暑くて仕方がないから扇風機を買う、など家電や家具はそれなりの動機や必然性があって購入に至るわけですが、まずその前に考えるべき大切なこと、忘れてしまいがちです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、買ったものを置くべきスペースや考慮すべき掃除の動線等に与える影響について、わかりやすく解説しています。
ホントはマエに…
さて、本日は新しい家具を置くマエのお話。
そろそろ夏の準備のシーズンですよね!我が家では、去年扇風機を衝動買いしました。いや、あの連日の暑さに負けて、エアコンだけでなく風も通るようにしたかったんです。
そこで困ったのが、置き場所。
いっっっっっつも思うんですが、モノを買うマエにはモノが無い状態で部屋はちゃあんと完結した空間だったんですよ。そこに新たなモノがナニワのおばちゃんのお尻みたいに(?はっ、こんなこと書いていいのか?)割り込んでくるんですよね。もうさ、
- どこに置けっていうのよ(@_@)
みたいな気持ちで部屋を見渡しちゃうわけです。あ、私が自分で買ったんですけどね( ̄∇ ̄)
こんなときやって欲しいのが
- 掃除しやすいように家具を置く
ことです。そりゃもちろん必要な場所に置くんですよ。置くんだけどもその後のことをよく考えて欲しいんです。モノを置いた後の家事といえば
- 掃除
ですよね( ̄∇ ̄)部屋が片付かない理由の筆頭は、間違いなくモノが多すぎることです。なので、どうしたってモノを減らす必要があるんですがその話は今日のテーマじゃない。今日は、止むを得ずに買ってしまった…モノが増えたときのお話ですからね。
で、さて、掃除を気にしてモノを置く件。小さいモノの場合には、絶対に
- 定位置を決めて収納する
ことです。調味料や洗剤類は、引き出しや収納スペースに入れるようにします。
スペースが狭すぎて入らない?うん、そういうことはままありますね。ですが、それは発想が逆です。入りきる数に厳選するんですよ。そう、順序が逆なんですよ。
- モノを買う前に
定位置を決めておくんです。それが決まらないうちには、買っちゃダメなんです。だって、収納する場所がないんだから、
- 出しっぱなしになるに決まっている
から。こうなると、この出しっぱなしの放浪ちゃんだけでなく、その周囲まで掃除しにくくなるんですよ。そして、魔窟への道を一歩進む…(■∇■)
買ったモノが扇風機のような家電など大きなモノの場合、まさか引き出し(!)にしまっておくはいないでしょう。使うためには出して置く必要がありますからね。この場合は、小さいモノより気をつけて欲しいんです。
大きなモノの場合には
- 掃除の動線を考える
ことです。自分がどういう順序で掃除をしているか注意したことがあるでしょうか。人間は習慣の生き物なので、気がつかないうちに似たような手順、道具、順番で家事をしているものなんですよ。
部屋に新たにモノを置くと、その動線が変化するんです。このときに動線を妨げないよう、つまり悪い方に変化させないように置くんです。動線が妨げられるっていうのは
- 掃除機のコードが引っかかりやすくなる
- どかすのに手間が掛かる
- 手の届かない場所が増える
- ルンバやブラーバの可動領域がひどく狭くなる
- 家族がいつも座っている場所に近すぎる
…だいたいこんな感じです。最後のひとつは意外かもしれませんが家族がいつもいる場所に近すぎると、単純にぶつかりやすくなるということと、
- 家族がモノの上に余計なモノを置きやすい( ̄∇ ̄)
ということがあるからです。あ、いや、私の体験ですけどね。
モノが増えたら、置き場所はよーーーく考えて。ホントは買う前に考えた方がいいですよ。
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