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ノーリスクの「ダメ元」だったら、喜んで失敗したほうがいい理由

「ダメ元でやってみるか」と取り組んだ仕事の結果が予想通り「ダメ」だった場合、あなたならどう考えますか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者の佐藤しょ~おんさんは、ここであっさり「仕方ない」と考えてしまう人間は「マーケットから抹殺される」と厳しい見方を示すとともに、そうならないための「逆転の発想術」を記しています。

損をしない生き方を選ぶか、トクをする生き方を選ぶか

人生ではさまざまな場面で、これはやっても多分ダメなんだろうけど、ダメ元でやってみるか、という状況になることがありますよね。ダメ元とは成果をあまり期待せず、万一上手く行ったらラッキーだな、程度にしか考えていない、成果を期待していないという状況のことです。元々ダメ元なんですから、当然のようにダメな結果が返って来ることがほとんどなんですね。

そうなると、「ダメ元でやったんだから、これは仕方ないよね」と考えて、諦める、撤退する、もうやらないという対応を取ることが多いんですよね。ところがこれってちょっと損をする考え方なんです。

ダメ元でもやろうと考えたわけですよね。それは万一何かを手に入れたら、大きなポジティブな変化を手に入れられるとわかったからそうしたわけですよね。そう、その直観は正しいんです。だったらあなたがやるべきこととは、ダメ元で取り組んだことに対して、手ぶらで帰宅するのではなく、何かを手に入れるまで粘ってみることなんです。

最初の狙った成果に限定するのではなく、何かひとつ、これを取り組んだことで新たに何かの欠片でも良いから手に入れるまでやってみるという姿勢が次の幸運を引き寄せるのです。あなたが手にする小さな欠片が将来芽を出し花を付け、最後に想像もしなかった実を付けてくれるかも知れません。

そもそも最初から何も期待せずに始めたんですから、何かひとつでも手に入ったらそれだけでラッキーですよね。つまりここで発想を逆転させるのです。「どうせダメ元だったんだから、手柄がゼロでも損じゃないよね」という考え方から、「どうせダメ元だったんだから、何かをゲット出来たら超ラッキーじゃん」と考え方を変えるのです。

おそらく90%の人は前者で思考を停止するでしょう。別名、損さえしなければそれでOKと考える人々はこちらを選択します。一方、ノーリスクなら何かをゲットするまで頑張った方がトクじゃん、と考える人々は後者を選択するのです。人生の結果とは、この積み重ねが化学反応を起こして表出化したものなんです。

前者の考え方をする人は、いつでもどんな時でも前者の思考をするもので、同じく後者の考え方をする人は、どういう機会に遭遇しても後者のように貪欲に何かを手に入れるのです。それが10年続いたら人生にどういう差が生まれるのかはあえて説明する必要がありませんよね。ダメ元という状態では、特にその違いが目立つんですよね。

ダメ元ってノーリスクの状態なんですよ。誰も成果を期待していない、もしかしたら多少のロスを出しても仕方ないかと上司が考えている、その状態がオイシイ場面だと思えないとしたら、それはビジネスパーソンとしてセンスがなさ過ぎですよね。失敗しても叱られない場面なら、喜んで失敗して失敗という経験値を積む、それだけだって損をしないことを金科玉条のように奉じている人よりは上等だと思いますよ。

失敗や損って、符号がマイナスというだけの話で、符号がプラスに変わったら大成功になるわけですよ。ところが、失敗しない人というのは、ゼロですからこれはどうやってもゼロのままなんですよ。日系企業に多くいる、失敗を恐れる人達って無難にゼロを積み重ねただけで、未来で大化けする株を全然持っていないってことと同じなんですから。

これからの時代、そんなオトナはマーケットから抹殺されると思うんですけどね。

image by: Shutterstock

 

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
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