毎日の仕事や家事に追われていると、ついつい疎かになってしまいがちなのが夫婦の会話。しかしそれは幸せな関係を続けて行くためには、どうにかしてひねり出したい時間でもあります。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、不足しがちな夫婦間での会話を成立させるための時間として、「夫婦デート」を提案しています。
夫婦デート
さて、本日は日本の夫婦に足りないもののお話。
忙しすぎる日本の家庭の一年が始まりましたね!もう既に戦闘モードで頑張っている方も多いことでしょう。
そんな日本の家庭に圧倒的に足りていないもの、それは
- 夫婦間の会話
です。まあ、会社の拘束時間が長すぎるので、会社の同僚や上司の顔を見ている時間の方がどうしても家族と過ごす時間より長くなってしまうんですよね。…ま、仕方ないよねでは済まないのがフツーじゃないかと思うんですが。
会話がなくなると意思疎通も悪くなり、やがて関係自体もギクシャクしてくるものです。なので、これは絶対「ま、仕方ない」で済まさない方がいいんですよ。
そこでオススメしたいのが、よく言われる
- 夫婦デート
です。いや、あの、デートって、付き合っていたころのような
- どきどき
- きらきら
- うふうふ
みたいなのを想像しないでくださいね( ̄∇ ̄)。夫婦とケ●の青い恋人ども(あ、いや、その)じゃ、ハナシもムードも違うのは当たり前ですから。レンアイのワクワクドキドキみたいなものを最上価値のある感情だみたいに信奉すること自体が問題なんだと思うのよね。
どちらかというと
- 大人だけのハナシ
くらいのイメージです。いや、ホントにコレが足りていないんです。特に子供が小さい場合には、子育てに追われまくって大人だけでマトモに話をするチャンスがないものです。
たとえば
- 日々の子育てについて
- 今の仕事の状況について
- 体調について
- 今後のイベントについて
- 家事の分担について
などなど。こうした事柄について、話し足りているでしょうか。なかなかそうでもなかったりするでしょ?でも、それを修正せずにいると、それが亀裂に育っちゃうんですよ。
問題は
- デートの間、誰が子供を預かってくれるのか?
ということでしょう。もちろんお子さんのいないご夫婦なら、これは問題にならないわけですが、お子さんのいるご夫婦の場合には大問題です。
こういうときにサクッと
- んじゃ、シッターさんにお願いしようか
ということになればいいんですが、日本にはシッター文化がまだまだ根付いていません。是非我こそはと思われる方はガンガン試してみてほしいと思うんですけどね。
で、考えてみたんですが、
- ママ友・パパ友に持ち掛けてみる
っていうのはどうでしょうか。つまり、
- 今回は、自分たちの子供を友達夫婦に預ける
- 次回は、相手の子供を自分たちが預かる
というやり方です。これだと、ベビーシッターの習慣がなく、近くに頼れる親族がいない方でもなんとかなるんじゃないでしょうか。それとも、知人や友人としてはつきあえるけど、子供が絡むとシッターを信頼できないのと同じ理由で、預ける気にはならないんでしょうか。うーむ。
この友達夫婦にお願いする場合に問題になるのが
- 子供同士が同じくらいの年齢か
- 友達夫婦が比較的近所に住んでいるか
- 緊急時(急病など)のときどうするか
などだろうと思います。あくまで善意で短時間なので、このあたりこそ、思案どころでしょうね。その相手夫婦との関係や生活パターン、性格などよく解っていて信頼できる場合になると思います。
また、このやり方がいいんじゃないかと思うのは、
- 子育てがオープンになる
ことです。日本ではとにかくなんでも親だけが子育てしていて周りが入れないし、入ってもいけないし、入るようお願いもしてはいけないフンイキがあるように感じるんですよね。すごく閉鎖的で頑なな感じなんです。むしろそんな風だから、子育てが大変すぎるものになってしまうんじゃないでしょうか。
大人同士の会話の時間を確保するための数時間くらい他者を信頼してみるのもいいのではないかと思うのですが。
image by: Shutterstock.com