初の4大ドームツアー「Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」を行っているテクノポップユニット・Perfume(パフューム)。ツアーファイナルとなる東京ドームでの2Daysの1日目を25日に終えた。そんなPerfumeにまつわるニュースが昨日、ネット上を駆け巡っていた。
公式サイトにおいて、場内での新型コロナウイルスへの感染症予防対策を十分に行いつつ開催するとした上で、「新型コロナウイルス感染拡大の状況も踏まえ、残念ながらご来場が叶わないお客様におきましては、払い戻し対応を実施することといたしました」と発表したことで、ネットで「神対応」との声が挙がっていた。
では、25日に行われ東京ドーム1日目のライブはどうだったのか? 実際にライブに行ったというファンたちに話を聞いた。
感染拡大が心配される中行われたPerfumeライブ
「Perfumeのライブ最高だった! 」というのがまず第一声。ライブ自体は大盛り上がり。とても満足度の高いライブとなったようだ。では、気になる新型コロナウイルスによる影響、そして対策はどうだったのだろうか?
ライブ開始前。会場となった東京ドームにはたくさんのファンが集まっていた。10代から30代の若い男女が多いが、40代から50代以上のファンの姿も見られる。その多くがきちんとマスクをしていたという。
まずは荷物検査。そこには警備員がいて、ボトル型の消毒液をプッシュしてくれ、みんなそこで両手を消毒する。誰だって新型コロナウイルスへの感染は心配。消毒をしないファンはいない。
その後、スタッフにチケットを見せて会場内へ。事前に払い戻し対応をするとの発表があったことで、どれだけの観客数になったのか気になるところだが、実際にライブに行ったというファンによると、9割以上は埋まっていたのではないかという。暗がりの中ではあるが、見渡す限り、ほとんどのファンがマスクをしていたそうだ。
そして、いざPerfumeのライブがスタート!
ライブは大盛り上がり
新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、25日に東京ドームで行われたPerfumeのライブ。状況を考慮し、「払い戻し対応を実施する」という神対応で注目されたが、実際のライブはどうだったのか?
Perfumeのメンバーがステージ上に登場すると、物凄い歓声が巻き起こる。もちろん、ライブは通常通りに行われていき、特にメンバーからも新型コロナウイルスに関する言及はなかったという。
ライブが始まると、さすがに盛り上がってか、マスク着用率は半分くらいになったのではないかと、実際にライブに行ったというファンは語っていた。
会場には医師と看護師も常駐しており備えは万全。実際に体調に異変を感じたファンがいたかどうかは不明だが、会場を訪れたファンにとってはとても安心できただろう。
そして、こちらも多くのファンが集まるグッズ売り場。様々なグッズが売買されるが、手指消毒剤は用意されていたものの、入場ゲートのような強制という形ではなかったようだ。他にも、トイレやコンコースなど各所に手指消毒剤が設置されていたという。
ちなみに、ライブでは早い帰宅を促す意味もなってか、アンコールはなかったそうだ。
米津もEXILEも…続々とライブ中止
テクノポップユニット・Perfumeの初となる4大ドームツアー「Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」。新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、25日に東京ドームでライブが行われた。
政府が大規模なスポーツや文化イベントなどについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考えを示すなど、新型コロナウイルスの影響が懸念されていたが、実際にライブに行ったというファンたちは満足だったようだ。
一方、予定していたライブやコンサートの延期を発表するアーティストもたくさんいる。
米津玄師はアリーナツアー「米津玄師 2020 TOUR / HYPE」の宮城、三重公演を、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止することを決定。
他にも、EXILE、back number、森山直太朗、E-girls、THE RAMPAGE、MAN WITH A MISSIONなどがライブの中止や延期を発表。
また、ジャニーズ事務所も3月9日までに開催予定だった、所属グループが出演するライブや舞台などの延期や中止を決めた。
そんな中、25日はライブを行ったPerfumeも、東京ドームでの2日目のライブの中止を決定。新型コロナウイルスの感染拡大の余波が、これからエンターテインメントの世界にも続々と押し寄せてきそうだ。
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