「毎朝ギリギリに起きるので家族と挨拶を交わすヒマもない」という方、注意が必要なようです。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナーなどで多くの人に伝えている無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんによると、きちんとした挨拶から受け取れるパワーは非常に大きいとのこと。さらに今回の記事内では、挨拶する相手のいない一人暮らしの人はどうすれば良いのか、とっておきの秘技を明かしています。
挨拶の力
なんだかスゴく当たり前過ぎて、こんなこと今さらネタにするなよ、と思われそうですが、ちゃんと挨拶してますか? あ、会社じゃなくて家でね。
と書くと一人暮らしの人はほぼ全員が脱落しますよね。
なんたって家には自分しかいないんですから、おはようもおやすみも、行ってきますもお帰りなさいもあるわけないんです。
一人暮らし最大のデメリットってここじゃないかと思うんですよ。
人間って当たり前ですが、一人では生きていけない生き物なんですね。古くから集団で生きて来たわけ。そこではお互いが少しずつ他の構成員の背中の荷物を背負ってあげる、そして自分の荷物も誰かに背負ってもらう、こういう関係性の元で生きて来たわけです。
そこではお互いが気持ち良く暮らせるようになるための、生活の知恵として「挨拶」という文化が生まれたんですね。この知恵をなめちゃいけませんぜ。
かつて私が部長になったばかりの頃、ちょっとした驚きがあったんです。
それは社内で、誰も彼もが私にしっかりとした挨拶をしてくれることでした。もちろん部長になる前もみなさん一応、
● おはようございます~
とは言ってくれてたんですよ。ところが部長になったら、その挨拶が如何にテキトーだったのかが分かりました。だって部長になった後、部下の人から受ける挨拶と今までのを比較して、今までが如何にテキトーでおざなりで、とりあえず言っとけば良いでしょ、的なものだったのかを痛感したんです。
だって部長になってからは、
- はよっす
- あ、ども
- (目を見ずに)おはよ-ござ-ま-
みたいなのが完全になくなりましたから。ってか、みなさんの会社でもこんな挨拶ってあるでしょ。というか、そういう挨拶を同僚同士ではやりません? それが部長になった途端、みんながビシッと
● おはようございます(キリッ)
って感じで挨拶をするんで初めは驚いたんです。
ま、私だって上司には「ハヨース」みたいな挨拶はしませんから当たり前ですよね。
そこで気付いたワケですよ。ちゃんとした挨拶を受けたら、こちらのエネルギーが高まる事に。これってエネルギーのキャッチボールですから。一対一では、こちらもあげて、相手からももらうという図式になるわけですが、これが集団になると私一人対、相手多数という図になるわけですね。
私は部下全員に一度だけ挨拶をすると、私は全員から一斉に挨拶を受けるわけです。その瞬間に、私は他の人の数十倍のエネルギーを受け取れるという話です。これって50人以上の人から、真剣な挨拶を受けたことがある人には実感出来るんじゃないですかね。
そして社会の最小単位が家族ですから。家族の中で、この挨拶を一番受ける人が家長なんですね。そのエネルギーをもらって、外で働いてくるわけですよ。ですから、家族がいるのに挨拶の声が聞こえない家というのは、家長さんにエネルギーを与えずに働いてこいや、と言っているのと同じなんですね。そんなのを何十年って続けていたら家長さんは早死にしますぜ。
一人暮らしはもっと厄介で、そもそも自分以外に誰も家にいないんですから。今日び囚人だって挨拶をもらっているってのにね。
そんな可哀想な人に、とっておきの秘技をご紹介しましょう。家を出て、会社に行くまでにすれ違う全ての人に、出来る範囲で良いですから、
● お早う、今日もみなさんに幸あれ
と内言で呟いてください。これを続けていると、そのうちあなたが、他の人からたくさん挨拶をもらえるようになりますから。
image by: URAIWONS / Shutterstock.com