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NYタイムズや英BBCも報道。今年の冬は「インフルエンザに要注意」の意外

デルタ株の流行で感染者が増えているのは、日本よりワクチン接種が進んでいる国々でも同じです。重症化し命を落とす人こそ少ないものの、イギリスやアメリカ南部の州などではマスクをしなくなったことでコロナ以外の感染症の流行も心配されているようです。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者で人気ブロガーのりばてぃさんは、体調不良でブレイクスルー感染を疑いましたが、診断結果はインフルエンザだったと報告。マスクで守られてきたことで免疫の力が衰え、普通の風邪やインフルエンザの危険度が上がっているとする米英の主要メディアの報道を伝えています。

コロナじゃありませんでした

(1)コロナに感染したの?

さてさて先週の体調不良ですが、症状が喉の痛みと酷い頭痛だったので、ワクチン打ってるけど流行りの変異株に感染したのかしら?と思いまして、近所でやってるPCR検査を受けてきました…が、コロナではありませんでした。でも、インフルエンザでした!!(えっ!??)インフルエンザが発覚してから調べたら普通の風邪より酷い頭痛が出ることがあるのだそうです。それであんなに痛かったのかぁ…。

一般的なPCR検査ではインフルエンザの検査までしないと思うのですが、たまたま行ったのがクリニックのようなところだったのがある意味幸いだったのかもしれません。

そもそも症状があるときに外出すること自体が他人に感染させてしまうのでは?とのご指摘もあるかもしれません。たしかにそうです。その辺りはかなり悩んだのですが、家からクリニックまでずっとマスク(いつもの布ではなく医療用の使い捨てマスク)をしていったのと、徒歩でいけるところだったのと、コロナであればワクチンしているので重症化の可能性は低いだろうけどもやっぱり少し心配だったのと、果たしてこの症状はコロナなのかを確認したかった等いろいろ考えた結果の判断でした。

結果的にはインフルエンザとわかって早めに専用の薬を飲んで治すことができましたし、自己隔離もしたので家族にもうつすことなかったので良かったと思います。

そんなわけでクリニックで喉が痛いと話したらPCR検査の後にナース(ナースといっても診察まで可能な人のようでした)まで来てくれて喉と耳、聴診器で肺の状態まで診察してくれたのです。で、念の為、インフルエンザも検査してくれたのかなと思います。

それにしてもインフルエンザをこの時期に発症するのは珍しいので、検査結果を伝える電話では、コロナは陰性だったけどもインフルエンザがなんと陽性!驚きですねー意外だわ~って雰囲気の会話でした(笑)

アメリカではインフルエンザにも効く市販薬が売られていて我が家にも常備してあったので、家にある薬飲んで治しますといって電話を切って、お薬飲んでようやく治ったという状況です。

ところで、PCR検査は人生初でしたが、鼻に綿棒入れるタイプでめちゃくちゃく痛かったです。涙が出るし、「ふえぇ~~~」って声ださずにはいられず大変でしたが検査してくれた人は完全防備だったのでくしゃみしちゃう人もいるだろうなと思うと納得の格好です。あと血中酸素濃度も熱もなんと体重まで計測。すべて正常でした。

(2)マスク生活が風邪やインフルエンザを流行らせるかも?

インフルエンザが現在流行っているかどうかはCDCが発表しているので見ることができます。それによると、NY州は非常に少ないです。以下マップで見れますが何故かミシシッピで少し多めですねフロリダもなかなか…。

屋外ではマスク無しで過ごしていますが、屋内はマスクしなくていいけども必ずマスクつけていたし、ここ1ヶ月ほど近所の公園とスーパーマーケット以外外出していないので、感染したとしたら屋外のどこか?とは思うのですが謎です。まぁ、菌は目に見えないので当たり前ですが(笑)。
Weekly US Map: Influenza Summary Update | CDC

ちなみに、CDCではインフルエンザの感染状況は少ないとの発表ですが、報道では酷い風邪やインフルエンザにかかっている人がいるとも伝えられています。
Why Everyone Has the Worst Summer Cold Ever – The New York Times

理由は、昨年からコロナ感染予防のためマスクをつけていたことで他の感染(つまり風邪やインフルエンザ)も予防していたので菌への慣れ?(免疫?)が弱くなっているので、マスク外してしまうとかかりやすく、かつ症状が酷くなる傾向にあるそうです。この点はBBCの記事でも指摘されています。
Covid cases and hospital admissions down – is it over? – BBC News

私のように比較的気をつけていても感染したので、今年は風邪ひいたらいつも以上に治癒することに集中した方がいいかもしれません。風邪も甘くみるとめちゃくちゃ酷くなりますし、咳が長引くと肺炎になったりしますし気をつけましょう。そしてあまりにも症状が酷い場合はインフルエンザ検査はすると良いと思います。確定すればインフルエンザ用のお薬を飲むほうがが治りは早いです。

ちなみに、アメリカ南部の学校では来週から秋の新学期が始まるそうです。東海岸のNY近辺と比較しても南部は早くはじまる傾向にあったと思いますが今年はさらに早まったそうで、理由は、11月の感謝祭(日本のお正月と同じようなもので家族や友人が集まる)で人が集まることで感染が広がる可能性があるので特にクラスタの起こりやすい学校は感謝祭前に学校を終えて冬休みに入ることでクラスタ発生の機会を無くすためだそうです。

アメリカはこういうところ合理的で判断が早く、また前例があるかないかでは話を進めないところが良いですね。中には反対する人は当然いたと思いますがそこはリーダーシップがちゃんと動いているということなのでしょう。なかなか素晴らしい判断だと思います。

image by:blvdone / Shutterstock.com

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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