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生き地獄だ。老後に3000万円残せない人を待ち受ける残酷な未来

平均寿命世界トップレベルとされる日本ですが、「平均余命」という言葉はご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、あまり耳にすることのないこの「平均余命」を取り上げ、「自由にできるお金が3,000万円以下の人は老後の資金について真剣に考えるべき」と記しています。

長生き出来る準備はOK?

平均寿命というのは、特に日本が長寿国家であることもあって、ほとんどの人に認識されていると思うんです。男性だと80歳くらいで、女性だと86歳とかですよね。

ってことは、今年50歳になった男性はあと30年生きるのかというとそうではないんです。その論理でいうと、今年78歳になった男性はあと2年で死ぬのか、だったら今年83歳になったらいつ死ぬんだ? って話になりますから。

そのデータを平均余命というのです。そして0歳児の平均余命を平均寿命というんですね。そのデータはこれです。

主な年齢の平均余命

つまり今年50歳になった男性は平均であと31.51年生きる(つまり平均寿命よりも2年くらい長い)ということです。そしてスゴいのは、今年70歳の男性はあと15年75歳の男性はあと11年、さらに今年80歳の男性はあと8年くらい生きるということです。こうなると平均寿命なんて吹き飛びますよね。

私の母は75歳を超えているわけですが、平均でここからあと15年生きるんですね。その時に私はとっくに還暦ですがな。

このメルマガも書き始めてからそろそろ10年ですから、つまり読者さんの年齢も10歳増えたわけで、最近では若手と言える人の方が少なかったりします。

そんな状態ですから、我々が老後を迎える時にはもっと長生き出来ても不思議じゃないんですよね。

というか、これを真剣に考えたら背筋がゾクッとしませんか?

だって老後っていつから始まるんでしたっけ? そして自分が働けなくなるのは何歳くらいなんでしょうか? つまり年金プラス今までの蓄えで生きていかなきゃならない期間って、どれくらいあるんでしょうか? おまけにこれに、年金受給開始年齢の引き上げが行われたら、ホントに生きていけるんでしょうか?

こういうことをリアルに考えたりしませんか?

今現在、自由に出来るお金が3,000万円無い人で、この問題をリアルに考えていない人は、未来に対する準備が足りないというか、未来に対する想像力が欠けていると思いますよ。

なんたって、老後って誰にでも確実に来るんですから。抽選の結果来るわけじゃないんですよ。途中で死なない限り間違いなくやって来るわけで、そしてやって来た時に準備が出来ていなかったら敗者復活戦は無いよ、というルールなんですから。

この問題を考えなくて良い人というのは、健康面と経済面で不安が無い人だけですから。

私は大丈夫と言えるようになるためには、この平均余命のデータから、自分の老後は何年あって、いつまで働けて、何年間蓄えで食べられるのかを計算して、その全てでこれなら大丈夫とホッと胸を撫で下ろした人だけですから。そんな人ってどれくらいいるんでしょうね。

私がグダグダな人生から立ち直ったのも、元を正せば未来を想像したからで、そこで背中がゾクッとするヤバい未来になりそうだと認識したからなんですね。老後についてもそれは同じで、私はかなりゾクッと来ているので、それが現実になってしまわないように、出来ることをやっていこうとしているんです。

老いに対する恐怖って、「身体の自由が利かない恐怖」、「病気で苦しむ恐怖」、「経済的に困窮する恐怖」、「独りぼっちで寂しくなる恐怖」とちょっと考えただけでこれくらいあるんです。これをひとつずつ振り返ったら、誰しも怖くなると思うんですけどね。

恐怖を煽るわけじゃありませんが、一度真剣に考えてみた方が良いと思うんですよね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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