ゼロコロナ政策を転換した中国では感染者が激増し、医療逼迫やかぜ薬の買い占めなどが報道されています。政策転換の発端が、市民による白紙を掲げた抗議行動だったため、中国政府は新たな抗議行動「煙花革命」を警戒しているようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、台湾出身の評論家・黄文雄さんが、内外複数の報道を引きながら中国共産党と市民の動向を詳しく紹介。中国からの渡航者を制限する諸外国を非難するのは、市民の不満を逸らす常套手段と解説し、春節の期間中に不満分子を海外に追い出そうとする意図と、中国発の感染再爆発に注意を促しています。
※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年1月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ
【中国】次は「煙花革命」?国内の感染者と不満を海外に転嫁しようと必死の中国共産党
● 煙花革命? 南京萬人獻花孫中山銅像 河南千人包圍公安砸警車 – 自由時報電子報
中国政府のゼロコロナ政策に抗議して白い紙を掲げる「白紙革命」以来、中国全土ではさまざまな抗議活動が続いていますが、大晦日の江蘇省南京市では、多くの群衆が警察の封鎖を突破して、新街口広場に設置してある革命の父・孫文像の前に集まり、献花を行い、風船を飛ばすという「事件」が起こりました。いわば中国共産党に対する「革命」をほのめかすような行動です。
さらに1月2日の夕方には、河南省周口市鹿邑県で市民が年越しの「お祝い花火」を打ち上げたことから警察が出動、市民との大規模な衝突が発生し、パトカーが破壊・横転されるという事態にまで発展しました。
このように、新年にかこつけて禁止されている花火を打ち上げて中国政府への不満を示す抗議行動は、「煙花革命」と呼ばれています。1月末には中国の本当の正月、旧正月がやって来ますが、中国当局は「お祝い」にかこつけて政府への抗議を示す花火打ち上げが各地で起こる可能性があると警戒しています。
いくらゼロコロナ政策の緩和を行ったところで、市民の不満は高まるばかりです。「白紙革命」が中国政府を多少動かすことに成功したことで、民衆側にもさらなる要求を突きつけようという気持ちが生まれているのかもしれません。
もちろん、新型コロナの感染爆発が止まらず、中国政府側の対応が追いついていないことも一因です。日本を含めた諸外国で、中国人によるかぜ薬の買い占めが横行していることは、すでにニュースなどでご存じの方も多いでしょう。
フィナンシャル・タイムズによれば、先月14日から中国市場でファイザー社製の経口薬パックスロビッドの参入が認可されたところ、中国の富裕層による買い占めが横行、ほとんどの一般人には入手できない状況になっているとのことです。しかも、闇市で35万円以上に高騰した値段で売られ、賄賂として使用されているということです。
● 中國央企全面壟斷Paxlovid 獨厚高官不管平民死活 – 自由時報電子報
ある湖北省武漢中央病院には、先月27日の時点で3012人の入院患者、そのうち1821人は重症であるが、毎日20箱しかパックスロビドは用意されていないとのこと。
この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ
武漢では、先月中旬に医療スタッフや介護スタッフの感染率が70%を超えたと報告され、医療スタッフの家族の高齢者の多くが高いリスクを抱えながら薬を手に入れることができませんでした。しかし、幹部病棟の人たち、特に特別な医療保障を受けている人たちは、簡単に薬を手に入れることができ、症状があればいつでも服用できるため、多くの医療スタッフから強い不満の声が上がっているとされています。
これまでも、共産党幹部や富裕層ばかりが優遇されている現状に、市民は強い不満を抱いてきました。だから習近平は「共同富裕」(貧富の格差を是正し、すべての人が豊かになる)というスローガンを掲げたわけですが、新型コロナという命の問題に直面して、その格差が露骨に表面化してしまいました。「白紙革命」をきっかけに、これまで抑圧されてきた不満が一気に飛び出しつつあるのが現状なのです。
もちろん中国共産党は反政府デモの取締を強化していますが、一方で、不満の矛先を諸外国に向けさせようともしています。中国からの渡航者に対して、諸外国が規制を強化していますが、中国外務省はこれを「政治的」だと批判し、報復措置を取ると述べました。
● 【解説】春節「民族大移動」? 日本への影響は 中国の感染発表“実態反映せず”|読売テレビニュース
中国政府としては、旧正月を前にして、不満分子を国内から追い出したいということなのでしょう。そうすれば海外で勝手に薬を買い占めてくれますし、また社会不安の原因となっているコロナ患者も海外に「輸出」できます。
なにしろ、台湾では1月1日から2日まで、中国発台湾着の航空便4便の搭乗者のうち、27.8%が新型コロナ感染者と確認されています。中国からやって来る4人に1人以上が感染者なのです。イタリアでは中国発の入国者の陽性者の割合が38~52%と半数近くにもなっているといわれています。
● 中国「変異株の恐怖」で下痢止め売り切れ…台湾、中国からの入国者28%が陽性 | 中央日報
韓国では、海外から入国してきた新型コロナ陽性者の76%が中国からのものだと報じられています。
● 南韓最新境外輸入病例猛增 中國入境感染者佔76% – 自由時報電子報
日本でも、昨年12月31日には、空港検疫でコロナ陽性が確認された92人のうち、90人が中国滞在者だったことが発覚し、中国からの渡航者に感染者がいかに多いかということが明らかになっています。「中国からの渡航者の規制をするな」という中国政府のほうが無理な話ですが、中国政府としては、「諸外国が中国を差別している」と憎悪を煽り、さらには「中国のコロナ蔓延は海外からもたらされた」とかつてと同じように責任転嫁を目論んでいると考えられます。
この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ
実際、中国からコロナ陽性者の入国が増加している韓国では、やはり他国同様、防疫措置を強化しましたが、これに対して中国では早くも「韓国不買運動」が起こっており、事実上の報復措置が展開されているようです。このようなとき、真っ先に中国のターゲットとなるのが韓国です。
● 韓国の防疫措置強化に不満爆発、中国で「韓国不買」運動広まる=韓国ネット「日本は?」 │ Record China
一方、アメリカ国務省の報道官は中国外務省の批判に対し、中国での陽性者が急増しているため、中国人旅行者に新型コロナのスクリーニング陰性証明の提示を求めることは、非常に確かな公衆衛生上の配慮に基づく、完全に科学的アプローチだと答えたそうです。しかも、中国から報告された疫学的データとウイルス配列データの透明性の欠如が、深刻な公衆衛生問題を引き起こしているとも指摘しています。まさに国内の矛盾を外に転嫁するやり方は、これまでの中国共産党の手法そのものです。
● 多國加嚴防疫 白宮:中國沒有理由進行報復 – 自由時報電子報
同時にアメリカ政府は、中国に新型コロナワクチンを寄贈する用意があることを改めて強調しています。台湾の蔡英文総統も、1月1日の新年の談話で、中国へのコロナ対策支援を表明しました。
● 台湾 蔡英文総統 “中国に人道的立場からコロナ対策支援”表明 | NHK | 台湾
もちろん中国が、これらの申し出を受け入れるはずがありません。習近平政権にとって新型コロナは「完全に制御できている」はずのものだからです。中国製ワクチンが効かないなどということも、絶対に認めることができません。
実際、12月31日に習近平が行ったテレビ演説では、ゼロコロナ政策について「未曾有の困難に打ち勝った」と事実上の勝利宣言をしています。そのうえで、「防疫措置は新たな段階に入った」「依然、大変な局面にあるが、団結こそ勝利だ」などと述べています。要するに、習近平体制は新型コロナに打ち勝ち、新たな局面においても習近平体制で団結すべきだと力説しているのです。
● 中国の習主席、ゼロコロナ「勝利宣言」 防疫は新段階に:時事ドットコム
前述した、南京での孫文像への市民集結や、鹿邑県での警察と市民の衝突は、この演説の直後に起こったわけです。たしかに市民は団結しましたが、それは中国当局に対してであることは明らかです。
加えて、ゼロコロナを緩和させた中国政府は、新型コロナのゲノム塩基配列の解析を中止するなど、情報の収集や公開を急速に縮小させているため、世界では新たな変異株の出現を懸念し、「中国フォビア」ともいえる状況が広がっています。
● 中国官営メディアまで「情報公開せよ」…世界で「中国人フォビア」を増大させた中国 | 中央日報
ちなみに、台湾でも、中国からの渡航者を対象に、1月1日からコロナ検査を実施しており、日本やアメリカなど他国と同様の措置に追随しています。とはいえ、中国政府自体、2019年から中国人観光客の台湾訪問を禁止しており、この措置の対象となるのは、中国に在住する台湾人とその配偶者や子供が大半だと見られています。
むしろ、台湾人が非常に警戒しているのは、日本を訪問する中国人が激増していることです。前述したように、中国がゼロコロナ政策を緩和させ、海外渡航も再開させたことにより、ようやく台湾人が訪れるようなった日本で、中国人による感染爆発が起こることを非常に懸念しているわけです。とくに桜の季節に、日本が中国人で激混みになるのではないかという恐れが出ています。
● 中国人観光客で日本が「激混み」に?台湾人悲鳴「終わった」「キャンセルしたい」―台湾メディア │ Record China
それはともかく、武漢発のパンデミックが拡大した3年前と同様、世界的な中国離れが再び加速すると思われる一方、中国は感染の責任を海外へ転嫁するという「いつか来た道」がまた繰り返されようとしています。
ただし1点だけ違うのは、中国国内での不満が押さえつけられなくなってきているということです。それだけに、中国当局の対外強硬路線がさらにエスカレートする可能性が少なくありません。(メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年1月4日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ
『中華思想の正体と行方 中国の恐ろしい未来』
好評発売中!
image by:TonyV3112/Shutterstock.com
※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年1月4日号の一部抜粋です。続きはご登録の上、12月分のバックナンバーをお求め下さい。
こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー
※ 初月無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。
2022年12月配信分
- コロナ死者急増で中国に万人坑が出現。変異株が再び世界を襲う可能性(12/28)
TikTokと中国警察の在外拠点の関係(12/21)
各国における中国の影響力比較を発表、日本は?/来年のWBCで中国が台湾国旗に圧力をかける可能性(12/14)
「台湾独立不支持」を首相に迫る立憲民主党は中国の台湾侵攻を煽っている/「白紙革命」後、加速する新たな弾圧と侵略(12/7)
2022年11月配信分
- 台湾統一地方選挙、本当の敗北者は習近平だった(11/30)
- 失踪児童と強制労働と中国企業躍進の関係/中国の人質外交の駒にされる台湾人(11/23)
- 「四つんばい」現象は中国版「ええじゃないか」か?/日本や世界にも影響必至の台湾統一地方選挙(11/16)
- ツイッター大量解雇の裏で「中国のスパイ」もリストラか/台湾で起こる凶悪犯罪、マフィアの裏に中国がいる可能性(11/9)
- 中国の台湾統一で日本の「戦後からの脱却」は不可能となる/日本企業も台湾有事に備え始めた(11/2)
2022年10月配信分
- 共産党大会の人事が示す中国の悲惨な未来/台湾の建国記念日に登場した日本の高校の吹奏楽部が巻き起こした感動(10/26)
- 他国の主権を平気で踏みにじる中国のメンタリティ/インターネットで人民を抑圧する中国と自由度アジアトップの台湾との差(10/19)
- 香港で進む中国式愛国教育がポスト習近平後の中国を崩壊させる/「安倍晋三友の会」が発足、台湾側の日台交流の礎となる(10/12)
- 総統選の前哨戦・台北市長選挙の行方(10/6)
2022年9月配信分
- 国葬を通して浮かび上がった「反対派」の正体/台湾で大人気アジアン・ホラー(9/28)
- なぜ高齢者ほど円安で安倍叩きを加速し、若者は安倍支持に向かうのか/統一地方選挙に向けて動き出した台湾(9/21)
- 習近平のエリザベス女王への弔意が示す英中・日英関係の今後/中国の国内粛清激化から見えてくる習近平の焦り(9/14)
- 中国にはめられたラオス。統一教会問題で揺れる日本はスパイ防止法の好機/いまだ危険で不衛生な中国製食品の実態(9/7)
2022年8月配信分
- 国も地方もこぞって罰金をでっち上げる中国のヤバイ経済状況(8/31)
- 中国IT機器を排除しきれない日本は台湾以上に危ない/台湾人の被害が続々!他国を犯罪の巣窟化する「一帯一路」の実態(8/24)
- 習近平が進める「王化」を示すための少数民族弾圧/「台湾統一」の妄想を現実化させようという京台高速鉄道の噴飯(8/17)
- 中国が荒唐無稽な理由を掲げて領土主張する理由/「ペロシ・ショック」で中国に踏み絵を迫られる台湾芸能界(8/10)
- メンツを潰され暴走する習近平政権の行方/いまこそ台湾は脱中国の好機が到来(8/3)
2022年7月配信分
- 中国からの中国人大逃亡が過去最大になっているヤバさ/独裁国家で行われる死刑の恐ろしさ(7/27)
- 空前の安倍ブームが続く台湾、なおも印象操作に走る日本メディア(7/20)
- 日本・台湾で受け継がれる安倍精神/台湾青年を中国に引きずり込む習近平と国民党の策謀(7/13)
- 10億人のデータ流出! 裏に熾烈な権力闘争か/日本で熱い視線を集める台湾文学(7/6)
2022年6月配信分
- 中国の12万分の1の小国が中国の恫喝に屈しない理由/7年前の台湾の悲劇を振り返り、夏の事故に気をつけよう(6/29)
- 新空母「福建」の名称に潜む日本侵攻の野望/台湾の玄関口に中国人民解放軍関係企業の製品が潜む危険性(6/22)
- 中国お墨付きのハッカー集団の実態と暴走の恐怖/自国の非道を他国になすりつけて批判する中国(6/15)
- 密告奨励をさらに強める中国、日本人に迫る危機/天安門事件を知らぬ若者のうっかり言動が命取りに(6/8)
- 日韓関係が進展しそうなときこそ警戒を怠るな/台湾のコロナ事情と、入国緩和した日本に高まる期待(6/1)
2022年5月配信分
- ウイグル内部情報が流出、サイバー攻撃側の中国が攻撃される側に/40年の時を経てようやく民主暗黒時代の幕が下りた台湾(5/25)
- プーチンと習近平、国民から見捨てられるのはどちらが早いか(5/18)
- 「日本国憲法脳」に侵された護憲派は、世界の危機に気づかない/台湾映画が監督・山下敦弘、脚本・宮藤官九郎で日本でリメイク(5/11)
- 「馬某」騒動から見える習近平政権の危うい状況/台湾の新型コロナ、ピークアウトは5月中旬以降か(5/4)
2022年4月配信分
- 親中の国で高まる反中意識/台湾の新型コロナ対策、中国との対比(4/28)
- 国歌さえも「反国家的」として歌えなくなった中国(4/20)
- 新型コロナ下で墓荒らしが横行する中国の危ない未来/台湾と日本が食でつながる機会が続々(4/13)
- ロシアの影でオーストラリアの裏庭に進出する中国のヤバイ実態(4/10)
- 中国のロシア擁護から読み解く台湾侵攻戦略(4/6)
2022年3月配信分
- ロシアでクーデターが起これば習近平政権も中国も大崩壊(3/30)
- 日本の国会で演説のゼレンスキー、台湾の反中意識も高めてしまう/台湾の漆塗りの生みの親は日本人だった(3/23)
- 中国の台湾侵略の予定時期が発覚! 習近平プーチン化の恐れと日本の惰弱/震災11年目、ますます強まる日台の心の交流(3/16)
- ウクライナ危機が台湾独立と習近平退場をもたらす/中国の責任転嫁は台湾侵攻のシグナルか(3/9)
- ウクライナで急速に悪化する対中感情、裏にある中国の誤算/東アジアで明確になる敵味方の勢力図(3/2)
2022年2月配信分
- ウクライナ危機に乗じて中国は日本侵略を加速する/やっぱり異常だった北京五輪、パラリンピックに広がる懸念(2/24)
- 帰国選手から漏れ始めた「北京五輪は最悪」の声と今後の重大な懸念/日本が台湾に残した弁当文化の素晴らしさ(2/16)
- 疑惑判定と中国当局の茶番続出の北京冬季五輪/台湾の日本産食品輸入解禁ででデマを拡散する中国と国民党(2/9)
- 台湾に北京五輪開閉会式参加を迫ったIOCと中国の黒い思惑/すべての「解釈権」を主張する中国の傲慢(2/2)
2022年1月配信分
- 北京冬季五輪では選手までもが踏み絵を踏まされる可能性(1/26)
- 北京五輪、選手の個人機器から情報抜かれる懸念、そんな国で五輪をやる矛盾/行動履歴を追跡する台湾、春節に向けて感染増加するか(1/19)
- 韓国人の嫌いな国1位中国、2位日本だったことが示す異常な小中華の歴史観/国民党復活につながらなかったリベンジ・リコール(1/12)
- 2022年は世界大変化の年になる/2022年「ゼロコロナ」に失敗した中国は反日教育と尖閣侵略に動く(1/5)
2021年12月配信分
- イーロン・マスクの衛星が中国に乗っ取られる?/中国に「犯罪者」認定された海外の外国人が中国に強制送致される日(12/29)
- 「愛国者治港」の次は「愛国者治台」「愛国者治日」を狙う習近平/中国のお先棒を担ぐ売国政党に成り下がった台湾国民党(12/22)
- 60カ国以上に輸出された中国製AIが反乱を起こすとき/岸田首相ゆかりの建物修復、台湾の日本愛は不変(12/16)
- 「馬鹿」の故事と瓜二つ「中国的民主」の噴飯/台湾統一は2035年? その年、習近平が消える可能性(12/8)
- 中国に屈服した台湾企業に見る北京五輪スポンサーとなる危うさ/中国離れこそが国家繁栄につながることが証明され始めた(12/1)
2021年11月配信分
- 【特別号】ソロモン、WHO、IOC…中国に忖度するほど世界の反中が強まる理由/台湾企業への嫌がらせで墓穴を掘る習近平政権(11/29)
- 台湾も参加。12月の「民主主義サミット」で加速する北京五輪ボイコット(11/24)
- 女子テニス選手による共産党幹部の告発で加速する北京五輪ボイコット/コロナの被害を食い止めた台湾の衛生観念は日本人がつくった(11/17)
- 言論の自由・民主で日台共闘。日本で台湾書籍のフェアが続々開催/愚民化政策で無気力化が進む中国の若者たち(11/10)
- 【特別号】台湾独立派の刑事責任を追及する習近平、自身に迫る刑事告発(11/8)
- 竹のカーテンを閉じ始めた中国、続々と逃げ出す外国企業(11/3)
2021年10月配信分
- 北京五輪後の有事に備え中国通信企業の活動を禁止した米国。日本は?/自由主義陣営が台湾を支持するほど国内統制を強める中国(10/27)
- 中国の不穏な経済情勢、台湾威嚇の裏に権力闘争の激化か/台湾を近代化に導いた日本の教育の復活を!(10/20)
- 【特別号】失いたくない「台湾社会の緩さ」(10/18)
- 日本人に知ってもらいたい「突然、日本人でなくなった」台湾人の悲哀(10/13)
- 歴史的に中国と不正は切っても切れない関係にある(10/10)
- 岸田政権、日本は再びアジアのリーダーになれ(10/8)
2021年9月配信分
- ウソも100回言えば真実に。日本人に広がる「旭日旗=戦犯旗」論/結党35周年の民進党、習近平が支持表明する国民党(9/30)
- 【特別号】中国・台湾のTPP加入申請で風雲急を告げるアジア情勢、日本の次期総理が鍵となる(9/23)
- AUKUSに見る豪州のフランス切りの理由と切迫したアジア情勢(9/22)
- 30兆円規模の企業破綻が間近。国内統制強化を急ぐ習近平の危うさ/謝長廷氏をディスって墓穴、「中国の情報工作」疑惑(9/15)
- 日清戦争の仇討ちを狙う中国の槍玉にあげられた乃木坂48/徹底した対策で再び下火になった台湾のコロナ感染(9/8)
- ついに始まった「文革2.0」で習近平はラストエンペラーになる/「血の同盟」北朝鮮も中国製ワクチンはお断り(9/1)
2021年8月配信分
- 中国が外交でマイクロ波兵器を利用した疑い/アフガン接近で漢の武帝の二の舞になる中国(8/25)
- 【臨時号】いま台湾でもっとも話題のドラマ『斯卡羅』に注目!(8/23)
- 今日のカブールは「明日の台湾」ではなく「昨日の香港」(8/18)
- 【特別号】アフガニスタンのタリバン復活の裏にいる中国が日本にもたらす危機(8/16)
- 人口280万人のリトアニアはなぜ中国の恫喝に屈しないのか(8/11)
- 国内も国外も好評価に転換した東京五輪、課題は次のチャンスに活かすべき(8/9)
- 北京五輪を前に外国人記者への脅しを強める中国、沈黙する日本企業(8/4)
- 夏以降、台湾映画の魅力が詰まった作品が続々日本公開(8/2)
2021年7月配信分
- 五輪開会式で日本が「台湾」を連呼した背景(7/28)
- 【特別号】消滅の危機にあった「台湾語」が世界で評価(7/26)
- 日本の飲食店は、韓国人への思いやりで「入店お断り」すべき(7/21)
- 日本の至宝・大谷翔平はなぜ台湾の至宝でもあるのか(7/14)
- 中国の台湾・尖閣侵略は日清戦争の復仇、だから次は沖縄が危ない/ワクチンで明らかになる国民党特権(7/7)
2021年6月配信分
- 在外中国人の口封じのため暴力恫喝する中国共産党/いまだ異民族虐殺を続ける中国。虐殺史から中国の本質を読み解く!(6/30)
- 中国式民主主義とは民意を盗聴して潰すこと/他国からの善意を政権批判に使う国民党と中国の卑劣(6/25)
- 郭台銘のワクチン調達協力は、次期総統選挙への布石か(6/20)
- 今度は中国の「臓器狩り」が世界的な問題になりつつある(6/16)
- G7での対中批判の共同声明で、在中日本人が逮捕される可能性(6/10)
- 漢人が抱く人口減への危機感と少数民族の断種政策/台湾に中国製ワクチンを使用させようと画策する中国の手口(6/2)
2021年5月配信分
- 【特別号】中国のワクチン購入妨害でさらに深まる日台の絆(5/29)
- 中国「チベット解放70周年」、次は「沖縄解放○周年」か(5/27)
- ついにウイグル問題の悪影響が日本企業を直撃/新型コロナ急増の裏で中国人の不法上陸が発覚した台湾(5/19)
- 注目の台湾映画「無聲」、民主化から25周年に思う台湾文化の成熟(5/16)
- 【中国】新型コロナは中国のバイオ兵器だった疑いが急拡大、ブラジル大統領も中国関与を示唆(5/12)
- 【特別号】「日本がつくった台湾」の英断に日本は学べ(5/8)
- 今年の6月4日は世界で「もっとも危険」な日になる(5/5)
- 5月8日、台湾のダム建設の恩人・八田與一に思いを馳せる(5/2)
2021年4月配信分
- いよいよ現実化する日本の「ファイブ・アイズ」入りと重大な懸念(4/28)
- もう中国とのビジネス自体が致命的なリスクとなる/人民解放軍からの命令で対日スパイになる一般中国人たち(4/21)
- (特別号)日台の絆の深さがわかる航空会社のツアーが続々(4/18)
- 中国政府の制裁に「感謝」するアリババの末路と日本の危機(4/14)
- (特別号)改革を阻む国民党勢力と繰り返される台湾鉄道の事故(4/11)
- 日本人が捨てた日本統治時代の記憶を掘り起こす台湾(4/7)
- (号外)台湾鉄道の事故の状況と、日本とのゆかりの深い花蓮県(4/4)
2021年3月配信分
- 中国人も嫌がる中国産ワクチン、あまりの不人気に政府は珍奇な宣伝と強制接種を敢行(3/31)
- 新型コロナ同様、脱中国化の遅れが致命的となった日本のSNS/深まるパラオと台湾の絆、高まる世界の反中感情(3/24)
- 【追加記事】もう中国の台湾への嫌がらせも限界がみえてきた(3/18)
- アジアの若者に広がる中国嫌い「ミルクティー同盟」の背景に歴史的反華僑(3/17)
- 中国人・中国企業の「なりすまし」に警戒せよ/芸術で世界的評価を次々獲得する台湾の若者たち(3/10)
- 世界で相次ぐ中国のジェノサイド認定と日本のギャップ/日本に広がる台湾の魅力(3/3)
2021年2月配信分
- 「紅二代」との権力闘争激化で習近平は失脚か?/いまも昔も収容所が中国の文化(2/24)
- 偽ワクチンの横行と隠蔽に走る中国の深い闇/日帝残滓を用日に利用する韓国のご都合主義(2/17)
- 北京五輪を糾弾しない森喜朗氏批判の偽善者たち/中国に政治を乗っ取られる南アの不安(2/10)
- 他国批判で自国評価を上げようとする中国の卑しさ/汚職と結びついた中国人体ビジネスの実態(2/3)
2021年1月配信分
- バイデン政権が表明「戦略的忍耐」と日本の覚悟/戦後台湾に中国語を広めた外省人アナウンサー、波乱の生涯を閉じる(1/27)
- 台湾代表が大統領就任式に初招待、中国は深夜の恫喝外交/台湾市議を組織的リコールに追い込んだ国民党と中国の卑劣(1/22)
- トランプの「置き土産」が中国の野望を崩す/独裁を求める秩序なき中国人、自発的に秩序を守れる日本人(1/13)
- イランが「我が国の歴史は韓国の仕打ちを忘れない」と激怒する理由/年初から国内統制強化・外国をシャットダウンする中国の断末魔(1/6)
2020年12月配信分
- 【来年を迎えるにあたって】(12/30)
- コロナ対策に失敗したドイツを礼賛、成功した台湾を無視する日本のリベラル/ゲーム背景まで検閲する中国の限界(12/23)
- 外交問題を「用日」で乗り越えようとする韓国に警戒せよ/中国離れを加速させる企業の課題と小国の時代(12/16)
- アメリカで高まる日本の機密情報網入りへの期待と課題/中国の情報撹乱でも台湾がアジア最高の自由と民主主義を謳歌する理由(12/09)
- 香港の次は「台湾独立」派を取り締まる中国/お得意の「写真捏造」で他国を貶し始めた中国(12/02)
2020年11月配信分
- 台湾人が望むトランプ大統領の訪台と国家承認の現実性/反中の意味が込められている台湾のアカデミー賞「金馬奨」(11/25)
- 危険なRCEPより中国排除のTPPで日台連携を/何でも政局化させる国民党の「万年野党化」ぶり(11/18)
- バイデン次期大統領に世界から上がる不安の声、日本自立のときがきた/中華世界ではいまなお暴力が文化(11/11)
- 日本人も他人事ではない中国共産党の「アリペイ統制」/台湾ドンキ1号店のスタッフ募集に台湾人2倍の申込みがあった訳(11/04)
2020年10月配信分
- 日米同盟の強化にもつながる「日台交流基本法」の早期制定を/学習院での講演会報告(10/28)
- 嫌われても世界に中華思想を押し付ける中国/中国の「戦狼外交」は必ず自滅する(10/21)
- 台湾人スパイの懺悔をでっち上げる滑稽な中国の焦り/日本学術会議こそ中国の「三戦」を研究せよ(10/14)
- なぜ日本の学者は中国の軍事的脅威をわざと無視するのか/台湾の若き政治家たちへの期待と長年の愚民教育への懸念(10/07)
2020年9月配信分
- 対米戦略に国連中心主義を持ち出した中国の欺瞞/「中国の台湾化」が世界を救う(9/30)
- 人民解放軍の「文攻武嚇」PRのお粗末ぶり/習近平が目指す全体主義の正体(9/23)
- 強まる弾圧と狭まる習近平包囲網/歴史を知らない韓国人が歴史を説教する厚顔(9/16)
- 9月15日から、ついに世界で敵と味方が明確になる/中国と絡むと映像作品も政治になる(9/09)
- 安倍首相辞任、次期総裁選びと親中派の焦り/世界の民主主義国が台湾を訪れて連帯を示し始めた(9/02)
2020年8月配信分
- チベット人の自由と権利のために戦った女戦士の死/世界が辟易し始めた韓国のご都合主義とOINK(8/26)
- ドル経済圏から追放される中国の焦り/台湾に受け継がれる日本人の自然観(8/19)
- なぜいま中国は香港民主活動家を次々逮捕するのか/香港潰しの次に中国は確実に台湾を狙う(8/12)
- 反日親中メディアの終焉/李登輝元総統との思い出と台湾が抱える課題(8/05)
2020年7月配信分
- 銅像で相手を貶めるのは中華の文化/ようやく中国の本質を理解したアメリカ(7/29)
- いよいよ日本企業も中国企業との取引が生死を分けるときがきた/三浦春馬氏の死に衝撃を受ける台湾(7/22)
- 中国にとって国際法とはなにか/「台湾鉄道の父」を日本人から中国人に変えようとする姑息な動き(7/15)
- 日本も本気で中国のスパイ対策に乗り出すべきとき/徴用工問題の報復を恐れる韓国が狙うWTO事務局長(7/08)
- 次は台湾を狙う中国と、滅びゆく香港の力を結集する台湾/三峡ダム決壊が招く中国分裂(7/01)
2020年6月配信分
- 朝日新聞が「中国の宣伝機関」としてアメリカに認定される可能性/ゲームの中で展開される反中闘争(6/24)
- もう歴史問題で韓国を相手にしても意味がない/ついにウイグル化がはじまった香港(6/18)
- 中国に近づいてやっぱりバカを見たインドネシア/台湾で国民党独裁からの民主化を描いたドラマ解禁(6/10)
- 中国のアメリカ暴動への関与疑惑が出はじめた/コロナで中国は旧ソ連と同じ道を辿るか(6/03)
2020年5月配信分
- 中国制定の「香港国家安全法」が日本の護憲派を殺す/親中カンボジアの「中国に近づきすぎたツケ」(5/27)
- 中国の恫喝はもう台湾に通用しない/世界が注目する蔡英文の総統就任スピーチ全文(5/20)
- 「元慰安婦」から反日利権を暴露された韓国慰安婦支援団体/中国から台湾に逃げてくる動きが加速(5/13)
- アメリカが暴露した中国の悪質な本性/韓国瑜へのリコール投票に見る「コロナ後の台湾」の変化(5/06)
2020年4月配信分
- 世界からの賠償要求5500兆円!中国は破産するか/他国へも情報統制を求める中国の卑劣(4/30)
- 「アベノマスク」も被害。今度は不良品マスクを世界に拡散する中国/フルーツ天国・台湾は日本人がつくった(4/22)
- コロナ発生源の中国が今度は黒人に責任転嫁/台湾発「WHO can help?」が世界に問いかけること(4/16)
- もう国民が国内旅行を楽しむ台湾と、緊急事態宣言の日本(4/08)
- 台湾の民主化とともに歩んだ志村けんさん/死者数の嘘が暴かれ始めた中国(4/01)
2020年3月配信分
- 欧州の新型コロナ感染爆発は中国共産党員が原因だった/国内では隠蔽、海外では恩の押し売りを続ける中国(3/26)
- 習近平の「救世主化」と天皇利用への警戒/小国発展のバロメーターとなる台湾(3/18)
- 【台湾】新型コロナ対策で注目される台湾の若きIT大臣が日本に降臨!?(3/11)
- 新型コロナへの対処法は「中国断ち」をした台湾に学べ/新型肺炎の責任を日本に押し付けはじめた中国(3/05)
2020年2月配信分
- 『韓非子』の時代から何も変わっていない中国(2/26)
- 「中国発パンデミック」はなぜ厄介なのか/蔡英文再選後、ますます進む日台連携(2/19)
- 新型肺炎のどさくさで反体制派狩りをする習近平の姑息/戦後日本の軍事研究忌避が新型肺炎の感染拡大の一因(2/12)
- 新型肺炎が世界にとって思わぬプラスとなる可能性/疫病のみならず他国に厄災をばら撒く中国(2/05)
2020年1月配信分
- WHOを操る疫病発生地・中国の魂胆(1/29)
- 「中国発パンデミック」はなぜ厄介なのか/蔡英文再選後、ますます進む日台連携(1/22)
- 中国の目論見がことごとく外れた台湾総統選/ご都合主義の中国が民主主義と人類を危機に陥れる(1/15)
- 黄文雄メルマガスタッフの台湾選挙レポート(1/13)
- 文化が残らない中国の宿命/中華にはびこる黒道治国と台湾総統選挙を左右する「賭盤」(1/08)
- 謹賀新年のご挨拶―激動の年の幕開け(1/01)