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外国人に大ウケ。京都の弁当箱店に学ぶ、海外相手のネット商売術

国内での売り上げがイマイチならば、ターゲットを海外に住む人々に拡げてしまうというのも手かもしれません。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者の佐藤きよあきさんが、京都にある弁当箱専門店を参考にした、個人商店から世界市場に挑戦する方法を解説しています。

個人商店でもできる! 世界市場への挑戦!

海外における日本ブームは、今後もしばらくは続くことが予想されます。外国人が注目する日本の文化や日本製品が、その市場を拡大することは間違いありません。

京都にある弁当箱専門店をご存知でしょうか。日本的な和柄のものから、モダンなデザインのもの、伝統工芸品の曲げわっぱ、彩りとして使われるバランやピックにいたるまで、約90種類の商品を取り揃えています。いまは会社組織となっているこのお店が、2012年にオープンするまでは、ネット販売のみを行う個人商店だったのです。

留学のために来日したフランス人オーナーが、日本の弁当箱に魅せられ、ネットによる輸出を始めたのです。日本での暮らしを発信するために立ち上げたブログが注目されたことから、その中で弁当箱の販売を始めたのです。

元々ブログのファンが多かったため、弁当箱はすぐに売れ始めました。順調に販売数が伸び、会社組織となり実店舗のオープンとなったのです。現在、約80ヵ国に輸出するまでに成長しています。いまでは、ヨーロッパにおける、弁当箱の火つけ役になったとまで言われています。個人で始めた小さなビジネスが、世界市場に進出するまでになったのです。

あなたのお店にも可能性はあります。ネットでモノを売るだけその市場を世界に拡げるだけなのです。

そこで、あなたは言葉の壁を問題にするでしょう。英語のホームページが作れない。注文がきても対応できない。大丈夫です。現代の技術は、言葉の壁を無くしてくれます。輸出の方法はネットで探せば出てきます外国語は無料の翻訳サイトがあります。多少の勉強は必要ですが、ドギマギするほど難しいことではありません。少しの努力で、巨大な世界市場があなたの手に入るのです。こんな儲け話を見逃すのですか。

「サイトを作って…」ということに、どうしても抵抗があるのなら、インターネットオークションサイトの海外版ebey(イーベイ)を使ってみれば良いと思います。「ヤフーオークション」のようなものです。個人で「ebay」に出品している日本人は多くいます。国内では売りにくいものでも、海外なら売れるからです。

たとえば、アニメ関連のフィギュアや雑誌。中古レコードや中古ゲームソフト。カメラや釣り具なども。海外で手に入りにくいものは、すぐに売れてしまいます。それほど、日本ブームが大きいということです。

目の前にあるパソコン画面の向こうに、世界市場が広がっているのです。これほど手間の掛からないビジネスが、他にあるでしょうか。すぐにでも始められます。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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