信じていた部下だったのに、蓋を空けてみたら言っていたことがまったくできていなかった……なんて経験はありませんか?学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で、そのようなことをしでかす人間は次も絶対にやると断言し、「嘘つきを見極める方法と対策」を紹介しています。
ウソつきってかなりの確率でいるものですよ
仕事でドツボにハマるパターンのひとつに、
- えええ?今日までに終わらせるって言ってたじゃん
- は?その仕事はそちらの責任って話でしたよね?
- 合意された業務スコープをやっていないって…
- 連絡したって言ってたよね?あれはウソなの?
みたいな感じで、相手の言葉と実際の行動に齟齬がある場合です。
こっちは性善説で相手の言うことを信じているのに、フタを開けたらウソまみれで言ったことが全く実施されていなかったとなると、精神的ダメージが大きすぎてそのリカバリーに苦労するわけです。
私も何度か部下にこれをやられましたけど、一度でもこれをやる人って二度と信じませんから。人間って切羽詰まったらなんでもやるんですよ。なんでもやる、というのはどんなウソも平気でつくという意味ですよ。窮地に陥ったらクチからでまかせがスラスラと、その場を収めるためにオーバーな話が、立て板に水の如く出て来るものなんです。それが人間という生き物なんですから。
そしてこれはある種の習慣のようなもので、一度でもウソをついて窮地を逃れた人は、次の機会でもこの手を使うんです。だから、一度でもこういうウソをつく人間は、あなたの知らないところで何度もウソをついていると考えた方が良いです。
部下や同僚にこういう人がいたら、あなたの警戒レベルはマックスにしなきゃなりません。これは会社の質に依存するんですが、中小の会社にはその手の人たちが大企業に比べて多いと思います。一部上場の名の知れたようなところでは、こういうことって滅多に起こらないんですが、それでもゼロじゃありません。
誰しも最初は性善説で相手を疑うようなことはしないものです。初対面の時から、こいつはウソをつく人かも知れんぞと思って、その言葉を疑っていたら疲れますし、ウソつきで無い人だった場合に、逆の意味でリカバリーが出来ませんから。だから最初は疑わないのが正しいんですよ。
そこで足下を掬われてしまうんですね。特に月末、期末、年度末といった締め日にこれをやられたら、もう取り返しが付きませんから。これを防ぐためには、普段の何気ない会話や言動から、
● 言っていることとやっていることが一致しているか
をさりげなく確認することが必要になるんです。
ここで重要になるのが、
- やると言って、「まだ」やっていないこと
と
- やりましたと言って、実はやっていなかったこと
を区別して扱うということです。
前者はウソつきとは言えない可能性があるわけです。忙しくて後回しになっていたとか、これからやるところだったというケースもあるわけですから。
ところが後者はアウトなんですよ。
これは絶対に見逃しちゃダメなの。どんなに些細なことでも、これはウソですから。
甘い上司って、この区別をしなくて、善意で相手の言葉を解釈しちゃうんですよ。前者はそれでも良いんですよ、でも後者のそれは絶対に見逃しちゃならないんです。
そしてその現場を見つけ次第、
● ちょっと待て! やったって言ったじゃん。これどういうこと?
と問い詰めなきゃならないんです。
これは些細な事であってもです。この些細な事を見逃したり、善意で解釈したりすると、
■ この上司は御しやすいのね♪
とウソつき部下になめられますから。
私の場合、一度でもこれをやられたら、以降はその人の言葉は一切信用しません。言葉ではなく、行動だけに注目して、やったことしか信じないようにします。だってウソつきって何度でもウソをつく人種なんですから。
将来、痛い目をみたくなければ、これは自分の中のルールにしておいた方が良いですよ。
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