中国本土で死者数400人、感染者が2万人を超えた新型コロナウイルス。国境封鎖に乗り出した国も出てくるなど、その大きな広がりが世界を揺るがせている。その一方、アメリカでは新型肺炎よりも問題となっているウイルスがある。インフルエンザだ。CNNによると、少なく見積もっても全米で1500万人が感染し、14万人が入院、今シーズンだけで8200人以上の死者を出しているという。インフルエンザは今も猛威を振るっており、感染者数はさらに増える見通しだ。
全米でインフルエンザが大流行
今年のアメリカは過去10年で最悪のインフルエンザシーズンとなっている。特にB型が流行しており、免疫のない小さな子供の犠牲者数が増える傾向にあるという。8200人の死者のうち、少なくとも子どもが54人いるとみられている。
これまでもアメリカでインフルエンザが大流行したことがある。2017~2018年のシーズンには6万1000人が死亡、患者は4500万人に上った。インフルエンザは日常性が高いことから、危険性が過小評価されがちだが、米疾病対策センター(CDC)によると、インフルエンザによる米国内の死者は、年間少なくとも1万2000人に上るとCNNは伝えている。
インフルエンザの流行は11週連続で続いており、今後も数週間は続く見通しで余談を許さない。先月24日、CDCは「国内での新型コロナウイルスの直接的な危険性は低い」と発表したものの、アメリカはインフルエンザと新型肺炎の2つの恐怖にさらされている。
多数の死者を出しているのに報道されない不思議
季節になったら流行するもので、薬があるから大丈夫と、その危険性が軽視されているインフルエンザ。しかし、実際にはインフルエンザウイルスも常に変異を重ねており、「インフルだったから、会社休みます」などと単純に休めばいいという問題ではない、危険なウイルスなのだ。2009年にはH1N1ウイルスによる豚インフルエンザが大流行し、鳥インフルエンザが発生したこともある。
新型肺炎の陰で、あまり報道されていないインフルエンザの大流行。ネットではどのような反応を見せているのだろうか?
全米で1500万人が感染、死者8千人超 過小評価されがちなインフルエンザの脅威 https://t.co/rQG4gXbFtM @cnn_co_jpより
何これ?
アメリカのインフルエンザの方がコロナの20倍死んでるじゃん?
何で、テレビで報道しないの?— へたれマン (@YHiWmMXoRfaHEqV) February 4, 2020
アメリカのインフルエンザ報道を見た後だと、
少なく感じてしまいますね。死者が1万人を超えるって、
アメリカからの訪日客の方が脅威ではないのでしょうか?#全米インフルエンザ #新型コロナウイルス肺炎 https://t.co/D8hkzktaod— 鍼灸ひより堂 冨田秀洋 (@hiyorido1) February 4, 2020
アメリカの季節性インフルエンザは医療制度の問題が大きい気がするが。#ひるおび
— K.K (@schwarte0108) February 4, 2020
アメリカのインフルエンザ8000人以上亡くなられている
同じインフルエンザウィルスなのか日本みたいにマスクしない人たちもいるから感染拡大して免疫力の少ない人たちが亡くなられているのか結構多くない…?— ボッカ (@bocca_1632) February 4, 2020
アメリカではインフルエンザで8200人が既に亡くなり、死者数は2万人まで到達しようかという見積もり。今年の病魔はどうなっているのだ。
新型コロナよりも怖い?アメリカでインフルエンザが爆発的に流行中! https://t.co/cQoLRNFLLA
— 新井将司(全年齢教育屋) (@arailife1) February 4, 2020
人口に対する致死率だったらアメリカのインフルエンザの方がやばくない?まあ新型肺炎の情報がどれだけ正確かは分からないけどさ♂️♂️
— しーくん (@ZGZGHW) February 4, 2020
普通にインフルの方がヤバいと思うよ…
中国で新たに見つかった鳥インフルエンザが人へ感染しないように祈るばかり
アメリカはコロナよりもインフルエンザでの死者が増えてます
コロナもインフルも
とにかく免疫力を高める事が一番ですꜝꜝ
よく食べよく寝るꜝꜝꜝꜝ— _____Rxx4 (@xxxR9Nxxx) February 4, 2020
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