日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・蒲田「狐狸丸(こりまる)」の、鯛塩そば。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、「想像を超えるレベルの高さ」と激賞する、鯛塩そばとシメの鯛茶漬けのお味とは?
オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】狐狸丸(こりまる)
狐狸丸(こりまる)@蒲田にて、鯛茶漬けセット(鯛塩そば・淡麗)。
今月15日にオープンした蒲田の新店。
まずは一言、これは美味い! 率直に申し上げて、想像を超えるレベルの高さだ。
ロケーションは、JR蒲田駅から徒歩10分程度。アクセスは悪くないが、地元の方でない限りなかなか足を運ぶことはないだろう大森方面に店舗を構えており、店の周辺は、昭和の下町風景に登場しそうな商店街となっている。
まさに、風情はノスタルジックといったところだ。
「狐狸丸」という屋号も、まるで狐や狸が出てきそうな店周りの雰囲気に着想を得た店主が名付けたもの。
同店は、ここ2~3年で急激に人気ジャンルへと伸し上がった素材「鯛」を前面に押し出した1杯を提供。
「淡麗」にするか「濃厚」にするかを食券提出前に選択することができ、私は「淡麗」をチョイス。
愛媛県・宇和海の真鯛を用いたスープはやりすぎ感がなく、香りとうま味が過不足なく引き出された傑作。香りを抑える代わりに鯛の身をスープや鯛めしに多用することでオリジナリティを出している。
同店はチャーシューを別皿で提供するが、このチャーシューの完成度が凄まじく高い!
イベリコ産肩ロースを一度オーブンで焼き上げてからタレに漬け込むため、うま味を完璧に肉の中へと封じ込めることに成功している。
このチャーシューをしゃぶしゃぶの要領で数秒間浸していただくのが店側オススメの食べ方。
そのようにすれば、チャーシューに含まれるうま味が絶妙な塩梅でスープへと溶け出し、レンゲを持つ手が止められない高みへと昇華される。
残ったスープを鯛めしに掛けていただく「鯛茶漬け」は、言わずもがな。鉄板の美味さであり、この世に生まれたことを天に感謝してしまうほどだ。
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DATA
狐狸丸(こりまる)
営業時間 11:00~15:00 17:00~22:00
住所 東京都大田区西蒲田5-12-8 村川ビル 102
定休日 不定休(直近で2月27日月曜日は休み)