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50代で資産5億円、私のインフレ対策実践記。「食費と快適性はケチるな」節約・運用・収入アップの好循環を生むために今やっていること

このゴールデンウィークはのんびり羽を伸ばしつつ、少し長期の視点でお金のことを考えてみませんか?メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』の著者にして、お金のプロで資産5億円の午堂登紀雄氏に、値上げラッシュに負けない節約術などを赤裸々にお話いただきました。これからの日本で「悪いインフレ」でも生き残る方法とは?

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プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお) 米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。

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悪いインフレ=スタグフレーションに向かう日本

コロナによる物流の混乱、ロシアのウクライナ侵攻による資源高、金利差による急速な円安により、物価が急上昇しています。一方で給料など所得は上がっておらず、現状はスタグフレーションの様相を呈しています。

スタグフレーションは、「Stagnation(景気停滞)」と「Inflation(物価上昇)」を組み合わせた言葉。景気が停滞しているのにも関わらず、物価が上昇し続ける現象のことで、「悪いインフレ」とも呼ばれています。

なぜ悪いインフレと呼ばれるかというと、賃金が上がらないのに物価だけが上昇すれば、単純に人々の生活が苦しくなるからです。

コロナによる物流の混乱・資材や部品の不足などで、もともと資源高の傾向にありましたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて小麦や原油、木材など資源はもちろん、食糧品までも全般的に値上がりしています。

さらに世界は利上げに舵を切っていますが、それとは真逆の低金利政策を維持する日本円はほぼ全ての通貨に対し売られまくっています。そのため急激に円安に振れており、輸入物価に跳ね返るのは時間の問題です。

原油価格が上がれば、電気代やガソリン代はもちろん、原油由来のプラスチックや樹脂製品などの値段も上がります。私が契約していた新電力小売企業のエルピオでんきは事業停止を発表し、電力会社の変更手続きを余儀なくされました。100円ショップやサイゼリヤはこの先も価格を維持できるでしょうか。

コメや野菜、鶏肉や豚肉などは国産もあるから大丈夫かと思いきや、肥料や農薬、飼料も輸入に頼っています。ハウス栽培では温度管理で重油や灯油を使いますし、漁業も漁船の燃料に重油を使います。北半球を回る貨物航空はロシア上空を飛べなくなり、ルート変更で運輸コストも上がっています。

ロシア産木材も経済制裁では入って来ず、その前から起きていたウッドショック(コロナにより住居ニーズが戸建てに移り木材不足)に拍車がかかり、戸建てはもちろんマンション価格も部材価格上昇により値上がりします。

日銀は大量に保有する国債の利払いが気になるのか、あるいは企業活動への影響を考慮してなのか、なかなか利上げには踏み切れないようですが、ローンの固定金利はすでに上昇を始めています。

現日銀総裁・黒田氏の任期は2023年春までで、次の総裁がどのような金融政策を取るかわかりませんが、このままインフレが続けば多少なりとも引き締めに走らざるを得ない気もします。すると住宅ローン金利も上がると予想され、変動金利型が住宅ローンの9割を占めると言われていますから、その影響は小さくないでしょう。

かように、今後数年かけて、家も車も家電製品も消耗品も外食も食品も、あらゆるモノの値段が上がっていくのでは?という懸念を持っています。

ロシアが勝っても負けても経済制裁は続くと思われますし、世界的なインフレでそれを抑えるために各国の中央銀行は利上げしますから、日本も影響を受けることになる。

一方、賃上げは一部の大手企業や好業績企業(グローバル企業や輸出型企業)に限定され、多くの企業は一般家庭と同様に資源高と円安の影響を受けており、業績に先行き不安があります。

つまり給料を増やすことができないから収入は増えない。なのに、私たち個人がこのまま無策でいれば、ただ生活が苦しくなるばかりなのは誰の目にも明らかでしょう。

そこでどんな対策を打つべきか?ということで、私が現在リアルタイムでやっていることを参考までにご紹介します。ただし、私は数年前から円安やインフレを見越して対応してきているので、読者が今からすべての対策を始めるべきかどうかの判断は難しいところ。それを念頭にご覧ください。

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買い替え〜耐久消費財も家も、最新式ほど安くつく

今後モノの値段が上がるなら、値上がりする前に「いずれ買い替えようと思っているモノ」、たとえば家電製品を省エネタイプに買い替える方法もあります。

エアコンや冷蔵庫などはグレードの高い高級モデルから最新省エネ技術が搭載されますから、古くてそろそろ買い替えかなと思うものがあれば、そういうものを選んで将来の電気代高騰に備えるという考えです。

私もいまの住まいに引っ越すときに最新の冷蔵庫に買い替えましたが、容量が1.5倍になっても電気代はむしろ安くなりました。

エアコンも最上級グレードの30畳タイプを選んだところ、1台で自宅全部屋の冷房ができています(自宅兼自己所有1棟賃貸マンションの1階部分でフラットなので)。それでも引っ越し前に住んでいた賃貸マンションの頃より電気代は安くなりました。

部屋の広さギリギリのエアコンをフルパワーで動かすより、余裕のある大容量エアコンを自動運転させたほうが低速モードとなり電気代が安いと販売員が言っていました。初期投資は大きいですが。

また、電灯はLEDが圧倒的に電気代が安い。わが家も100%LEDです。最新のユニットバスは保温効果に優れており追い炊きの頻度が激減。トイレは超節水タイプ。賃貸マンションから今の自宅兼マンションに引っ越してきて、最新住宅設備の快適さ・省エネレベルの高さに驚いています。

前述の通り木材価格も上がっており、戸建て価格が上昇しているという話も聞きます。偶然ですが、先に家を買っておいてよかったということになります。

本業の努力と副業への挑戦〜抜け道を探せ

言うまでもなく、最強の防衛手段のひとつは本業での収入を上げることです。会社員なら自分が勤務している企業の業界内での立ち位置、自分の社内での立ち位置、そして実力が正当に評価される報酬体系かどうかを分析し、収入が増える見込みがなく危機感があるなら転職も視野に入るでしょう。

同時に、副業が解禁されている会社であれば、副業に取り組むことです。副業禁止の会社でも、法人を作って法人名義でやれば会社にはバレません。合同会社なら7〜8万円で設立可能です。

節税〜運も能力もいらない確実性を味方に

節税は運や能力と関係なく、手続きだけで効用を得られます。私の場合——

この続きでは、
◆資産運用〜連続増配株に妙味も、タイミングは一考の余地
◆馬鹿にできない「トップバリュ」と「みなさまのお墨付き」
といった内容もご紹介しています。

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image by:Shutterstock.com

 

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