料理が下手な奥様、通称「メシマズ」な奥様に苦労されている旦那様は意外と多いようで、メシマズをテーマにした漫画もネットで話題になっています。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、「なぜメシマズになってしまうのか？」問題について独自に解析しています。
失敗の本質
さて、本日は失敗しちゃう原因のお話。
最近話題になったマンガ
読まれましたか？こういうメルマガを発行しているため、家事・家庭系マンガはたくさん読んでいます。このマンガは、ほぼ予想通りの展開で落ち着くとこに落ち着きます。それほど長くないので是非読んでみてください。
それ以外にも料理の動画なども見ているんですが、クラシルなどのコメント欄もよく見ているんです。ここに悩みが現れますからね。ところが、実に特定の質問が多いんですよね。その特定の質問というのが、これ。
・材料の〇〇がありません。××に変更しても大丈夫ですか？
・●●はなくても作れますか？
材料の一部を強引に変更してもいいか尋ねる質問です。いや、それ、作れるわけないじゃない。それで作れるんならレシピが違うのよ。
料理が不得意、苦手だという方には共通点があるんですよ。それは、こういう
・勝手なアレンジ
をしすぎるということです。ツイッターやインスタでも、魅力的な料理のレシピが氾濫していますよね。で、作ってみようと思いたつわけですが、このとき
・記載されている材料を省く
・違う材料に置き換える
ってことをやってしまうんですよ、料理で失敗する方って。
プロの料理家が書き上げたレシピは、その料理家がもうびっくりするほど試行錯誤しているもんです。私のテキトーレシピと違ってね(*ﾟ∀ﾟ*)。
なので、材料が何か、その分量がどのくらいかは、料理の味や出来栄えに直結する重要な要素なんですよ。だから、これを自分勝手に変更するのは
・そのレシピ通りの料理を作るつもりがない
ということです。だいたいプロの料理家と比べて、腕自体が劣っているはずなのに材料までテキトーなことしたら、そりゃ
・失敗する
と思いませんか？
・小麦粉を米粉に
・豆乳は省略
・無塩バターをオイルに
・生クリームをミルクに
・オイスターソースを醤油に
こういうことしたら、それはもう違う料理ですから。そしてその味は誰も食べたことのないものだから。だってレシピと違うモンを作ってしまったんだからね。
・でも、買ってくるのが面倒だし、それまで作れない…
と思うんでしょう。うん、手元にレシピ指定の材料がない場合、この場合は
・作らない(*^ｰﾟ)
この一択です。どうしてもそのレシピで作りたいなら、買いに行きましょう。
ここからは全くの想像ですが、こういうことをしてしまう方は本来に
・料理とは化学だ
ということが判っていないんだと思います。お菓子に入れる砂糖の分量を変えてしまうと膨らまなかったりしますね。それは予定していた化学反応が起こらないからです。
レシピを初回からテキトーに変えてしまうのは、
・料理とは食品と食品を足したもの
くらいのイメージを抱いているからでしょう。そう、アバウトなんですね。
もちろん慣れてくると
・これは省いても良さそう
・薄力粉を強力粉にしたらアウト
・豆乳指定だけどミルクでも大丈夫なヤツ
とか、想像がつくんですよ。これができる方は、正直何やってもOKです。実力のある上級者ということです。料理における化学反応のパターンに慣れていて、予測がつくんですね。
それでも作り慣れない料理や調理法である場合には、レシピ通りに作らないと失敗するでしょうね。作り慣れないものには、よく知らない化学反応が埋め込まれているからです。
ちなみに私なら、和菓子を作るときには絶対にレシピ通りに作りますね。もともとお菓子全般が苦手なのに、しかも和菓子。慣れていなさすぎですもん
●●がないのなら、それは作らない。〇〇を××に変えない。レシピは料理家の試行錯誤の賜物です。まずはその通りに作りましょうね。
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