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自分の意見を言えず八方美人。その原因は「親からの嫉妬」にある

周りへの嫉妬や期待が過剰であったり、そのせいで自分らしくいられない…という人は意外と多いかもしれません。今回の無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では、そういった性格を作り出してしまった原因を明らかにするとともに、心当たりがある人へのアドバイスも送っています。

いつも周りに振り回されてしまうのは、親からの嫉妬の影響!?

もしも今あなたが、他人だけじゃなくパートナーや子供に対しても嫉妬心からイライラすることが多かったり、「勝ち負け」の競争原理を持ち込むなどのせいで、人間関係がうまくいっていない…いつも周りに嫉妬したり、負けないように競争しなければならないので、自分らしくいることができない…こうしたお悩みを抱えているのであれば、一度、自身の幼少期から過去を丁寧に振り返りながら「もしかしたら私は親や兄弟から嫉妬されていなかったか?」を考えてみることをお勧めします。

というのも、幼い頃から過大な期待をかけられ、その期待になんとか応えようと頑張った結果、褒められるなどのいいことがあればまだいいのですが、抑圧された劣等感などを抱えた親の場合、褒めるどころか、期待に応えてしまった我が子に「チキショー!」みたいに嫉妬して怒っちゃったりするんですね。なぜなら、自分の中の抑圧された劣等感が刺激されちゃったからですね。

これってかなり悲惨な環境と言えます。ただでさえ親から「期待」という重たすぎる荷物を背負わされた上に、期待に応えようと一生懸命頑張れば頑張るほど、親は嫉妬してさらに背中の荷物を重たくするのですから…。

でも、当の親としては「子供のために愛を持ってやっている」などと、自分がやっている行為を合理化(正当化)することで子供に辛く当たっている罪悪感を抑圧しちゃっているので、ともすると「親として当然」くらいに思っているケースが案外多かったりするのです。

こうした環境に慣れちゃうと、「親の期待に一生懸命応えることで認められたい反面、その親を恐れてしまう」という自己矛盾(葛藤)を抱えては苦しむようになります。

そうしているうちに、うっかり「親は私のことを愛しているから、ああやって厳しいハードルを設定してくれている。にも関わらず、私は親のことを憎んでしまっている。こんな自分なんか存在してはいけない…」、こんなふうに考えちゃうと、どんどん気分も鬱々として心の健康を害する結果になります。

また、悩ましいことに、こういった環境で育った子が大人になると、今度は親に対する恨みつらみを他人に転嫁するようにもなります。つまり、他人は私に対してどんどん期待をしてくる存在であり、期待に応えているかどうか常に自分のことを監視している存在であり、ひどい目に合わないようにするためには、とにかく期待に応え続けるしかない…だから、何かにつけては他人に顔色を伺い、他人を恐れながらも、その他人のために自分を安売りして犠牲になるみたいな…。

こうした環境で育ち、家族もそして他人も「敵」というような心構えを持ってしまうと、当然のことながら周りに溶け込むことが難しくなって、孤立するようになります。

でも、孤独くらい私たちが怖いものもないわけで…。なので、結局は八方美人になる以外に選択肢がないと信じて、とにかく周りの意見に迎合する。周りの都合に振り回されるがままになる。そうしながら自分で自尊感情や自己肯定感を傷つけながら自己否定感を強化してしまう…。

ここまで読んでみて、あなた自身なんとなく自分にも心当たりがると感じるなら…

「自分の劣等感を我が子に押し付けるような、幼稚な親の期待に応える必要はない!」
「私は親に嫉妬されるくらい、実はよく頑張ってきた!」
「私だけはいつでも私のことをちゃんと認めてあげる!」

こうした自分への肯定的なメッセージを、ひたすら毎日自分に刷り込みましょう。それによって、親からの呪縛(依存)から自分を解き放つ練習を積み重ねていくことをオススメします。

image by: Shutterstock.com

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東北NO1ビジネス心理学講師 仙台のメンタルトレーナー吉田こうじと申します。 きっとあなたと出会うべくして出会ったのだと思います。 このメルマガでは『自信をはぐくみ、もっと幸せな自分のなり方』を、ゆる~い感じでお届けしています。 いまこの瞬間の「小さな選択」「小さなきっかけ」が、あなたの未来を大きく変えます。 一緒に未来予想図を変えてみませんか? 

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【著者】 吉田こうじ(メンタルトレーナー) 【発行周期】 隔日、随時号外

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