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山口メンバーも?セクハラは「心が読めない」事で起こる―米研究

世間を驚かせた、TOKIO山口達也メンバーの強制わいせつ容疑での書類送検。決して許されないハラスメントですが、こうした行為はなぜ起きてしまうのでしょうか。また、その被害をくい止めることは出来るのでしょうか。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、心理学的に認められているセクハラを起こしやすい「タイプ」と、その行為を受けた際に有効とされる回避法を紹介しています。

セクハラは病気!?

「セクハラ」の話は、定期的にニュースになります。この有名人がこう言った、この芸能人がこんなことを言ったなどなど…。もちろんニュースだけでなく、誰にとっても身近に起こりえる話題でしょう。実際、セクハラは「男性⇒女性」だけでなく、「女性⇒男性」という場合もありますし、また同性同士でも起こることです。

特に「あなたは今まで、一度もセクハラをしなかったという自信がありますか?」「誰にとっても性的にイヤに感じることをしませんでしたか?」と聞いたら、「はい! 一度も! 絶対にセクハラと取られる行為はしていません!」と断言できる人は、かなりレアだと思います。いたとしたら絶対そういう人の方がしてる危険が高そうです。

もちろん、激しく意図的なセクハラもあるかもしれませんが、それこそ「そんなつもりはなかった」「意図してたわけではなかった」という事例も多くを占めるのではないでしょうか。

さて、何にせよこのセクハラ。いったい、なぜ起こるのでしょうか? 実は心理学ではその答えは明確に出ています。アメリカのサウス・ダコタ大学の心理学者ウィリアム・ウュウェインルの調査によると、「人の心が読めない人間ほどセクハラをしやすい」のだそうです。これ、結構衝撃的な話だと思うのですが、いかがでしょうか。

セクハラを防ぐ方法

実際、世の中でセクハラのニュースや話が出るたびに、「えっ!? セクハラがあったの!? ひどい!」「セクハラした人間はダメだ! 許せない!」くらいで終わってしまいます。

じゃあ、再発を防ぐには、どうしたらいいのか。すべての人が、どんなことに気をつけていけばいいのか。そんな話にはほとんどなりません。その「答え」であり「解決法」こそが、この話なのではないかなと考えるのです。

セクハラをする人は、「人の心が読めない」。これは本当に単刀直入に真実をついています。

そもそも「人の心が読めない」から、その発言によって相手がどう感じているか分からず、セクハラ的な発言をしてしまう。また相手がネガティブに感じていても、それが「読めないからさらにセクハラになる発言を繰り返してしまう…というわけです。もちろん人間心理はオール・オア・ナッシングではないので、「心を読めない度合いが強いほど、セクハラと言われる機会も増えるというわけです。

さてこれ、そうなると、結構難しい問題になってきます。精神医学的には、「人の心を読めるかどうか」というのには、実はかなり生まれつきの問題もあります。

であれば、どうすれば改善するのか。

心を読めるようになれ!」というのがシンプルな解決策になりますが、もちろんそれ、一朝一夕ではいきません。特に「人の心が読めない」という場合、そもそもセクハラがニュースや話題になっても「自分自身の行為がセクハラになっている」とは思いもしないわけですから、「自分は無関係と考えて行動に活かしたりすることはありません

概念よりも、行動で

強いて心理学的に対策を考えるなら、とにかく「行動へのフィードバックを与えることです。「人の心を読めるようになれ!」とか「相手がイヤがることをするな!」とか、ましてや「セクハラをやめよう!」という「理解しづらいアバウトな言い方」ではなく、たとえば相手の発言にたいして、「その言い方はイヤなのでやめてもらえますか?など明確に発言・行動を注意することです。

もちろん直接言いづらいなら、注意できる立場の人に相談してもいいかもしれ
ません(重ねて男女ともに起こし得る問題なので、誰でも注意しておきましょう)。

また「言いづらい」という方は、相手の発言をそのまま繰り返すのも手。「恋人いるの?」なら、「『恋人いるの?ですか…」など言えば、鏡のように自分の発言を繰り返されることで、ちょっとだけ「あ、そんなこと言ったんだな」と意識させる働きもあります。覚えておきましょう。

何にせよ重要なのは、「セクハラをするのはダメだ!」で終わらせてしまうのではなく、「それは生まれつきのものが関わる可能性もあるということを知りその上で対策を考えてみること

重ねてセクハラは男女問わず起こりえる問題ですし、くわえてこれは、あらゆる「ハラスメント」についても言える可能性があるので、覚えておくといいかもしれません。

今回のまとめ

ちなみに自分自身、この知識を知って、「そうか、心が読めないというのは、あまり良くないことなんだな」と思い、それから人の心を見抜く系の知識をたくさん学びました。そしてとにかく相手を観察し、ある程度、感じていることを読めるようになりました。

あるとき、話していた人がモジモジしていたので、こう言いました。

「もしかして、トイレ行きたいですか?」

結果的に正解でしたが、微妙な空気になりました。読み過ぎるのもそれはそれで問題だと感じつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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「100億円手に入れた人と、事故で重傷を負った人。半年後により幸福を感じていたのは、どっちだと思いますか?」。この中に、あなたの知らなかった驚きと感動がある。恋愛と仕事を成功させる秘訣。悩む前に、1号だけでも読んでみてくださいね。

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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