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GACKT様の壮絶闘病は大ウソ?ハゲが治った「幹細胞治療」の怪しい実態とは…スピンドル詐欺&人妻不倫からガックンいまだ逃亡中

元旦放送のABCテレビ「芸能人格付けチェック!2023年お正月スペシャル」で2年ぶりに出演し、見事一流芸能人の座を死守する71連勝の記録を更新した歌手のGACKT(49)。「重度の発声障害」により2021年9月に活動を休止し、昨年10月に芸能活動を再開したばかりのGACKTだが、同番組内で壮絶な闘病生活と幹細胞治療による症状の改善を語り、その怪しすぎる内容が物議を醸している。かつて「スピンドル」(ガクトコイン)の広告塔となり、200億円もの被害をもたらしたにも関わらず、まだ性懲りもなく、あらたな広告塔となったのだろうか? そもそもの休業理由についても、「スピンドル詐欺」の追及と「人妻不倫」報道から逃げるための“仮病”とも言われているGACKTだが、一体何が起きているのだろうか?

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ガクトが絶賛した「幹細胞治療」の怪しい中身

GACKTによると当初、持病の神経系疾患の悪化と重度の発声障害の併発による不調は疲労が原因だと思っていたが、やがて発熱し2週間も意識の無い状態になっていたという。

その後、免疫力が落ち、声が出ないだけでなく、脳の整理ができず上手く言葉も作れない状態になったとしている。

そして、頭頂部の髪の毛が抜け落ち、まるで「エガちゃん(江頭2:50)」のような状態になり、その1カ月半後、今度は「乾癬」になって全身の皮膚を1枚剥いだようになり、一時は引退を覚悟していたと語った。

そんなGACKTを“救った”のが2022年4月に受けた「幹細胞治療」だったというのだ。

同「格付けチェック」では、「GACKTの身体中が崩壊する中で、奇跡の復活を遂げた方法」として紹介されていた。

そして「幹細胞治療とは失われた細胞を修復する組織を自身の身体から採取、培養してそれを幹部にい直接注射する再生医療」とし、昨年4月から治療を開始すると、1カ月経つと肌がよくなり、3カ月後には全て乾癬がなくなったと同時に、髪の毛も再び生えはじめたという。

番組では「この治療法が功を奏したのか、症状は改善。GACKT復活への足がかりとなった」と、遠回しではあるが、幹細胞治療のおかげで復活したことを強調する紹介の仕方をしていた。

しかし、GACKTの「幹細胞治療」に関して、ネット上では「幹細胞治療って何のエビデンスもない治療なのに、ABCテレビは大丈夫なのか?」「胡散臭さプンプンなのになんの注釈もなくていいのか?」と、医療関係者の総ツッコミが起こった。

GACKTが実際に治療を受けたクリニックのホームページによると、GACKTに施された皮膚再生治療は165万円。

また、局所注射では、脊椎損傷、肩関節、股関節。静脈注射では、脳血管障害、糖尿病、肝障害、慢性疼痛(金額は242万円)など、「あらゆる症状に効く万能の治療法」のように謳われている。

自由診療の「幹細胞治療」に医療学会も注意喚起

しかし、日本再生医療学会のホームページでは、「幹細胞治療は国が有効性を確認した上で承認している医療とは別枠の自由診療であり、国が安全性や治験を確認しておらず、健康保険も適用されず、全額自己負担であり、こうした前提を踏まえて、医師からの説明を受け検討してほしい」と注意喚起している。

格付けチェックで圧倒的な目利き力を発揮するGACKTが勧める治療法となれば、その宣伝効果ははかりしれない。

テレビで全国放送されたことで、その効果を鵜呑みにしてしまう人も出てくる可能性もある。

GACKTは、11月にお台場で行われた「アンチエイジングフェア」でも、闘病と幹細胞治療について語っている。

しかし、その特設ステージはGACKTが治療したクリニックと同じ系列の団体が開発した、カートリッジ交換式のシャワーヘッドをPRするものだった。

GACKTは闘病生活を語ると、最後にファンに向けて、

「僕もファンも同じように年を取っているはずなのに、僕だけ見た目が若いままでファンが年を取るのは耐えられない。みんなもしっかり着いてきて欲しい」

と、自分と同じように若いままでいることを訴えた。本人もその影響力を自覚し活用しており、金儲けに余念がないようだ。

ガクトが広告塔。仮想通貨スピンドル詐欺の実態

そんなGACKTには、休業に関する「仮病説」がある。それはなぜか? すでに知られているように、GACKTには仮想通貨「スピンドル」での詐欺まがい騒動という前科があるからだ。その問題から逃げるために病気を装っているという見方が出ている。また、体調不良のはずなのに「人妻との不倫報道」が出たことも仮病説に拍車をかけている。

Windows95の開発に関わった伝説のプログラマーでメルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者である中島聡氏によると、GACKTは2017年に生まれた仮想通貨「スピンドル」(ガクトコイン)の広告塔を務め、ファンを集めたイベントでは「1000万円が2億になった」と、ファンからの投資を煽ったという。

その結果、上場前に総額220億円の金が集まったが、いざ2018年5月に上場されると、その価値は大暴落。上場前には1スピンドルが200円だったのに対し、昨年12月の時点では¥0.0006619となっている。

一方、GACKTは広告塔としての報酬や、上場前に売り抜けたおかげで約17億円の金を手に入れたとされている。仮想通貨やNFTの事情に詳しい中島氏は、自身のツイッターでGACKTとスピンドルの犯罪性について言及した。

通常ならGACKTは詐欺容疑で逮捕されてもおかしくない状況だが、仮想通貨は「詐欺まがい」止まりで、金融庁も検察も手が届かないというのだ。

通称「ガクトコイン」と呼ばれたスピンドルとGACKTの疑惑を報じた記事は現在、多くの媒体から削除されてしまっている。

ネット上には「ガクトに騙された投資家も沢山いる」「ガクトコイン詐欺の被害者にまずは謝罪すべき」といった声が今も出ている。

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ガクトの壮絶闘病はフェイク?疑いの声が続出する理由

今回、GACKTの休業理由が「仮病だ」と疑われているのは、休業中に人妻と不倫をしていた疑いがあったからだ。

週刊文春」は、GACKTが休業中の2021年11月に、人妻との密会を報じている。記事によると、GACKTはInstagramを通じて同年7月に中部地方に住む人妻と知り合い名古屋市のホテルで肉体関係を持ったとしている。

「発声障害」と「乾癬」に苦しんでいるはずのGACKTが、人妻と逢瀬を繰り返していたという行動には疑問を感じざるを得ないが、スピンドル騒動から逃げるためか、人妻との不倫疑惑から逃げるためか、仮病疑惑のあるGACKTが復活を宣言するうってつけの理由が「幹細胞医療」のステマだったのかもしれない。

復帰後のGACKTが芸能活動よりも盛んに顔を出しているのが、やはり「幹細胞治療」の団体が関わるイベントである。

GACKTがPRしているからといって、怪しい「幹細胞治療」のステマを鵜呑みにしないほうが良さそうだ。

image by : GACKT公式サイト

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