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部下を持ったその日から始まる「本当に必要なマネジメントの基本」を“営業のプロ”が伝授

マネジメントは、役職に就いた人だけに求められるものではありません。一人でも部下や後輩を持てば、相手の成長を支えながらチームとして成果を生み出す役割が始まります。しかし、プレイヤーとして優秀だった人ほど、「人を動かす難しさ」に直面するケースは少なくありません。メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者であり、経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭も執る菊原さんが、チームをうまく機能させるリーダーに共通する実践的なマネジメントのポイントを紹介します。

知識やノウハウではなく「結果が出る習慣」を継承させよ

私はよくゴルフをしている。

そのメンバーの中には70歳を超えた方もいる。ゴルフがうまいし、人間的魅力もすごい。

それぞれ長いキャリアを積み「人生の酸いも甘いも知り尽くした」という人たちだ。

そういった人たちと話をすると「ある共通のテーマ」が話題に出ることが多い。

そのテーマというのが「今までやってきたことを残したい」ということ。

まずは財産。

子供や孫たちに残す。

・家や土地

・現金や株式

・代々受け継いできた持ち物

などなど。

こういった目に見える財産を残す。誰しも考えることだ。

そして、それ以上に大切なのは「形のない財産」を受け継ぐということ。

その一つが「いい習慣」を継承していくこと。こちらの方がはるかに重要だという。

家や土地は売れば終わり。株も暴落することがある。現金は使えばなくなる。

しかし、いい習慣は違う。

一度身についた習慣は「受け継いだ人の一生を支え続ける」といったかけがえのないものになる。

しかも受け継いだ人だけのものではない。

その人が別の人に伝えることもある。

いい習慣は、受け取った人がまた次の誰かに渡していく。

そういう意味で、習慣は財産よりもずっと汎用性が高い。

ずっと広く、世の中に影響を与え続ける。

これは素晴らしいことだ。

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ここで私が娘に継承した習慣を紹介させてほしい。

私には娘がいる。

一人娘。

娘に対して私が継承したことは、ズバリ朝活。

これが一番重要だと確信しているからだ。

そこで私は、娘が小学5年生から高校3年生まで「朝5時に起きて勉強する」という習慣を身につけさせた。

ちなみに私自身は4時起き。

娘より1時間早く起きて「仕事やルーティン」をスタートさせる。

朝の仕事や勉強は効率がいい。

そんなことは誰でも知っているだろう。

それを身をもって学んでほしかった。

今、娘は大学生で朝活はやっていない。

しかし、7年間毎日やってきた習慣は必ず体が覚えている。

将来、勝負どころで「朝5時に起きてやるぞ」と思い出すものだ。

朝活と共に継承したのが「体のパフォーマンスを上げる」という習慣だ。

朝起きたらまず水を250ミリリットル飲む。

そしてフルーツジュースを飲む。

買ってきたものではなく、生のフルーツをジューサーで絞る。これは力が湧く。

これも小5から高3まで7年間続けさせた。これは大学生になっても継続している。

娘は「人より体力があるのは水とジュースのおかげ」と言っている。

小5の娘にとっては「なぜやらないといけないのか」という感覚だったかもしれない。

しかし続けるうちに、それが当たり前になった。

そのうちに誰に言われなくてもできるようになる。

効果を感じ続けたからこそ、続けられるのだ。

これらの習慣は一生涯、娘を支えてくれる。

これが私の考える「最高の贈り物」ということだ。

さらにこれは「娘の大切な人」に継承できる。

これこそ将来の最大の財産になると確信している。

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あなたのまわりに

・大切な人

・目をかけている部下

・好感を持てる後輩

などはいるだろうか?

誰でも「この人には伸びてほしい」と思える人が、きっといるはずだ。

そういった人たちに知識を教えることも大切。

しかし、それ以上に価値があるのが「結果を出すための習慣」を伝えることだ。

知識やノウハウは時代とともに古くなる。

しかし習慣は、毎日繰り返すうちに積み上がり、血肉になる。

そしてその人の仕事と人生を内側から支え続ける。

これは営業でも言えること。

営業に携わる部下や後輩に、どんな習慣を伝えればいいか。

私がおススメするのが「お客様と長期で接点を持ち続ける」といった習慣だ。

営業は契約をいただいたら終わりではない。

また、その場で契約にならなかったから終わりでもない。

定期的に連絡をしたり、役立つ情報を届けたり、相手を気遣うメールを送ったりする。

接点を持ち続けることで、お客様との信頼関係は少しずつ育っていく。

すぐに結果が出るものではない。

半年後、1年後、3年後に「あの時からずっと気にかけてくれていましたよね」と連絡をいただくことがある。

目の前の結果だけを追いかけるのではなく、お客様との関係を長期的に育てていく。この習慣を若いうちに身につけた営業スタッフは強い。

数年後、気づいた時には「長く信頼関係を築いてきたお客様」が大きな財産になっている。

私はこれまで多くの営業スタッフを見てきた。

伸びる人と伸び悩む人の差は、能力でも知識でもない。

最終的には「いい習慣を持っているかどうか」の差でしかない。

・毎朝少しだけ勉強する習慣

・お客様へのフォローを欠かさない習慣

・振り返りをノートに書く習慣

こういった地味な習慣を持っている人は必ず伸びる。

はじめこそ結果が出なくても、必ず日の目を見るものだ。

上司や先輩にできる最大の貢献は「結果が出る習慣」を伝えることだと私は思っている。

財産は、渡せる量に限りがある。

しかし、習慣は、何人にでも、何度でも渡すことができる。

あなたが価値ある習慣を伝えるたびに、ポジティブの輪が広がっていくものだ。

【本日のポイント】

・目に見える財産より「いい習慣」の方が長く人を支え続ける

・部下や後輩にいい習慣を継承することでポジティブの輪が広がる

※最後に、書籍の紹介と、メルマガ登録ボタンを残しておいてください。

【菊原智明さんの新刊】

菊原智明『マネジャーの心得』(総合法令出版)

1,870円(税込)2026年3月10日発売!

一人の部下や後輩を持ったその日から、マネジャーとしてのマネジメントという新たな職務・役割への適応が始まります。

『マネジャーの心得』には、役職を問わず「他者やチームを通して成果を出す」目的をもった、すべての人にとって実践的なマネジメント手法を盛り込んでいます。

著者は多くの現場を見てきたコンサルタントとして、チームをうまく回しているリーダーの「共通のコツ」があることを解き明かします。

 

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image by: Shutterstock.com

菊原智明この著者の記事一覧

群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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【著者】 菊原智明 【月額】 ¥770/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 金曜日 発行予定

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