今年2月、勤務先として魅力ある企業を世界共通基準で測る「ランスタッドアワード2017~エンプロイヤーブランド・リサーチ」が発表されました。今回の無料メルマガ『顧客を喜ばせる世界の成功企業最新戦略紹介』では、その調査の海外企業部門で堂々の2位に選ばれた「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の、企業としての魅力と仕組みに、著者で米国ビジネスモデルコンサルタントの清水ひろゆきさんが迫っています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンに見る、働きたい会社にある仕組みとは?
オランダの人材サービス会社の日本法人、ランスタッドが「勤務先としていま最も人材をひきつける魅力のある企業」を世界共通基準で選定した結果、日本人が働きたい企業ランキングで、海外企業部門では1位のアマゾンジャパンに次ぎ、ジョンソン・エンド・ジョンソンが2位にランクインしました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンが、IT企業アマゾンに次いで、働きたい企業に選ばれたのはなぜでしょうか? その答えは、「Family of Companies」になるために同社グループが、分社分権経営を導入し、ビジネスモデルを構築しているからなのです。
働きたい会社には、「やりがい」が利益にリンクする仕組みが不可欠
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、ヘルスケア分野で医療機器、医療関連製品や消費者向けのバンドエイド、歯ブラシの「リーチ」や、ベビー製品、使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」など世界60カ国・275以上のグループ企業を通じて幅広い製品を提供し、創立以来平均成長率約11% を記録している優良企業です。
同社が働きたい企業に選ばれるのは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが自主性を醸成する仕組み(下記参照)で現場士気を向上させ、分社分権経営を機能させることで、利益を生み出し、社員に安心を与えているからです。
ジョンソン&ジョンソンの分社分権経営
- 現場がビジネスをマネジメントしやすくなるサイズにユニット化
- 現場社員の権限による素早い意思決定
- 現場が明確な判断基準(クレド=信条)を行使
会社が世界のあらゆる地に存在しても、すぐにブレない対応ができる権限委譲は、現場のやりがいが取引先や顧客との間に信頼関係を築き、最終的に利益をもたらすのです。
働きたいホワイト企業は、行動基準が業績を向上させる
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、総売上高の12.4%に上る莫大な費用を研究開発へ投資(業界トップクラス)。
業界に劇的なインパクトを与える画期的な数々の製品は、世界のあらゆる場所で現場が定めた行動基準に沿って仕事をすることで、業績が向上し、利益を生み出し、職場に安心を提供しています。
1943年の起草以来275以上の世界のジョンソン・エンド・ジョンソンファミリーの企業へ示されている社員一人ひとりの行動基準「Our Credo(私たちの信条)」(一部抜粋)とは、
「顧客」について、顧客からの注文には、迅速、かつ正確に応えなければならない。
「社員」について、社員の提案、苦情が自由にできる環境でなければならない。
「地域社会」について、有益な社会事業および福祉に貢献し、適切な租税を負担しなければならない。
「株主」について、我々は新しい考えを試みなければならない。
です。同社は4つ(顧客、社員、地域社会、株主)のステークホルダーに対して果たすべき責任を明記し、現場への権限委譲が業績にリンクすることを示しているのです。
現場が働きたいホワイト企業には、社会への責任を確固たるものにし、且つ利益を生み出すビジネスモデルが存在しているのです。
image by: Alexander Tolstykh / Shutterstock.com
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