寒くなってくるとどうしても気持ちがネガティブに傾きやすいですよね。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、気持ちを前向きにしてストレスにも強くなる行動を教えてくれています。
心の防御力を3倍まで強める究極の技術!
こんにちは、ゆうきゆうです。
今日も元気でお過ごしでしょうか。
さて皆さんは、気持ちを前向きにして、ストレスにも強くなる「ちょっとした行動」をご存じでしょうか。
人間というのは、感情と表情もしくは行動がリンクしていると言われています。例えばネガティブな感情になると、「姿勢が縮こまって悲しい顔」になります。逆に楽しくなってくると姿勢を伸ばして明るい表情になってくるでしょう。そのため相手の表情を見て、「何か悲しいことあった?」とか「楽しいことあった?」と判断できるわけです。表情が感情にリンクしているということですね。
よって心理学的には悲しい感情、嬉しい感情によって表情が変わってくると言われているのですが、逆に「表情によって感情が作られる」という面もあるとも言われています。例えばわざと悲しいような顔をしていると、本当に悲しい気分になってきますし、姿勢を猫背に丸めるとネガティブな気持ちになってきたりするものです。逆に笑顔を作ったり姿勢を正したりすると、どんどんポジティブな気持ちになってきます。
実は体と感情の間には、このような働きがあるのです。ですので、できれば普段から意識的に笑顔を作るようにしてみましょう。
笑顔になれないときは…
ところが人によっては「楽しいことないのに笑顔になるなんて虚しい」とか「自分の感情を強制的に変えようとしている気がして、居心地が悪い」であったり「楽しいことがないのに無理して笑うなんて、強がりみたいでイヤだ」と感じてしまうことがあると思います。
そういった心理によって抵抗を感じてしまったり、もしくは楽しい笑顔を作っているはずなのに悲しくなってしまうような心理があったりと、この笑顔を作るという方法がなじまない人も一定数います。
ここで今回強くおすすめしたいのは、「笑顔を作りながら楽しいことを1つ考える」という方法です。
外見だけではなく内面においても、笑顔に合ったものを1個考えてみよう!ということですね。
最強なのは「食べ物」
すぐに思いつかない…という人もいると思いますが、楽しいことを考えるのは、実はそんなに複雑なことではありません。
すぐにポジティブな感情になれるもの。それは「食べ物」です。
例えば今まで食べて美味しかった物やこれ大好き!と思える好物を思い浮かべてみるのです。
例えば笑顔を作りながら、その好きな食べ物の味を頭の中で思い浮かべてみましょう。すると食べているときの気持ちに浸ることができて、実際に心の中もポジティブになってきます。こうして外、内両面ともにポジティブになってくるので、完膚なきまでに楽しい時の気分と行動とほぼ同じ状況ができ上がるわけです!
食べ物の記憶というのは日常的なものですので、直結的に誰もがすぐに思い出すことができます。
また、食べ物についてとてもつもなくイヤな記憶というのも、そうそうないはずです。例えば楽しかったデートを思い出そうとすると、「結局あの後フラれたんだ…」と相手とのネガティブな記憶もセットになりやすいかもしれません。しかし食べ物はよほどのことがない限り、ネガティブなことに結びついていないでしょう。
スイーツを食べ過ぎて太ってしまった…などはあるかもしれませんが、「あのときあのケーキを食べたせいで太った!」ということはないはずです。
即決的に楽しさを邪魔するものでもないので、そういった意味で食べ物は有効だと言えるでしょう。
食べ物以外にもバリエーションとして理想の異性や好きなアニメや漫画のキャラクター、動物でも良いでしょう。
心にシールドを張ろう!
ニコっと笑顔を作りがら何でも直結敵・直感的にポジティブな感情に結びつくものを頭に思い描く。そうすると内外共に感情がポジティブになってくるので本当の意味で気持ちが前向きになってきます。
普段からこれを心がけるとストレスを感じたりネガティブな気持ちになったというときにも、意識するだけでもポジティブな気持ちになり、落ち込みから身を守る「防御壁」を作れるようになります。
心のシールドを張ってその中では無敵!
こんな風にイメージすると良いでしょう。
ただ単に笑顔を作るだけではなく、もう1個簡単な感情を入れてみるだけでもシールドは強くなります。是非試してみてくださいね。
このテクニックが、少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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