面接を受けたとき、面接官に対して「失礼だな」と感じたことはありませんか?
「この面接官は失礼だ」と思っても、応募者のストレス耐性や状況適応力を見るために、わざと高慢な態度で意地悪な質問をする『圧迫面接』が行われている可能性もあります。
圧迫面接は、顧客からクレームを受ける機会が多い営業職や販売職で比較的多い面接スタイル。
今はインターネットを通じて企業の評判が広がり、企業イメージを下げる可能性があるという理由から、圧迫面接を行なう企業はわずかのようです。
なので、ここ最近で面接官に失礼な態度をとられた、と感じた場合は、単に面接官の人間性による問題の可能性が高いです。
では、実際にどのような面接が行なわれていたのか見ていきましょう。
我慢できない!面接官の態度
人事部ではなく、面接を担当部署の一社員が行なう企業もあります。
そのため、業務の合間に嫌々やっている人も少なくないようです。
面接官という立場を利用して、以下のような横柄な態度をとる人もいます。
・スマホをいじっていた
・貧乏ゆすりしていた
・目を合わせなかった
・目の前で紙に×の印を書かれた
・長時間待たされた
面接でタブーな質問
厚生労働省は、本籍や出生地、家庭環境に関することなどの「本人に責任のない事項」や思想信条にかかわることの「本来自由であるべき事項」への質問は、就職差別に繋がるとして強く警告しています。
しかし、これらの失礼な質問を直接取り締まる罰則はないのが現状です。
■恋愛に関すること
「彼氏はいますか?」
「結婚する予定はありますか?」
「子供を産む予定はありますか?」
■外見に関すること
「太ってるね~」
「ご両親はどこの国の人?」
■家族に関すること
「父親の職業は?」
「家は持ち家?」
■学歴や資格に関する質問
「その学歴でよくウチを受けるね」
「誰でも取れる資格を書いてこられても…」
どうして失礼な質問をするの?
ただでさえ面接は緊張するものです。
面接官は、その場の雰囲気を和らげようと、世間話の感覚で家族構成を質問するケースもあるそうです。
中小企業や家族経営の会社は、プライベートの概念が薄く、踏み込んだ内容まで質問する場合も。
この他に、突然の休職や退職の可能性があるかを確認したいから、家庭環境を聞くことで応募者の性格を判断したいからという理由もあるようです。
失礼な質問をされたら
失礼な態度や質問を面接でされた場合はどのように対処したらいいのでしょうか。
その会社に採用されたいと思っているのであれば、我慢するのが無難かもしれません。
その際に、面接官への不満が表情に出ないように気をつけてください。
もしくは「プライベートのことで話しにくいのですが、仕事に何か関係があるのでしょうか?」など、その質問の理由をやんわり聞いてみるのもいいかもしれません。
面接官があまりにも失礼で不採用でも構わないのであれば、途中退出してもいいでしょう。
面接官もただの人間と割り切って冷静に対応することが、後悔しない就職へ繋がるのではないでしょうか。
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