店頭に「新茶」の看板が掲げられる季節になりましたね。健康効果がとても高いことで知られている緑茶ですが、実は最近では消費量が減少傾向にあるそうです。そんな緑茶、意外な使い方がたくさんあるってご存知ですか? 今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、飲むだけじゃない緑茶のおいしい活用法を紹介しています。
お茶の旨味と香りをもっと楽しもう!
夏も近づく…新茶の季節がやって参りました。日本が誇るこの日本茶は、烏龍茶や紅茶のように発酵していないため、すっきりとした爽やかな香りが魅力になっていますが、国内ではここ最近、消費量が減っているそうです。しかも、ペットボトル飲料以外で飲む機会が減っているんだとか。
お茶には、ポリフェノール(カテキン)、ビタミンC・B2・E・βカロチン、ミネラル、アミノ酸(テアニン)、カフェインなどのたくさんの栄養素が含まれて、ポリフェノールは、エピカテキン(EC)、エピカテキンガラテ(ECG)、エピガロカテキン(ECG)、エピガロカテキンガレート(EGCG)、この4種を総称してカテキンと言うのだそう。
中でも最も抗酸化力の強いのがエピガロカテキンガレートでビタミンEの200倍の抗酸化力があるらしいです。この効力を使わないのは大変もったいないということで、緑茶をもっと楽しむための「おいしい活用術」をご紹介します。
1.冷茶はティーバッグで作るべし
お茶はペットボトルで飲むものという人は多いと思いますが、同じ値段を出すならオススメは、「自作の水出し緑茶」。天然水(ミネラルウォーター)に緑茶のティーバッグを入れて作ると苦味が抑えられ、甘味と香りが際立つ繊細な仕上がりに驚くそうですよ。
作り方は超カンタンで、ミネラルウォーターのボトルにティーバッグを入れて冷蔵庫へ。500mlなら1袋、2Lなら3袋を。抽出がゆっくりなので、1日以上放置してOKですが、たまに上下をひっくり返して混ぜましょう。
2.緑茶でごはんを炊く
言葉の通り、緑茶でごはんを炊くだけ。お米のヌカ臭さが取れ、茶葉の爽やかな香りがほんのり漂って品よく仕上がり、緑茶にはリラックス効果があるとされ、どこかほっこり落ち着く風味になるそう。シンプルにお味噌汁と戴くのもいいですが、おにぎりや特に海鮮丼やシラス丼などのナマモノを乗せる丼には相性バツグンらしいです。ぜひ、お試しを…。
3.茶葉を加えて炒めものに
緑茶に含まれるカテキンやクロロフィルには、消臭・脱臭効果があるため、生臭さが気になる魚貝類メニューには食材の臭みやクセをとってワンランク上の仕上がりになり、しかも、茶葉ごと食べておいしいのが、炒めものだそうです。
海鮮炒めは茶葉をふりかけると、高級中華のごとくグレードアップし、味付けは限りなくシンプルで良く、魚介の旨味に、若々しい高貴な香りが見事にマッチするそうです。
4.緑茶で温野菜を蒸す
緑茶の威力を最も感じやすいのが、蒸し料理なのだそう。蒸し器や鍋に野菜などの食材をたっぷり入れ、緑茶を下にはって蒸すと、爽やかな緑茶の香りが、野菜の甘味を引き出してくれ、燻製とも違う、独特の風味を奏で、いつもの温野菜やソーセージが大変身。
特にオススメなのがサツマイモ、ブロッコリー、レンコンなどで、野菜の土臭さや青臭さを抑え、華やかな仕上がりになるのだそう。絶対に試していただきたい料理法だそうです。
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