://www.a-fresco.com/
Image by: A-FRESCO
Source by: A-FRESCO , design you trust