行動しているにもかかわらず、なぜか前進している実感が持てず、漠然とした焦りやモヤモヤを抱えてしまう…そんな経験はありませんか?「6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」として知られる石川和男さんは自身のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の中で、その原因は努力や能力の不足ではないことが多いとして、解決策を紹介しています。
「行動しているのにモヤモヤが消えない人」の共通点
行動しているのに、なぜかモヤモヤが消えない。
頑張っているはずなのに前に進んでいる感覚がない。
そんな状態に心当たりはないでしょうか。
実は、このモヤモヤの原因は「努力不足」ではないことが多いのです。
多くの場合、その正体は「期限のない目標」です。
私自身、決して優秀なタイプではありませんでした。
それでも最終的に税理士試験に合格できた大きな理由のひとつが、「期限を決めたこと」です。しかも、ただ期限を決めればいいわけではありません。
目標が大きければ大きいほど、期限は細かく分ける必要があります。
最終的な目的があり、そこに向かう目標があり、さらにその途中に小さな目標を置き、
それぞれに期限を設定する。
この構造をつくることが、行動を前に進める力になります。
現在、講演で「目標実現」というテーマを扱うことがありますが、
参加者に目標の立て方を聞くと、大きく2つのタイプに分かれます。
たとえば「会社を退職して起業したい」という目標。
多くの人は「会社の仕事が落ち着いたら」「残業が減ったら」「子どもが大きくなったら」「実力がついたら」「いつかは独立したい」と答えます。
つまり、目標はあるものの、「いつやるのか」は決まっていません。
一方で、少数ですがまったく違う答えをする人がいます。
「3年後の4月に独立します。1年目は事業計画と会計、経営の勉強をして、2年目からは副業で経験を積みます。3年間で人脈を広げ、300万円の貯金をつくります」。
同じ「独立したい」という目標でも、ここまで具体的にプロセスを語ります。
この記事の著者・石川和男さんのメルマガ
両者の違いは能力の差ではありません。
違いはただひとつ。
「いつまでに」という期限があるかどうかです。
前者は夢の状態で止まっています。
「いつか」という言葉は一見前向きですが、実は行動を先送りする魔法の言葉でもあります。
忙しいから、今はタイミングじゃないから、もう少し準備が整ってから。
そうして時間は静かに過ぎていきます。
「いつか」は、残念ながら「いつまでも」やってきません。
実現するのは「いつまでに」と決めたことだけです。
「3年後に独立する」と決めた瞬間、夢は目標に変わります。
そして次の問いが生まれます。
そのために、今年は何をするのか。今月は何をするのか。今週は何をするのか。
未来から逆算が始まるのです。
すると、毎日の行動に意味が生まれます。
忙しい日常の中でも、「今日やるべきこと」が見えるようになります。
私の場合、最終目標は「10年後に税理士事務所を開業する」ことでした。
10年と聞くと長く感じるかもしれません。
しかし、その10年を細かく分解していました。
まず5年で税理士試験に合格する。
税理士試験は5科目に合格する必要があるため、1年に1科目ずつ合格する計画を立てました。1年目は簿記論、2年目は財務諸表論、3年目は法人税……というように進めていく。
そして1年の計画をさらに月単位、週単位に分解していきました。
さらに、独立資金として5年間で1000万円を貯める計画も立てました。
毎月10万円、ボーナスで40万円ずつ貯金する。
数字で落とし込むことで、現実的な計画になります。
当時の私は寮生活で生活費が比較的抑えられる環境だったとはいえ、決して余裕があるわけではありませんでした。
同僚が高級車に乗ったり、派手に遊んだりしているのを横目に見ながら勉強を続けるのは簡単ではありません。
それでも続けられたのは、目指す未来が具体的に見えていたからです。
10年後の事務所の姿も想像していました。
どんなオフィスで、どんな仲間と働き、どんなお客様と向き合っているのか。
少し妄想も入りながらですが、理想のイメージを描いていました。
そこまで想像していると、目の前の努力がーーー(『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』2026年6月25日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です。)
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